後ろ姿に思うこと
2008年9月7日
昨日今日とお茶の講習会と同門会という表千家の会の総会があった。
まあ、たくさんの参加者の皆様の着物姿を見るだけでも壮観!!
着物屋としてはホッともし、嬉しくもなる(^^)
それはさておき、1年に一度の総会では功労者表彰などもあり、舞台にずらりと着物姿の方が並んだ。
気になるのは、そのコーディネイトもだけどなんと言っても着付け。
特に後ろ向きになって表彰状を受け取るときに やはりそうよね~。。
着丈の問題もあるけど、下前を入れるときに最後にきゅっと持ち上げて着るように、と教えているんだけど、
多分、それはもう常識でどこでもそのように教えているはずだし、そうしている方も多いはず。
ただ、足りないのは、
『その時きりっとお尻に巻き付けて お尻の形がはっきりくっきりしちゃうくらい でも、大丈夫 少し動くとほどよく緩んでとってもきれいになるから!』
……ということ。
どんなに動き回っても、下身頃をきりっと着ると着崩れないしいつまでもキレイなのです~。
これはず~っと昔、日舞をやっていた頃、プロの着付師さんに着物を着せて貰った時に幼心に習得したこと。
お引きずりを着せて貰った後歩いてみたら、なんと膝から下しか動かない(@@)
でも鏡を見たら、その着物姿、お尻から膝がきゅっと締まってとってもキレイで自分じゃないみたい、しかも踊って見ると膝を折らないとうまく動けない……。
ウドの大木もこうしてなんとか無事に舞台を務めたのでありました。
……と、このときの経験から、いかに足を長く見せ、すっきりと着崩れないように着るか、のノウハウにこれを使っているのですが、ステージにずらりと並んだ後ろ姿を見て確信したのでありました(^^;)
試しに着物を着るとき、ちょっと意識してみてくださいな~。
お尻から太ももにかけて、きゅ~っと締めるように着物を巻き付けて下前も上前も最後にきゅっと裾を上げる これだけでもずいぶん違うはずです!!