栄養価を高める【5分間スピーチ】

社員の5分間スピーチ

5分間スピーチとは?

スピーチ者 工場 小野寺(佳)

旬の食材がなぜおいしいのか?
それは、最も発育条件がそろった環境で育てられ、最も成熟している時期だからです。
そして、その時期に体が欲する食材だから、全身でおいしいと感じるのだそうです。

 

春には苦味があって繊維が多い食材が旬を迎えます。フキノトウやウドの栄養分は、冬の間ゆっくり過ごした胃腸の働きをやさしく目覚めさせてくれる役割があります。

夏は涼しくてあっさりした野菜、酸味がある果物が旬になります。これらの食材は、暑い夏を乗り切るために、体を冷やしてくれたり、食欲増進したりする効果があります。

そして、寒くなる秋から冬にかけては、体を温めてくれる根菜類が旬を迎えます。
万年冷え性の私には、年中根菜類が必要なようです。

しかし、皆さんご存知の通り、私は好き嫌いが多いのです。なので今日は言い訳のように、好き嫌いがなぜ起こるのかを調べてきました。

 

そもそも大人と比べて子どもに食べ物の好き嫌いが多いのはなぜなのかというと。

味には、甘味、旨味、塩味、酸味、苦味があります。生まれたばかりの赤ちゃんが、甘味を喜ぶのは甘味が身体に必要なエネルギーであるというサインだからです。

また、旨味はイノシン酸、グルタミン酸といったアミノ酸の味。アミノ酸はタンパク質、つまり体を作るのに必要な味であるため、この旨味を感じると赤ちゃんは幸せそうな顔をするそうです。

塩味は体内の塩類バランスを取るために必要なので、赤ちゃんは淡々と受け入れるそうですが、調味料としてたくさん摂るほど体に必要ではないため、喜んでいるというよりただ受け入れるっていうような反応になるそうです。

そして、酸味は食品の腐敗した味につながるというのと、苦味は毒の味として認識されるため、この2つについては本能的に避けようとするそうです。

 

つまり、子どもの好き嫌いの根本にあるのが体に必要なものを喜んで、身体に危険なものは嫌がるという原始反射というものから起きているそうです。

この原始反射は、離乳食が始まる生後5、6カ月になると徐々に弱くなっていくそうです。

ただ、離乳食スタート後も本能としてまだ残っているため、甘いものを喜んだり、酸っぱいもの苦いものを嫌がる傾向が続くことになるそうです。

 

この本能的な好き嫌いを克服する方法としては、小さい子どもを前提として話します。

母親や周囲の人が食べている姿を見せて、これは大丈夫っていう安全な情報を子どもに与えること。そうすれば、子どもは安心して食べることにチャレンジするようになるそうです。

つまり、一緒に食べる、共に食べる共食っていうのが、子どもに安全情報を与える役割を果たすため、好き嫌いを克服する方法として大変重要になるそうです。

他にも、下痢とか吐き気とか、不快な体験をして二度と食べたくなくなるっていう食物嫌悪学習って呼ばれるものがあるそうなんです。
小さい頃は苦手だったけど、どんどん大人になるにつれて好きになることもあります。

 

このように好き嫌いには先天的なものと、経験によって作られる後天的なものがあります。それは脳の働きが関係してくるらしいんですが、あまり深くは追及しません。

 

私の好き嫌いを振り返ってみますと、確かに先天的な食わず嫌いと呼ばれるものは、たくさんたくさんそれはたくさんあります。また、後天的な不快な体験をしたっていうことも、両方皆さんにも存在すると思います。

それは年を重ねるごとに、だんだん皆さん克服していっているのではないでしょうか。
私も実際、昔は食べられなかったパプリカを食べれるようになりました。

旬のものとは、最も栄養価の高い食料で、体にプラスの働きをしてくれるものです。
なので、これまで以上に積極的に旬のものを取り入れて、季節ごとの旬がもっと楽しめていけたらなと思います。


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