令和3年1月
新年 あけましておめでとうございます。
この挨拶は言葉で、年賀状でと、新年にはありとあらゆるところで目にするご挨拶ですが、喪中の場合は喪に服す一環で、このご挨拶はしないというのが一般的な習わしですね。
年賀状だけでなく、お祝い事のすべてを一年間は執り行わないので、昔は結婚式が決まっていても一年間先延ばしするなんてこともありました。
今はそこまで厳密ではなく、四十九日や百箇日が過ぎればという捉え方になっていて、それはそれでいいと私は思います。
さて、この「喪中欠礼」って年末になると舞い込みますが、これも「喪」の気持ちを表す、ひとつの形であり型と言えるでしょう。
形は「かたち」とも「かた」とも読みますが、「型」との違いは何だろうと思い調べてみました。
形とは物の姿、かたち、ありさまという意味で、型とは何かをつくるときにそのもとになる形をもったものの意味、なんだそうです。
日本人にとって型は、とても身近にあるもののひとつです。
道と名のつくもの、華道、茶道、武道など、全てに型がありますが、私もお茶を長年やっている中で型について思うところがあるのです。
それは型をなぞるとか、模する事から始まり、そのうちに気が付くとただなぞっていたはずのものが、形から型になって、その中が満ちてくるべきもので満たされた時に、ある意味、目指すべきものに出会うことができるのだと。
長年やっているというだけで、まるで甘ちゃんでいい加減な私でも、そういうことを感じられるってすごいことだと思うのです。
ユーチューブ動画で女子空手の世界選手権を観ました。
ものすごい気迫で圧倒され、自分の中にも何かが流れ込んでくるものを感じました。
ギューッと手の中で固めたものや熱したものがある点に達するととんでもないオーラというか光を放つのだ、そんな感じです。
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