たかはしBLOG

令和3年8月

たかはしきもの工房では、全国で開催されるデパートや店舗での催事情報をメールマガジンでお知らせしています。 たかはしのネットショップの売上が減るかもしれないのに…

実行に移しましょう【5分間スピーチ】

5分間スピーチとは? スピーチ者 配送 佐藤(明) 今日の心がけは「実行に移しましょう」です。 すぐに行動するは、私の課題の一つです。今読ませてもらった島津日新公の歌の内容には、昔の偉い人たちの教えをいくら聞いても、自分の口で復唱しても、それを行動に移さないと何の役にも立たないと書かれていました。まさにその通りだなと思いました。   そう思っていたとか、しようと思っていた、特に指摘されたときに、よく口にしてしまいます。あぁ、言い訳をしてしまったなと反省する私。しようと思っていたなら、なぜ行動にできなかったんだろう。では、行動にできる人になるには、どんなことを心がけたらよいか調べてみました。   まずは小さなことからでもいいので、実行していくことが大切。その際には、目標や理由を明確にして行動することが重要だそうです。実際に行動できるようになるには、自分で動き出さなければなりません。   そのための6つの具体的な方法が書かれていたので紹介します。 一つ目、まずは目標とその理由を明確にする。 目標を立てるだけで終わらせずに、何のためにするかを見いだせれば行動できるようになる。   二つ目、行動を細かく分解する。 具体的な行動内容が分からない限り、行動することはできません。内容を大きく分類して、苦手なところから順番にできるようにすれば目標達成に近づくそうです。また、内容をより明確にするためにスケジュールを立てる。今月すること、今週すること今やることなどが、はっきりとわかるようになり、行動しやすくなります。   三つ目、必要のない情報は遮断する。 情報が多いほど目標達成に近づくとという考え方がありますが、これは間違っています。特にこの考え方は完璧主義の人に多いのですが、情報を集めすぎてしまい行動ができないことが多いです。情報が多すぎると、どの情報が良いのか迷ってしまい行動できなくなります。そのため情報は目標を達成するのに必要最低限に絞り、必要のない情報はできるだけ聞かないようにしましょう。   四つ目、習慣化する。 一度習慣化してしまえば、行動のために要するエネルギーを節約することができます。 確かに入浴や歯磨きを毎日してしても苦にならないように、目標達成に向けた行動を習慣化できれば行動することが苦にならなくなります。行動を習慣化するには2、3週間が必要と言われているそうです。これまでしていなかった行動を毎日することは大変ですが、行動し続けていれば自然なことになります。   五つ目、あらかじめ予定を入れておく。 私もよくあるんですけど、時間があったらできるのにと言い訳するくらいなら、あらかじめ予定を入れておいて、ほかの予定を入れられないようにしてしまいましょう。   六つ目、一緒に頑張れる仲間を作る。 同じ目標があったり、応援し合える仲間がいると、目標達成のための行動をするようになります。つらいときに励まし合い、情報を共有できれば、行動するためのエネルギーも自然に湧いてきます。一緒に頑張れる仲間を見つけられれば、行動することが当たり前になり、目標達成が簡単になります。   私の課題の一つでもある実行に移すですが、すでに取り組んでいることがあります。それは、行動する前に、何のためにやるのかを意識して、ぶれないように心がけています。また、自分で気がついて行動することは、すぐできることはすぐする。すぐできないことは毎日コツコツするのを心がけています。他の人から頼まれたことは、まずは考えすぎないで行動するに取り組んでいます。引き続き、心がけていきたいなと思っています。 5分間スピーチシリーズは下記リンクバナーから一覧をご覧になれます。 更新情報はInstagramで発信していく予定です。 Instagramを登録されている方は、是非「たかはしきもの工房…

収納はどうしたらいい?〜気をつけること編〜【きもの初心者必見】

こんにちは。きもの初心者&たかはし新入社員の藤田です。 4月に実店舗の新装OPEN企画展がありました。 そこでついに…桐タンスを購入したのです! 今まで、母親の着物タンスに入れてもらっていたり、押し入れにそのまま置いていたり… このままでは着物が可哀想ですし、これからも着物を増やしていきたいと考えたときに収納は必須という事で、思い切りました。 ただ、正直どう収納していいのか、今の私の収納は大丈夫なのか、知識がないので判断できません。 なので今回は収納について知識を身につけていきたいと思います!\\\\٩(…

海の偉大さ【5分間スピーチ】

5分間スピーチとは? スピーチ者 受注 小松 ご存知の方も多いかと思いますが、地球の表面積の3分の2は海です。 海の深さは平均して約3,730mありまして、これはちょうど富士山の高さに相当するそうです。 深さの平均が富士山の高さというあたりからも海のスケールの大きさがわかりますね。   さらに、世界で一番深いマリアナ海溝があるのですが、この深さについての計測結果がいくつかあるらしいんですが、大体1万9,111mとされてます。 これを恐ろしいことに、海面を基準にして山を逆さにして考えた場合、エベレストでも山頂が海の底につかないほどの深さなのだそうです。 そのエベレストの高さは8,849mなので、全然海底にはつかないわけですが、そんなにも広くて深い海の海水を含めると、地球の水の総量は約2億8,000万立方kmです。 もうちょっと途方もなくて想像ができないですが、この水の総量自体は地球に海ができて生物が誕生した頃から、ほとんど変わっていないと考えられているそうです。 つまり地球の水というのは、雨や川、海、蒸発して雲になったりしながら、この2億8,000万立方kmの水をずっと循環させているそうです。   これらの事実で、「おお!さすが、水の惑星、地球じゃん!」と水が潤沢と思うのかもしれないですが、実はこの2億8,000万立方kmのうちの97.5%は海水なので、すぐ飲めるような我々が普段使うような水としてはわずか2.5%くらいしかないということです。   この2.5%のうちのだいたい7割くらいが、南極と北極でカッチカチに凍っているので、実際使える水はもっと少ないわけです。この凍っている水を抜いて、淡水で普段使える水を地球全体の量から考えると、だいたい0.75%という話なので、なんかもうちょっと海は途方もないなっていう感じです。   さらに、この0.75%の水のうち、ほとんどは地下水です。我々が普段目にする湖とか沼とか河川の水は、全体の0.01%ということなので、もはや淡水は貴重じゃないですかっていう気になってきます。   にもかかわらず、今もそうですが、河川を中心に水質汚染が大きな社会問題になっていますよね。 これは社会のお勉強でも学んだかと思うのですが、都市に人口が集中したり、生活排水が増えたとか、工場の産業活動がもたらす廃棄物、排出水によって水質汚染が一気に進んだということらしいです。   水質汚染が原因で水俣病とかイタイイタイ病もあるように、健康被害をもたらす公害病の原因にもなります。 我々も水がないと生きられないくせに、意外と海や河川を大事にしていないと思うので、海や河川などをもっと大事にしていかなきゃと心掛ければならんのだなと思います。   ちょっとまじめな話ばっかりだと、つまらんって思うかもしれないので、今週末開催予定の浴衣でビアガーデンに絡めて、ビールと水の飲める量が何で違うのかを調べました。   水も意外と500mlくらいならば、さらっと一気飲みできますが、1l、2lとなると途中で「ぐはっ」となって飲めないですし、一気飲みではなく、ちょこちょこ飲んで1lでも、お腹タプタプでしばらく気持ち悪くなりますよね。   一方で、ビールだと意外とそうではないですよね。 大ジョッキの2杯くらいだったら、酒豪の方だと30分くらいあれば飲めちゃうのかなと思います。   ビールの大ジョッキだと日本だとだいたい700mlくらいで、泡の分をちょっと引いても2杯も飲めば1lは超えるわけですね。 ビールは軽く1l飲めているのに、水だとお腹タプタプでオエッとなるのは理由があります。 その理由はやっぱり胃での吸収です。 水は胃では吸収されなくて、1時間くらいかかって十二指腸から小腸、大腸に出てからようやく水の吸収が始まります。   ビールはアルコールが含まれているので、胃の壁でアルコールを「ンショアーっ」と吸収する時に、水の分子も「オリャーっ」と持っていっちゃうわけです。 そのため意外と炭酸で「ゲフー」となっていてもビール自体の水分はお腹に溜まってないかと思います。   その理由がビールでトイレが近くなるので胃で吸収されたビールがすぐ尿になるからなのかなと思いそうですが、それもちょっと違います。 尿は腎臓で作られています。腎臓は血液をろ過する役割を果たしていますが、余分な水はそこで取り除かれます。 だいたい1日に170Lほどがろ過されているのですが、その95%は尿の細管で再吸収されて、残りの5%が尿として出ていきます。   この再吸収される量と尿になる量というのはホルモンで決まります。 アルコールにはこの再吸収を促進するホルモンを邪魔する働きがあるので、本来再吸収されるはずだった水分が再吸収されないでそのままトイレで尿として「バーッ」と出てしまうのです。   ビールを飲んだ後に出る尿というのは、飲んだビールそのものではなくて、ビールを飲む前に体にあった水分が出ていることになるので、脱水症状を加速させるわけです。喉が渇いたらビールで水分補給というのは自殺行為なので、水分をちゃんと飲んでください。 5分間スピーチシリーズは下記リンクバナーから一覧をご覧になれます。 更新情報はInstagramで発信していく予定です。 Instagramを登録されている方は、是非「たかはしきもの工房…

残暑を乗り切る!夏の日常きもの涼感ましましアイテム

少しでも涼しく! おすすめアイテムのご紹介 厳しい残暑が続く中、夏の日常きものを少しでも涼しく着たいですよね。今回は通年きもので過ごす女将の、涼しさ対策をご紹介いたします。 <上半身インナー編>夏の涼しいトリオ、涼子・夏子・お袖ちゃん まずは洗える着物の場合は汗をかいたら洗う!ということで、着る枚数を減らす。タンクトップ型和装ブラ「くノ一涼子」をつけてその上に直接浴衣を着てしまうという最終手段です。 これは涼しいは涼しいのですが、腕を上げると身八ツ口から脇の下や二の腕の内側が見えてしまうのが難点。自分からは見えない部分なのですが、斜め後ろの人からはびっくりするほど見えてしまうんです。 そこで、おすすめしたいのが知る人ぞ知る(?)便利アイテム「お袖ちゃん」です。 「お袖ちゃん」はボレロ型筒袖。これは言ってしまうと筒袖のついた肌着の短いもの(ボレロ)なのですが、肌着のお腹の部分がないだけでかなり涼しく感じます。 あとは夏は締め付けが緩い方が涼しく感じる方も多いと思います。ブラをしなくてもよい方は、「くノ一夏子」をブラジャーがわりにして、ゆるっと着るという方法もあります。夏子は補整着なので、胸元に麻綿のシートがあり胸の形を目立たせないという効果があります。締め付けはまったくないので、胸が大きい方や形が気になる方は自分がそれでよいかどうかというところで判断してください。 <下半身インナー編>ステテコ一択!といって過言でない 愛用されている方には、なーんだいまごろと言われそうですが、意外とステテコをはいたことがない方もいらっしゃいます。そういう女将も最初は女性がステテコ?と、固定観念でうーん、と思っていた時期もありました。でも、肌着屋として試したこともないのはどうなのか、とはいてみてその快適さに一度で虜になりました。 汗も吸ってくれますし、なにより自分の足の腿の熱を感じないということが涼しさにつながります。こればかりは、減らすよりは足したほうが涼しいのです。 ステテコに関しては固定観念ではかないというのは本当にもったいないと思います。ずっと愛用してきて、ステテコにすることでマイナスになることはほとんどないと感じます。 ただ、綿のステテコに綿の浴衣などを着ると、摩擦が大きくて裾さばきが悪くなるということはあります。たかはしきもの工房では、裾除けがわりになるように丈が長めの「綿テコ」「麻テコ」をおすすめしていますが、そういった場合は、他メーカーさんの短い丈のステテコをおすすめします。また、そんなに足の間に汗をかかないわという方は、裾よけをお使いください。 綿楊柳や麻の楊柳の涼しいステテコ、もしまだ未経験の方はぜひお試しください。 <足袋編>本麻の足袋は本当に涼しい 夏の足元は、本麻の足袋がおすすめです。これが本当に涼しいのです。はじめて麻足袋をはいたときは、風が抜けて足にあたる感じに驚いたという女将。綿の足袋では感じられないこの涼しさ、夏には欠かせないそうです。 ただ素材的に麻はどうしても綿よりももちが悪く、切れやすいというのはあります。なので、きちんとした麻足袋がおすすめ。リーズナブルなものは表地は麻でも裏地に綿を使っていたりするのでそれでは意味がないのです。生地のチェックもお忘れなく。女将はもちのよいゑびす足袋の「本麻足袋」を愛用しています。 値段もひとつの目安。3000円以下では本麻のものはないのではないでしょうか。安くはないけれど、とにかく爽やかな履き心地です。 <奥義!>保冷剤を補整パッドに仕込む これは、防水効果のある「腰補整パッドスキニー」ならではの技ともいえますが、保冷剤を補整に使う!という裏技があります。 大きめの保冷剤(大きめのほうがもちがよい)を「アルミ蒸着シート」(クッション性のある銀色の保冷シート)にはさんで入れると、4~5時間保冷剤がもちます。 保冷シートにはさまないと、0.5~1時間程度ですから、かなり違います。かさばらないように、ボンドなどで接着して袋状にし、保冷剤を中にいれるようにすると便利です。 これを「腰スッキリパッドスキニー」にはさんでつかいます。保冷剤の分厚みがでますから、その分入れる補整の厚みは調整してください。 女将はちょっとでも涼しさを長もちさせるため、体から離すようにインナーメッシュの外側に保冷剤を入れておきます。こうすると、ほどよい涼しさが長もちするのです。 保冷剤は位置がずれやすいので、体にスキニーをつけてから、出っ張らないような位置に移動するのもポイントです。 宣伝になっちゃうといいつつやっぱり自社商品をしっかりお勧めしている女将の動画はこちらです(笑)。 【夏の日常きもの 涼しいアイテム&保冷剤テク紹介!】たかはしきもの工房「ズボラ女将の和装の常識を斬る!」 日常着物をもっと楽に、たのしく、かんたんに。ズボラ女将の日常着物術、これからもお楽しみに! 紹介した商品 お袖ちゃん ¥5,170(税込) 綿テコ ¥7,700(税込) 麻テコ ¥11,000(税込) 【ゑびす足袋】白麻(涼しい本麻)【中型…

最初の目標に立ち返りましょう【5分間スピーチ】

5分間スピーチとは? スピーチ者 工場長 及川 私の今年の目標は何だったかな・・・?みなさんは、忘れていませんか?大丈夫でしょうか?   私の目標は、「健康に気をつける」だったはずなのですが、3月にひざの骨を折って2カ月休んでしまったり、最近では顔や足がむくんだり、腰が痛くなったり、何か散々だなと思っています。 今年は何なのだろうと思いながら、もう7月終わりに近づき、「あれ?どうしよう?」と思いながら過ごしています。   振り返ってみると、季節を通り過ぎてきていますよね。 「桜は見たかなぁ・・・、アジサイは見たよなぁ・・・、あれ?あれ?」と思うのが本当に毎日です。 日々の生活に追われすぎて、忘れているようなことが多いなと思っています。   私は農家もやっていますが、ジャガイモ掘りは終わったし、7月にはブロッコリーの種をまかないといけないし、ニンジンの種もまかないといけないと思っていたんです。しかし、台風が来るからニンジンは台風の後にしようかな・・・なんて思いながら。 ただ、台風が来るとトウモロコシが倒れるなぁ、それもどうしたもんかなって思いながら過ごしています。   農家のことも知ってもらいたいため、ここからは私の1年の畑仕事を報告したいと思います。 1月~2月は寒いし何もすることないので、のへーっと過ごしています。   2月の中旬~下旬辺りから、「床作り」というものを始めます。 種をまくには寒いから温床に入れます。土に電気柵を通して、電気をまわしてその上に土をかけて、一番最初にサツマイモを並べます。 並べたサツマイモが隠れるぐらい土をかけると温床ができるのですが、そこで電気がショートしてしまうと、また一からやり直しになります。 なぜか1年に1回しか電気柵がもたなかったり、焼けてしまったりして、ありゃ今年ももう一回やらなきゃいけないのかと思いながら取り組んでいます。   その次に、大きいハウスでも床作りをするのですが、2メートル幅ぐらいの柵を作って、また土を整えて電気を入れ、また土をかぶせて。 その後、スイカの種をまいたり、ブロッコリーの種をまいたり、レタス、キャベツ、ナス、ピーマン、パプリカは最初にまくのがいいですね。   よくホームセンターで売っている稲作用のポットに土を入れて種をまきます。そこから芽が出てきたら、またそれを別のパックポットに入れ替えていく作業があります。 ですので、芽が出たら少し芽が大きくなるまで温床に入れておいて、そろそろかなと状態を見計らって、今度はカップに入れ替えていきます。   スイカは同じハウスで何年も育てているので、連作障害みたいなものがあるため、台木というものを一緒に植えます。 瓜や夕顔の台木を一緒に200個ぐらい植え、それが大きくなってスイカと同じぐらいになったら、取って切り刻んで、雄と雌のようにくっつけてクリップで止めます。 このような作業も今年は娘に手伝ってもらったため、スイカも上手に沢山できました。   スイカはそれが終わったら、次がネギですが、ネギも本当にちっちゃい種です。 小さなカップに種を1個ずつ入れてまいていきます。続きはまた今度お話ししたいと思います。 5分間スピーチシリーズは下記リンクバナーから一覧をご覧になれます。 更新情報はInstagramで発信していく予定です。 Instagramを登録されている方は、是非「たかはしきもの工房…

行動が先の落とし穴?身丈のかっこ書き【きもの初心者必見】

想像してみてください。 着物の選び方や、帯の合わせ方もわからない人間がリサイクル着物屋さんに単身突撃した状態を。 たかはし新人&きもの初心者の佐藤めぐみです。   思い立ったら行動で、リサイクル着物屋さんに「手持ちの着物に合わせる半幅帯があったらな♪」と軽い気持ちで入店するも、合わせる基準がわからない(汗)   スマホでGoogle先生に「着物…

自然の恵みに感謝しましょう【5分間スピーチ】

5分間スピーチとは? スピーチ者 佐藤(愛) 気仙沼の基幹産業の一つは水産業ですが、それはあまり自分には関係がないことだなと思っていますか?   震災前までは、私にとって地元は年取ってから住むぐらいでいいやと思っていたので、街の水産業には関係がないと思っていたし、興味もありませんでした。   しかし、今日のテーマにある「自然」の捉え方が変わったことでも、その認識が大きく変わりました。   今日の内容での「自然」というのは、自然と共存するという考えをという記載があったので、人間と自然とを対置して、自然の中には人間が含まれない前提の元に、書かれた文章なのかなと推察されます。   ここでの自然は人手が加わらないものや、山や海、川、草木や雨や風など、人間を取り巻く外的な環境のことを指していると思います。この意味は、西洋から入ってきた考えでの自然で、人間が制御すべきもの、改造できるものとして自然が位置づけられています。   一方で、日本には元々、「自然(じねん)」という「あるがままの状態」を意味する考え方がありました。人間と自然を分けて見るのではなく、ただあるものがあるようにしてあるだけ。人間も自然の一部として森羅万象、天地万物すべてを自然として含んでいます。   どちらが正しいではなく、どう捉えて生活していくのが自分にとって、他の人にとって、地域や社会、地球にとってより良いのかなと考えたら、最近は後者の方が良いなと実感しています。   というのも、そのおかげで自分にとって気仙沼のことや水産業のことが、自分に関わりのある大切なことの一つであると思えるようになり、感謝の気持ちがわくようになったからです。   私にとっては、気仙沼のことに関わっていくというのは、震災後からの念願でした。気仙沼に帰ってきた時、この街があって本当に良かったという思いと、その街を形成するすべてに感謝できたんです。   例えば、今の時期はカツオが旬ですが、これは漁師さんだけが居れば良いわけではなく、沢山の人によって支えられています。 漁船を持っている船主さん。船主さんは、漁船に乗ってくれる船長、漁労長、機関長、ほか船員を探して漁船に乗ってもらわないといけません。 漁船を出航させるにも、船をメンテナンスする造船屋さん、網や釣針など扱う漁具屋さん、漁船の燃料を扱う燃料屋さん、魚の餌を扱うエサ屋さん、船員さんたちの日常生活に必要な物品を仕込む仕込屋さん、捕った魚を冷やすための氷を扱う氷屋さんなど。   気仙沼港に入港し水揚げするにも、魚市場、魚を買付する仲買さん、魚を運ぶための箱を扱う箱屋さん、お金のやり取りなどにも関わる漁協さん、魚を加工して販売する水産加工屋さん、陸にあがった船員さんをもてなす飲食店さんなどなど。   本当に多くの方々が水産業に関わっていることで、海の恵みである魚が食卓に並ぶことができるわけです。   そして、この多くの人たちの日常の生活を支えている、沢山の人達がいることで気仙沼の街が成り立っているわけです。街に住んで消費活動をしているだけで、誰かの収入の支えになっているわけですから、全部繋がっているわけです。   街はお家と同じで、人が住まなくなった地域はあっという間に荒れていきます。そこにただ人の営みが存在するということ自体が街を存続させていることなんだなと思っています。   海や山、川などからの恵みを受け取るにもそれを届けてくれるすべての人たちとそれを支える人たちのおかげで今があるということ。 直接的に何かをされていなくとも、自分が今ココにあるということだけで感謝でいっぱいになります。   ヨガを楽しんだり瞑想を通じて、自分が自然と一体であることを体感していくと、ありとあらゆる存在するものすべてを感謝で受け取るということが前よりもできるようになってきているなと感じています。今後も引き続き、意識していきたいと思います。 5分間スピーチシリーズは下記リンクバナーから一覧をご覧になれます。 更新情報はInstagramで発信していく予定です。 Instagramを登録されている方は、是非「たかはしきもの工房…

地域の歴史に想いを馳せましょう【5分間スピーチ】

5分間スピーチとは? スピーチ者 工場総務 藤村 地域の歴史に想いを馳せましょう、という事で、今日の職場の教養のテーマが”夏の風物詩”であり、花火の歴史が出てきましたので、”気仙沼みなとまつり”の歴史について少し調べてみました。   ”気仙沼みなとまつり”のサイトに載っていた、『これまでのおまつりの背景』に丁度お祭りの歴史が簡単に載っていたので、そのまま皆さんにシェアしたいと思います。   『気仙沼みなとまつり』の背景は、昭和24年にまだ気仙沼町だった時代に行われた『気仙沼湾振興まつり』があります。 当時、この地域に伝統的に伝わる一本釣り漁法の『カツオ一本釣り実況』、『仮装行列』、賞金つきの『花火師競演』を開催した振興まつりにルーツがあります。 この時の人出は、のべ約10万人とされており、非常に大きな一大イベントのスタートだったようです。そして翌々年の昭和26年から第一回”気仙沼みなとまつり”を開催。当地域に伝統的に伝わるカジキマグロを豪快な銛(もり)で射止める『突きん棒漁実況』、『和船競漕』というようなこの水産漁業都市を支えている文化を新たに折り込み、第一歩を踏み出しました。 とありました。   時は経て、次回の気仙沼みなとまつりは第69回です。 令和3年8月22日(日)開催となっています。   これも未来から見ると、歴史の1つとなりますが、新型コロナウィルス感染症防止のため、入場管理をし、1日だけの開催となりました。 気仙沼ケーブルテレビの中継と、YouTubeでのオンラインライブ配信も行うとのことで自宅で楽しめるようです。   お祭りは、実際足を運んで行くのがワクワクして楽しいのですが、昨年も”気仙沼みなとまつり”が中止でしたが、オンラインで動画配信してましたね。 少しお祭り気分が味わえた感はありましたが、もの足りなさは感じました。   今年は、1日の開催とは言え、花火もあって本当に良かったなと思います。楽しみです!   あと、お盆の”送り火”について知っていることをお話ししたいと思います。 ウチでは、お盆になるとご先祖様の魂が迷わず家へ帰れるようにと、窓の外に提灯を下げ、「ラッツオク」を燃やし”迎え火”をします。 お盆の最後にはお盆を一緒に過ごした霊が、無事にあの世へ戻れるようにと”送り火”を燃やします。 「ラッツオク」は、オガラと呼ばれる麻の茎に硫黄を付けたものです。 ”迎え火”と”送り火”以外にも”20日盆””晦日盆”に計4回燃やします。   その時に、“おかえりモネ”でもやってました『ヘビ・ムカデに喰(か)れねーように』と言います。 ラッツオクの煙を身体にくぐらせ、祖母曰く自分の気持ちを言うとのことですが、『ヘビ・ムカデに喰れねーように、どーごもイデどこ(どこも痛いところ)出さないように、アダマ(頭)もイデぐ(痛く)ならないように』などなどと言います。   昔は長靴がなかったから、田んぼなど裸足とかで野良仕事をしてたため、ヘビやムカデに喰われないようにと願ったようです。 そして、痛くなって欲しくないところとか、浄化の意味もあるのでしょうか、痛くならないように願いを込めて、麻の煙を身体にくぐらせるようです。   余談ですが日本古来の麻、これは完全に日本の麻に限ってですが、元々は大麻(たいま)と呼ばれるもので、大麻は言霊となり、波動がとても高いので古くから神道に使われていました。魔を払う力があるなどお祓いの時にも大麻は欠かせません。 昔は大麻の茎の表皮を特別な工程を経て、独特の光沢をもつ繊維にし、糸を産みだし、布を織って服にしたり生活には欠かせないものでした。   現在、大麻という言葉は、悪い方のイメージを刷り込まれてきましたが、その昔、日本人は大麻をとても大切にしてきたので、大麻の日本の歴史をもっともっと知り、良い言霊として人目を気にして怯えることなく『たいま』と言えるように復活して欲しいと願っています。   ※気仙沼みなとまつりについて:http://www.kesennuma.or.jp/minatomatsuri/ 5分間スピーチシリーズは下記リンクバナーから一覧をご覧になれます。 更新情報はInstagramで発信していく予定です。 Instagramを登録されている方は、是非「たかはしきもの工房…

備えを万全にしましょう【5分間スピーチ】

5分間スピーチとは? スピーチ者 配送 岩槻 今日の職場の教養を読んで、私は初めて「輪中」というものを知りました。   職場の教養の中でも、輪中について軽く説明をされていましたが、気になったので調べてみたところ、「輪中に生きる」という岐阜県海津市の動画が出てきました。こちらの動画について紹介したいと思います。   岐阜県海津市には、木曽川、長良川、揖斐川に囲まれた低い土地があり、そこに暮らす人々は洪水から命を守るために堤防を巡らせ、水を防ぐための共同体を作り上げました。 川の中にできた陸地の上に、人々は家を建て、田を作り、川上に向かって半円形の堤防を築き、やがてこの堤防でぐるりと全体を囲んでできたもののことを輪中と呼びます。輪中は堤防で囲まれた場所であり、水を防ぐ共同体の意味もあるそうです。   川より低い輪中地帯は、堤防が崩れると家が水の中に沈んでしまうため、人々は知恵を集め暮らしを守ってきたようです。 その知恵の中には、1日2回の引き潮を利用して、人力に頼らず輪中の水を輪中の外へ出す仕組みの木製の水門があり、その知恵と技術にとても驚きました。   約6分ほどの動画の中で、いろいろ紹介されており、なかなか興味深い動画でしたので、興味のある方は調べてみると面白いかもしれません。   今日の心がけの「備えを万全にしましょう」というのは、災害に限らず何事においても言えることだと思います。 仕事に関してもそうですし、今の夏の暑さに関してもそうですね。 夏は熱中症のニュースがよく流れますが、皆さんは何か対策をしていますか。   熱中症は真夏の暑い中だけではなく、梅雨の合間に突然気温が上がった日や、体が暑さに慣れていない時期にかかりやすい病気でもあり、気温が低く湿度が高い日にもかかりやすいものです。   熱中症を予防するためには、暑さを避けること、服装を工夫すること、こまめな水分補給をすること、暑さに備えた体づくりをすること、この4点に気をつけるといいそうです。   服装に関して意外だったのが、薄着の方が涼しいとはいえ、インナーを着た方が空気の層ができて外からの熱気を遮断してくれるということです。 これは、そういえばステテコの原理だよなぁと思って、「たかはし」を離れている間に忘れていた知識を思い出しました。 ステテコをロングスカートの下に履くと、やっぱり何も履かない時よりもその方が快適で、よく使っていたなって思い、よく使っていたにも関わらず、忘れていた自分の記憶力に慄きました。   水分補給に関しては、先日の穂奈美さんのスピーチでも話がありましたが、アルコール類やコーヒー、緑茶などのカフェインが多く含まれている飲み物は利尿作用があり、水分補給には適していません。 汗をかくとミネラルやビタミンも失われるため、それを補給することもポイントになってきます。 水分とミネラルを同時に補給できるスポーツ飲料は、糖分が多いため飲み過ぎには注意が必要です。 ミネラルを補給するには麦茶もいいので、飲むものの種類を調節しながら、水分補給をするように心がけていきたいなと思いました。   ここまでは、私も日頃から割と気をつけていることではあったのですが、根本的に大事な体づくりがきちんとできていなかったなと反省しました。 運動をして、日頃から暑さに体を慣らして、汗をかく習慣を身につけることも、大事な予防法のひとつだそうです。   私の場合、行動に移してしまえば、運動も嫌いなわけではないのですが、面倒くさがりで重い腰がなかなか上がらない状態です。 以前から運動不足だなという自覚はあったのですが、しなきゃと思いつつ、できないで今に至っています。 重い腰を上げるいい方法があったら教えてほしいです。   熱中症にならないように備えることはもちろん大切ですが、自分や周りの人がもし熱中症になった場合に、どうしたらいいのかを知っておくことも大切なことだと思います。 熱中症は、体温が上がって体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かなくなったりする病気のことで、体温の上昇やめまい、けいれんや頭痛など、さまざまな症状が起こります。 応急処置として、涼しい環境に移ること、衣類を脱がせて体内の熱を外に出して、氷のうなどで太い血管が通っているところを冷やして体温を下げること、水分と塩分補給することが挙げられます。 熱中症は、誰にでもなる可能性があって、身近なものでもあるので、少しでも熱中症になる可能性や、万が一になってしまった時に後遺症がひどくなる可能性を低くするために、どういう症状が軽症なのかを調べたり、応急処置の方法を一度調べておくことをおすすめしたいなと思いました。 5分間スピーチシリーズは下記リンクバナーから一覧をご覧になれます。 更新情報はInstagramで発信していく予定です。 Instagramを登録されている方は、是非「たかはしきもの工房…

ブログカテゴリー

女将が教える 新人ブログ お問い合わせ紹介

カレンダー

2024年4月
« 3月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
ネットショップバナー