きもの用語で「泣く」とは?【きもの初心者必見】
こんにちは。
きもの初心者&たかはし新入社員の藤田です。
前回「冠婚葬祭のルール 〜喪服編〜」を行いました。
喪服だけでも色々なルールがありびっくりしました…(x_x)
今回「礼服」について勉強していきたいと思いましたが、礼服については、TPOの格だったり、女将の著書に全てが載っているので、本を読んで勉強いたします!
今回のテーマは、「きもの用語」についてです!
以前、女将との会話で「泣く」というキーワードが出ました。
和菓子にもその業界用語があることを知っていたので、
「きもの関連でも似たような用語がたくさんあるかも?」と思い、調べてみました(^^)
和菓子での「泣く」とは?
以前に和菓子屋に務めていた経験があります。
その際にも、和菓子業界での専門用語があり、びっくりしたのを覚えています。
例えば、今回の「泣く」は、和菓子業界では「表面に水滴が付き、ベトベトした状態になること」を指します。
他にも色々専門用語がありますが、一番びっくりしたのは「腹切り」です。
少し物騒な表現ですよね。笑
これは、蒸した小豆が破れていることを指します。
見た目が「腹切り」に見えなくもないですよね。
この事から破れた小豆はあまり縁起もよくないので、破れないように蒸す技術が求められます。
呉服での「泣く」とは?
さて、和菓子業界での「泣く」は分かりましたが、呉服業界で「泣く」とは何を指すのでしょうか?
Google先生に早速確認してみました。
呉服業界での「泣く」は、正確には「色泣き」と言うことが多そうです。
意味としては、染めた色がにじみ、他の色と重なってしまうことをいうそうです。
「泣き」=「にじむ、しみる」などの意味なんですね!
そもそもこの業界に入って知らない言葉がバンバン飛び交い、頭の上から?が消えない日はありません(笑)
少しずつ覚えていってますが、今回のブログを書く時に調べたら物凄い量の専門用語が出てきて唖然としてしまいました…(^^;)
もっと頑張ります!
きものに関する表現
専門用語とは少し離れてしまうのですが、きもの関連を比喩した表現で面白いものがあったので共有させて頂きます!
既にご存知の方は、ちゃんと私が理解しているかみていただけたら幸いです^^
「袖を噛む」や「袖を濡らす」は、聞く機会が多い印象があります。
でも、「袖にする」って表現、皆さまは聞いたことありますでしょうか?
私は初めて聞きました!
意味としては、相手に冷たくする、つれなくすると言う意味があるみたいです。
袖は余計な部分としての印象が強かったり、袖を振って追い払うようなイメージから付けられたようです。
「袖を濡らす」は洋装でも可能ですが、「袖を噛む」「袖にする」は和装の袖が関連してて面白いですよね。
袖関連で「袖を振る」という表現もありました。
これは愛情表現の意味があるようです。
未婚女性は袖を振っても良いと言う事から、未婚女性は正装が「振袖」
既婚女性は、夫だけに想いを「留める」ことを誓う意味で「留袖」になったようです。
今まで意味を考えたことがなかったので、この記事を見つけた時はとても納得しました。
最後に
日本は、言葉一つひとつに素敵な意味が込められていたり、表現が面白いと思うことが結構あります。
これからもこの興味はなくさずに定期的に調査したいと思いますので、ぜひお付き合い頂けましたら幸いです!
ぜひ、「こんな言葉もあるよ!」などあれば教えてください(^o^*)♪
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
次回もぜひご覧くださいませ。
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