令和2年1月

新年 あけましておめでとうございます。

 

当たり前の年頭のご挨拶ですが、もし家族に不幸があったらこのようには書けないといつも思うのです。それは母が老いているからですが、いつごろからそんなふうに思い始めたのかなと考えてみても思い出せません。

父はもうすでに他界しているので、順番どおりなら次は八十八歳の母なのですがまだまだ元気なのに、こんなことを娘が想像していると知ったら、なんて言うでしょう~

 

年頭に縁起でもないと思われる方もいるかもしれません、ごめんなさい。これは先に謝って、話を先に進めます。

実は昨年、人と動物の仏衣を作りました。つまり、死に装束です。

すべてが天然素材で作られている肉体最後に着る(もしくは着せる、ですね)衣服です。

その最後の衣装は天然素材で固めたいとずっと考えておりました。ですから念願叶って、やっと作ることが出来たということです。

 

生地の組成を触ってわかるというのは私の特技です。それでもわからない素材というものもあり、その場合、生地を燃やして確かめるという方法を取ります。燃え方、臭いで判断するのですが、私が一番好きなのは絹です。その次は綿、ウールです。化学繊維は好きではありません。どれも臭くて激しく燃えることと、非常に熱いのです。

私は親戚が多く、数々の納棺を見てきました。そのときいつも思うのは「こんなナイロンのペラペラなものを最後に着るんだな。」ということ。

父が亡くなってから、そのことをよく考えるようになりました。

 

私は、死というものをポジティブにとらえている派です。家がクリスチャンということもあってか、あちらの世界に行くということは父なるイエス様の元に帰るということだと教わってきました。そのことが大きな影響を与えていると思いますが、自分の死も決して嫌なイメージではとらえていません。がんばったね、よかったよと言われたい、そのための人生だと考えたら最後はせめて絹を着て逝きたいなと思い、仏衣を作りました。

 

まだ手をかけ切れていないため、ページは作ったものの潜ったままにしてあります。同じように考えている方がいれば、お知らせしないのは不親切なことなので、今年はそちらにも力を掛けていきたいと思っています。

年頭の誓いです、これはお客様にもスタッフにも!見てていただきたい、というか監督してもらいたいため書きました。口だけ番長と言われないように頑張ります。笑

 

今年もよろしくお願いいたします。