【きもの初心者必見】帯位置の高さで印象が変わる不思議

新人がびっくりしたこと

こんにちは。たかはし新人&きもの初心者の佐藤めぐみです。

ありとあらゆることが「初体験」のため常に新鮮な刺激をいただいているのですが、初めての訪問着(母所有⇒仕立て直し)デビューは、たかはし主催イベントの佐藤。
その際、着付けてくれたご本人様より次の気になるお言葉をいただきました。

「やっぱり、めぐちゃんの年齢だともうちょっと帯の位置が上の方が良かったかな。」

( ,,`・ω・´) .。oO(年齢に応じた帯の位置なるものがあるの?)

前回、「衿の開き具合」が年齢に応じて違いがあることを記事にしました。

「衿の開き具合」に続き、次の疑問は「帯の位置」です。

年齢によって変える帯の位置の高さ

着物を着る際の帯の位置は、若いほど胸高に、年齢が上がるにつれて、低めの位置で締めるのが一つの目安で、年齢によって帯の位置を変えるのは次が理由とのこと。

1)お尻の位置の高さ
2)お腹の位置
3)胸の位置(前回の衿の開き具合とも関係がありそうですね)

どちらも年齢によって徐々に位置が変化するため、その変化に応じて帯の位置を変えるらしいです。(厳密には身長や体型に合わせ微調整するとよりきれい)

例えば、成人式での振り袖は、帯の位置を高めにすることで若々しさが強調されるそう。

いっぽう、着物を粋に着こなすマダムの帯位置は、相対的に低めの位置にあります。
このように帯の位置が違うことで印象が変わるのかが不思議じゃないですか?

新人がびっくりしたこと
新人がびっくりしたこと

古くから着物で生活してきた日本人に刷り込まれた感覚かしら?
と、着物の歴史もGoogle先生にざっくり聞いてみました。

「きもの」の歴史は長いが「着こなし」の歴史は意外と短し

着物の起源は「弥生時代」と言われているそうですが、現在着られているような形の着物が生まれたのは「平安時代」になってからだそうです。

平安時代で思い浮かぶのは「十二単」かと思いますが、その服装は一部の貴族の女性のみ。
庶民の女性の服装は「小袖」に「褶(しびら)だつもの」というプリーツスカートのようなものを巻いた服装。
農作業をする際には、丈の短い「袴」を履き、動きやすい服装をしていたとのこと。
 
その後、「着物」という言葉が生まれたのは鎌倉・室町時代に入ってから。
袂(たもと)付きの小袖と筒袖の小袖を区別するために、袂付きの小袖を着物と呼ぶようになったのがきっかけ。
そして、室町時代には小袖+袴だった服装が、小袖+帯の服装に。
この時代の帯は紐状の帯で、現代の幅広帯とは異なっています。
 
幅広の帯が生まれたのは、江戸時代になってから。
江戸時代は、職業や身分に応じ、衣服の色や素材などに制限が設けられ、身分による着物の違いが出てきます。
そこで庶民は着物の柄や帯の結び方でおしゃれを楽しむようになったと言われています。
例えば、帯の結ぶ位置も前・脇側・後ろと自由な位置に結んでいて、のちに未婚女性の後ろに、既婚女性は前にと風習ができたそうです。
 
現代のように帯を後ろに結び、帯締めをするようになったのは明治以降から。
また、明治時代の帯は「丸帯」が主流でしたが、大正9年に丸帯より結びやすいようにと「名古屋帯」が考え出されました。
 
着物の起源は弥生時代(紀元前10世紀~紀元後3世紀中期)という2000年以上も前なのに対して、幅広の帯が生まれたのは江戸時代(1603年~1868年)、現代のような着こなしは大正時代(1912年~1926年)からと意外と最近のことなのですね。

とすると、日本人に刷り込まれている感覚説は違う気がするなぁ(;’∀’)

「きもの」がもっと自由に進化していく期待感

個人的に気になっちゃったから調べてみたのですが、結局前回のネタに続き今回も明確な答えがわからない状態になってます、すみません・・・orz

しかも、若々しくとかきれいとか粋に見えるという感覚的な美意識に対して、何か基準があるのかも、理由があるのかもって仮説を立てちゃうこと自体、「野暮」かもという気が満載です(;^_^A

ですが、「着物」の歴史を遡ったことで新たな期待感を得ることができました。
それはもっと「着物」が自由に進化していくかも!っていう期待感です。

日本独自の文化「国風文化」が花開いた「平安時代」は約390年。
多彩な着物文化が生まれた「江戸時代」は約260年。
いっぽうで、今のような着こなしになってからまだ100年。
平安時代や江戸時代に対して、相対的には歴史が浅いわけです。

情報が伝わる速さや、物が届く速さ、人と人が繋がる機会の多さなど、100年前と比べてもまったくの別世界かってぐらい便利になっている現代。

「着物」ってこうじゃなきゃダメではなく、
もっと楽しく着こなすには?
もっと人と違った着こなしは?
もっと新しい使い方は?
などなど、自由な発想が新たな「着物」のスタイルを生み出していきそう~って勝手に期待しちゃいました( *´艸`)

まずは何事も基本からということで「着物」についての知識・理解を深めるのは先ですが、もっと自由に楽しむ目線も大事にしていこうと思います。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回の記事でまたお会いしましょう~。

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