たかはしBLOG
うそつき襦袢で着るときの、衿と袖の選び方
うそつき袖は仕立て方と素材で使い分ける
うそつき袖の使い分け
前回は、季節によって肌着をどう着分けるかというお話でしたが、今回はそれにうそつき袖とうそつき衿をどう合わせて、うそつき襦袢として活用するかというお話です。
うそつき袖の種類は季節によって下記のように使い分けをします。
袷の時期:半無双、無双
単衣の時期:単衣、駒絽
夏きもの:駒絽、麻、絹麻
無双は、二重に仕立ててあるもので、暖かく、しっかりと重みもあります。正絹で礼装用にお作りしたりしています。
半無双は、見える部分だけを二重に仕立ててあるもので、使用する生地も少なく、無双に比べると軽やかです。リーズナブルで、使える期間も長いため、こちらをメインでお作りしています。素材は、正絹、ポリエステルで、柄のものもあります。
寒い時期には、「miecawaセット」という袖と裾除けのセット商品もあります。袖と裾の柄が揃うだけでなく、裾除けはガードル裾除けと同じ形ですので、腰も支えられてしゃきっとします。
単衣の時期には、単衣仕立ての袖、暑い日には駒絽もOKです。夏きものには、駒絽、麻、絹麻などを用います。
無双と違って、単衣は一枚仕立てなのですが、袖口の処理についてよく質問されることがあります。昔は撚り絎けにされていたりしましたが、現在は三つ折りか反物の耳のままになっているのが主流です。
耳のままになっているほうは、仕立てが楽でもあるし汚れにくいし洗いやすいという利点があります。三つ折りもしくは二つ折りで縫ってあるほうは、耳そのままだとよれやすいような素材も丈夫になりますし、丁寧な印象にもなりますね。
女将は耳派ですが、もし選べるような機会がありましたら、好みのほうを選ばれるとよいと思います。
季節の使い分けには、仕立て方、素材、そしてもうひとつ、色の濃淡もあります。淡い色は涼やかに感じますし、濃いこっくりした色目は暖かく感じます。
また、礼装とカジュアルという使い分けもありますね。
礼装用には淡い色、カジュアルは自由です。濃い色目はカジュアルな印象になりますね。淡い色でも、小紋のように模様が入ったりしていればカジュアルな印象に。
季節の移ろいにあわせて、素材や仕立てできものと同じように、使い分けてください。
うそつき衿の使い分け
うそつき衿の半衿は、季節によって使い分けをします。
袷の時期:塩瀬、ちりめん
単衣の時期:塩瀬、絽ちりめん
夏きもの:駒絽、小千谷麻絽
※レースは季節問わず
袷の時期、特に寒い時期にはふくれ織やちりめんのような凹凸のあるふっくらとした生地は暖かみもあり、おすすめです。
衿も、袖と同じように色でも使い分けるとよいでしょう。素材はともあれ、暖色系は暖かく、寒色系は涼やかに感じられます。
塩瀬は、きりっとした印象になりますので、礼装には塩瀬を使います。また凹凸がないので、袷の時期から単衣の時期まで長く使いやすい素材です。
単衣の時期には、塩瀬から、暑くなってきたら駒絽と変わっていきます。夏は駒絽、麻絽など。このあたりの季節、使い分けが不安だったら涼やかなレースの半衿を使うと、カジュアルにはなりますがレースは衣替えとは関係ありませんので、便利に使えます。
レースも様々な素材や色がありますから、その季節に似つかわしいものを選んでください。これは「涼しそうだな」とか「ちょっと暖かそう」などという感覚でよいと思います。
衿は顔に近くて目につきますし、首に触れますから、暖かく感じたり涼しく感じたり敏感な部分でもあります。ポリエステルは便利ですが、冬寒いときは正絹のほうがあたたかいですし、暑いときには麻など天然素材のほうが涼しいです。でも、お手入れが楽なのは断然ポリエステル。どちらをとるかというのは、ご自分でチョイスなさってくださいね。
きもののコーディネートと同様、インナー、襦袢としての「うそつき衿」「うそつき袖」の組み合わせは無限大。気温によって、また礼装とカジュアルなどシーンによって、使い分けを楽しんでください。
こちらの動画では、女将が自分のうそつき袖・衿コレクションを紹介しつつ、使い分けアドバイスをしておりますます! ぜひご覧ください。
【春夏秋冬 女将の衿と袖の合わせ方!】たかはしきもの工房「ズボラ女将の和装の常識を斬る!」
日常着物をもっと楽に、たのしく、かんたんに。ズボラ女将の日常着物術、これからもお楽しみに!
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最後まで気を引き締めましょう【5分間スピーチ】
5分間スピーチとは?
スピーチ者
受注 畠山
以前にも言った覚えがあるのですが、これ本当にランダムですか?(本日テーマより)
身に覚えがあることばかり当たります。もしくは直前とかに身に覚えができます。
先月から催事関係に足をつっこんだのですが、リスト作成なんてした事もないですし、正直数入れこめば何とかなるだろう―、と思っている節がありました。
先方とのやり取りは睦美さんがしてくれるし、チェックもしてくれる。
私は数を妥当なところ入れれば、まあ何とか…。なりませんでした…。
商品サンプル、備品、納期、在庫、店の購入履歴…調べよう、つきつめようとすればキリがないです。
何とかならないと言いましたが、作業としては何とかなります。
何も考えずに、前と同じでいいや、可もなく不可もなく、で普通のラインを保つことはできます。
でも、それじゃあつまらないなと。
前回の情報があるなら活用しようじゃないかと。ひらめいてしまったわけです。
始めて1ヶ月も経たないヒヨッ子が。
先方に連絡して内容を決め、アドバイザーにも通達。
まあいつもと違うことしたけど、連絡してるし、その件で特にレスポンスもないし大丈夫、なんて思っていた催事当日。
アドバイザーからの大慌ての電話。
アレがない、コレが欲しい。
電話越しに
「うんうん、そうですよね、ごもっともです、考えが足りませんでした申し訳ないです」
と言いつつ、受話器を置いて、「うわーやっちまったなー申し訳ねぇー」と言った後。
何と言ったと思いますか?
「でも1週間以上も前に連絡してた事なのに何も言わんかった。私のアドレスじゃなくて別のアドレスに返信きてたし…」です。
さて今日のテーマ覚えていますね?
最後まで気を引き締めましょう。
本文に出てきたTさんは、一安心した後、大丈夫だろうと気を緩めた瞬間に転んでしまいました。
私も同じように、相手と内容決めたし、アドバイザーからの問い合わせも要望も来なかったから大丈夫だろうと気を緩めたところにトラブル発生。
違う方式を試したのに最後まで詰めきれなかった甘さが出ました。
連絡を待たずに電話をしたら済む話でした。
特にメールなんて…。電話で直接伝える訳でもなく、LINEのように既読も付かないのに、何故確認しなかったのか。
「でも」とか「だって」が出ないように手をつくさなかったくせに「向こうにも過失がある」とブチブチ愚痴をたれる器の小ささ。
まさに、詰め甘さを実感するとともに勉強になったと思います。
今、付箋に「素直に語りましょう」と書いてPC脇の見えるところに貼っているのですが、「最後まで確認しましょう」と書き足そうと思います。
思えばいつもこの場では反省しかないので、成長していないなぁとお恥ずかしい限りですが、一応「普段そういう仕事してんだ、フーン」くらいには皆さんに知ってもらういい機会だと思います。
別に意地悪したくて検品さんやパッケージさんに、「いつ上がりますか?」と圧力をかけているんじゃないし、「どう思います?」「今までどうしてましたか?」「どうしたらいいと思います?」と配送の方に詰め寄っている訳でもありません。自分の仕事を完遂するにあたり、後々苦労しないように手をつくしているためなので、今後もご協力のほどお願いします。
とはいえ、それを免罪符にするにしても、あまりにも言い方、態度がキツイ時はぜひ言い返して下さい。
ケンカしたい訳ではないですが、言ってもらわないと気づかないうちに傲慢になってしまったり、不満を溜めてギクシャクし上手く仕事がまわらなくなるとお互いによくないので、そちらもどうぞよろしくお願いいたします。
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季節の移ろいを感じましょう【5分間スピーチ】
5分間スピーチとは?
スピーチ者
縫製 村上
日本には四季があります。そして、「春」「夏」「秋」「冬」のそれぞれが、美しい自然の景色を楽しませてくれます。
四季の移り変わりを感じながら日々を過ごしていると、日本で暮らすことの喜びを覚えずにはいられません。
四季があるのは日本だけではありませんが、「日本の四季は美しい」と表現されることは多くみられます。それはわかってはいましたが、私はこれまで日本の四季について、そこまで関心や興味をもつことはありませんでした。
そこで、Google先生で調べたインターネットの知識をここで話そうとも思いましたが、今日は、私が去年まで暮らしていた埼玉と今暮らしている宮城の違いについて話したいと思います。
まずは春から。
ちょうどこちらに移住したのが去年の3月8日で、春になる頃でした。
私が暮らしていたのは埼玉県の越谷市というところでしたが、まぁ住宅街しかなく、木や花などは公園か住宅に植えられている植木鉢くらいしかないので、自然を通して季節を感じるということは、まずありませんでした。
強いて言えば、私は酷い花粉症なので、鼻がぐずぐずしだしてクシャミや鼻水がとまらなくなってくると「春がきたなぁ」と毎年感じたものでした。
そんな関東地方でも、唯一春の行事で「お花見」というものがありました。
川沿いや大きな公園に植えられている桜並木の下にレジャーシートをしいて、お弁当やお菓子やジュース、お酒などを持ち寄って談笑しながら桜を楽しむというものです。
前の職場の人に聞いたら、こちらではそんなことをする人はおらず、車で通る時に少し眺めるだけだと聞きましたが本当にそうなのでしょうか...?
埼玉では前日もしくは朝早くから場所取りをして、桜の木の下がシートで埋め尽くされるほど人気のある行事だったので、それがないと少し寂しくも感じますが、こちらでは自然が豊かなのでわざわざ見に行くほどでもないんだろうなぁと妙に納得したりします(笑)
次に夏です。
まず驚いたのはこちらもすごく暑くなるということ。
でも、その期間はとても短く、あっという間に涼しくなって、引っ越した時にクーラーをたくさん設置してもらったのですが、ガス屋さんに「こんなに必要ないよ」と笑われたのも頷けました。私は人よりも暑がりです。汗をかくのが嫌いなので、東北に引っ越せてよかったと思います。
子供たちの学校のプールも、埼玉ではプールの水が熱くなりすぎて、夏休みのプールはいつも中止になっていたくらいなので、こちらでは思う存分泳いで真っ黒になって欲しいと思います。
次に秋です。
秋は冬じゃないかと思うくらい寒かったです。
でも寒くなると食欲も出てきて、宮城に引っ越してからはお米や水がすごく美味しくて、ものすごい勢いで太ってしまいました。私は毎年必ずと言っていいほど秋から冬にかけて5キロ以上太ってしまいます。人間の本能って恐ろしいですね。四季と関係ない話でごめんなさい(笑)
次に冬です。
冬は恐ろしいくらい寒いですね。
埼玉でも毎年「冬将軍到来」などと天気予報のお姉さんがあおっていましたが、こちらは将軍どころか悪魔か死神かってくらいの寒さにたまげました。
何よりも驚いたのが数えきれないくらい降った雪!
しかもかなりの大雪で、人生で初めてスタッドレスタイヤを使いました。
朝起きたら外は真っ白銀世界で、
こんな日埼玉では、たいてい前日から学校の連絡が入ります。前日には「大雪だったら登下校をどうするか」確認の手紙が配られ、当日朝早くからメールが来て、休校にするだの遅刻扱いにしないからゆっくり来てくださいだの大騒ぎです。
こちらではなんの連絡もありません。あわてて小学校や中学校に電話して問い合わせると「はい?普通に登校ですけど...」というちょっと引き気味な先生の対応。もうみんな慣れてるんだなと感心しながら、慌てて家族みんなの長靴を買いに走っていました。
こんな感じでかなり季節の過ごし方が変わったわけですが、外に出れば山がある、
海もすぐそこ!
季節折々の花が山にたくさん咲いていたり、タヌキが道路でひかれていたり、その辺で聞いたこともない動物の鳴き声が聞こえたり、埼玉では体験できない大自然がすぐ隣にあって、新鮮な毎日になりました。
こちらの人は慣れてしまってあまり感じていないようですが、自然がすぐそこにあるって本当に素晴らしいことだと思います!
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カタツムリのごとく【5分間スピーチ】
5分間スピーチとは?
スピーチ者
佐藤(愛)
今日の話から、約20年近く前の自分の新入社員時代を思い出しました。
「なんで、できないの?」
今、同じことを言われたとしても昔ほど感情は動きませんが、当時、この言葉を言われるのがすごくきつかったです。
ある大手IT企業のシステムエンジニアとして就職しましたが、それまでIT分野のことを学んできたわけでもない私にとって常に未知の分野。
3ヶ月の新人研修後配属された部署では、わからないことがわからない状態で日々過ごしていました。
当時の上司は、社内で彼女を知らない人はもぐりと言われるぐらい厳しいと思われていた方でした。私自身、上司に叱られるたび、自分の出来なさ加減が悔しいのと情けないのとで、職場にも関わらず涙ぐんでいると、「また泣かされたのか?」と他部署の幹部社員から心配されたものでした。
1年後ぐらいになってからは、この上司の下で良かったと思えるようになったものの、最初は本当にきつかったです。
強い口調で言われるため萎縮し、きちんと考えられないから口から出る言葉は相手が望むような内容にはなっておらず、さらにそのことで責め立てられる。
後にコーチングを学んだ時、問題を解決に導いていくためのコミュニケーションにおいて、質問する内容が大事であることを学びました。
「なんで?」という言葉には原因を問う意味もありますが、相手を責める感情が乗りがちなので、相手を萎縮させてしまい本来引き出したい内容にすぐにたどり着けない場合も多いことを知りました。
知識や経験などの差があることにより、油断していると「なんで、できないの?」と思ってしまうことがあります。
そんな時に気をつけるのは、本当に望んでいることに意識を向けること。
できない理由を知りたいわけではなく、どうすればできるようになるのか?を相手が考えられる状態になること、そして、できるようになるための一歩を自ら踏み出すことです。
先日、「PRESIDENT…
毎日着物生活の女将に聞く!春夏秋冬"肌着事情"
季節で変える。和装肌着の衣替え
梅雨時期となりました。肌寒い時もあれば暑い時もありますね。着物や帯のコーディネートも悩みますが、肌着も実はお悩みどころではないでしょうか。
今回は1年を通じてほぼ毎日着物生活の女将の「肌着の衣替え」をご紹介します。お好みや使うアイテムもそれぞれですので、ご自分がお持ちの肌着におきかえて、肌着選びの参考にしていただけたら幸いです。参考のために、目安の月も書いてありますが、お住まいの地域の気温にあわせてください。ではまず、冬からスタートです!
<冬>12月〜2月
Put…
画面の外に目を向ける【5分間スピーチ】
5分間スピーチとは?
スピーチ者
配送 岩槻
入社して半月が経ち、とうとう私にも5分間スピーチが回ってきました。
今日は出勤者が少なめですが、人前で作文も読むことも不得意で、正直嫌だな~と思っていましたが頑張ります。
まず、今まで皆さんのスピーチする姿を見ていて、きちんと原稿を作っている人もいれば、大まかなメモを作って即興で読む人もいて、個性が表れていて面白いなーと思いました。
私は即興で話すのが苦手なので原稿を作ってきたのですが、文を考えるのもすごい苦手で、書いている最中に何回全消ししようと思ったか分かりません(笑)
ひとまず何かは書かないといけないので、とりあえず原稿を書くにあたり調べた、5分間スピーチをするには大体1500文字前後が目安という情報をもとに、実際に1500文字前後で5分間になるのか試してみたいと思います。
今日の職場の教養についてですが、テーマは『画面の外に目を向ける』というものでした。
4月末まで東京にいた私も、電車で通勤をしていたのですが、冒頭にあった『ふと車内を見回すと、乗客のほとんどがスマートフォンの画面を見ています』というところの「ほとんど」のうちの一人でした。スマホでできることは多岐に渡り、本やニュースを見る、スケジュールを管理するなど、今まで紙の本や新聞、手帳が必要だったものがスマホで完結するようになったことも、ほとんどの人がスマホを見ているという現象の一因だと思います。
私の場合は、始発駅だったということ、通常の通勤時間帯とはズレていたということ、コロナが流行していたということもあり、同じ車両に乗っている人は両手で数えられるほどでした。しかし実際には、その人たちがスマホを見ていたのか、外を見ていたのか、それすら視界に入っていなかったということで、いかにスマホの画面ばかり見ていたか、ということが分かりますね。まぁ、ただ単に興味がなかっただけ、ということもあるかもしれませんが(笑)
コロナの影響により、一時期自転車で通勤していた際は、Yさんと同じように、「ここに咲いているお花綺麗だな」とか「こんなところにこんなお店があったんだな」とか「職場って実は緩やかな傾斜の谷の部分にあるんだな」など、小さなことですが気付く場面がありました。
ですが、もし興味がなかったら、ただその場所を通るだけで目に入ったものを意識することはなかったのだろうと思います。
人は興味があるものに対してのアンテナは立っていますが、興味がないものに対してはアンテナが立っていないため、そこにあったとしてもその人にとってはないに等しい、意識に入らない、ということはよくあることだと思います。興味がないことに興味を持つ、ということはなかなか難しいのかもしれませんが、そういったことにも目を向けていけたら幅も広がりもっと豊かになるのかなと思います。
話が少しずれましたが、話を職場の教養に戻します。
今日の心がけは、『目の前の出来事によく目を向けましょう』というものでしたが、内容を含めて考えると、一つのことに集中して目を向けるのではなく、視点を変え、その周りのことも見ることで新たな気付きを得ることができる。そして、新しいい気づきから興味や関心や行動につながる、ということだと解釈いたしました。先ほど話した内容にも少し繋がりますね。
どうしても自分の抱えている仕事や感情など、自分のことを中心に考えてしまいがちですが、視点を変え物事を見ることで、自分にとってもより良い環境に変えることができると思っています。
昔よりは周りを見て行動できるようになったと思っているのですが、まだまだだな、と思うこともたくさんあるので、少しずつ改善していって、良い環境作りをしていけたらと思います。
これで大体1,500文字なのですが、読む速度によって変わってくるので、もうちょっと長めに考えるとか工夫をしていきたいと思います。
今日も一日元気に頑張りましょう!
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着物の歴史に比べたら「格」のルールは浅かった【きもの初心者必見】
あなたの記憶に残っている着物って、どんなものがありますか?
こんにちは!たかはし新人&きもの初心者の佐藤めぐみです。
普段から着物を着られている場合は、様々なシーンの思い出と共にいろんな着物があるかもしれませんが、着物を着る機会が少ない場合には・・・。
例えば、
成人式の時の「振袖」。
結婚式の時の「打掛」、「黒留袖」、「訪問着」。
夏祭りの時の「浴衣」。
着るシーンや目的に合わせた着物があるわけです。
▼以前の新人ブログの記事にもありますので、詳しくはこちら。
きものにもTPOがあった?!正しいきものの選び方
https://k-takahasi.com/blog/b_trivia/2020/08/4316/
この着物の選び方の元となっている「格」のルールですが、意外と歴史が浅いことにびっくりでした。
知らないので勝手な妄想で、庶民も着物が自由に着るようになった明治時代ぐらいにはあったんじゃなかろうか?と思っていたのです。
生き残りをかけた着物業界の戦略だった
着物の歴史に比べたら着物のルールはまだ新しい方だと知ったのは、こちらの記事。
着物の「格」は誰が決めたの?
https://ourage.jp/column/life/more/216073/
以下、記事からの引用になります。
さらに調べると、現代に生きる私たちを悩ませている着物ルールの中核が生まれたのは1960〜70年以降、わずか四〜五十年前のことだと判明した。
復興を経てすっかり豊かな時代になったとき、日本人は洋服中心のライフスタイルに完全に馴染んでいて、着物なんか誰も着ていないという状況になっていた。着物業界は、なんとか巻き返しをはかろうとして高級路線を突き進み、結果的にこの戦略が大成功したのだ。市場規模は、ピーク時の約40年前で約2兆円といわれている。大卒初任給が10万円程度の時代に、五十万円、百万円の着物がバンバン売れたのだ。
もしかしたら、50年前に着物が滅んでいたかもしれないことを考えたら、着物業界のみなさま、巻き返しを図っていただきありがとうございます!です。
しかし、当時と同じような理由だけでは着物が売れるわけではない昨今。
着物ルールや高級路線自体が、着物初心者の私にとってはハードルを高くする一因にもなっていたかなと感じております。
着物のルールに囚われ過ぎることなく、普段着るものの一つの選択肢として楽しむことはもちろん、成人式や結婚式以外でも着物を着る場面も増えるなど、今これから着物を楽しめるように変化していくと良いなと思っております。
実際、高度成長期以降に新たに生まれた着物にまつわる風習があることを知りました!
映画がきっかけの新しい風習
「ハーイ♪ハイ♪ハーイ♪ はいからさんが通る♪」の歌を知っておりますでしょうか?
小さい頃、再放送アニメを見ていたのですが、主題歌のサビの一節だけ覚えております。
大正時代を主舞台としたラブコメディ漫画「はいからさんが通る」の実写版映画がきっかけで広まったとされている風習があります。
それは大学の卒業式に卒業生が袴を纏う風習です。
1987年、映画の主役である南野陽子さんが映画や歌番組などで袴姿で登場したのを見て、数人の大学生が袴姿で卒業式に参加したそうです。翌年には数百人に増え、いつしか全国で卒業生は袴が風習となったようです。
私も大学の卒業式に袴レンタルで参加し、当時はそういうものなんだと思っていましたが、きっかけは映画だったとはっ(驚)
今では小学校の卒業式にも袴で参加される生徒さんが多いようですが、何がきっかけでどんな風に変わるのかはわからないものですね。だからこそ面白いというのもありますね。
まだまだ着物初心者を抜け出せておりませんが、日常で自分なりに着物の楽しみ方を見つけながら、変化を楽しく面白く感じていけたらと思っております。
いつも最後までお読みいただきありがとうございました。また次回の記事でお会いできるのを楽しみにしております。
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食への関心を深めましょう【5分間スピーチ】
5分間スピーチとは?
スピーチ者
配送 佐藤(明)
「梅はその日の難のがれ」ということわざはご存じでしょうか?
梅は昔から殺菌などの作用があると言われています。
近年さまざまな研究によって健康によい成分を含んでいることが分かってきました。
なぜ梅干しが体に良いのか調べてみました。
梅干しにはこんな効果があるようです。
血液サラサラ効果、脂肪がつきにくくなる、食欲増進、若返り、インフルエンザ予防、糖尿病の予防、食中毒予防、高血圧などの予防、骨粗しょう症の予防、胃がん予防、整腸作用―
こんなにたくさんの効果が期待できるそうです、すごいなと思いました。
この中で唯一私が知っていたのは、食中毒予防ぐらいで、ほぼ毎日お弁当に入れています。
その他、女性には嬉しいダイエット効果というのも期待できるそうです。
梅には動物性乳酸菌よりも、効果が期待されている、植物性乳酸菌が含まれているそうです。
この植物性乳酸菌による便秘予防効果、カテキン酸による血糖値の上昇を抑える効果、クエン酸による新陳代謝を高めてくれる効果があります。
このことから、今までは疲れを取るすっぱい食べ物と思われていた梅干しは、太りにくい体を作るためにも効果的な食べ物と言えますね。
またカリウムによる、むくみ予防効果も期待できるようです。
あと一つ興味があったのが、アンチチエイジング、美容効果もあるそうです!
梅干しに含まれる植物ポリフェノールの一種「梅リグナン」には強い抗酸化力があります。
老化現象とは身体がさびる事とよく例えられています。
さび(酸化)の原因となる「活性酸素」は、シミやしわの原因になる他、がんや生活習慣病の引き金になるとも言われています。
梅リグナンは、この活性酸素の働きを抑えてくれる効果があるそうです。
まとめとしまして、いいこと尽くしの梅干しですが、塩分の取り過ぎにはやはり注意が必要です。
ただ、梅干しには血圧を下げる効果も確認されているため、それほど神経質にはならなくてもいいようです。
カルシウムや鉄分、マグネシウム、亜鉛などのミネラルを豊富に含む梅干しは、まさに天然のサプリメントとも言えますね。
1日2〜3粒を目安に毎日欠かさず食べたいなと思いました。
食べるタイミングというのも調べてみたのですが、三つポイントがありました。
①朝、梅干しを食べることで、1日の血糖値をコントロールすることができる。
②カルシウムは夜の8時頃から吸収率が上がるといわれているため、夕食に梅干しを取り入れるのがおすすめ
③梅に含まれる「バリニン」が脂肪細胞の肥大や増加を防ぎます。
さらに、梅干しを温めると「バリニン」の効果も上がると言われており、レンジで1分間温めると20%ほどの効用を上げられると言われているのでおすすめだそうです。
私も毎日、朝夕の食事に意識して取り入れていきたいと思います。
小さいころから大好きで食べている梅干しですが、市販のものは買ったことがないです。ありがたいことに。
ばあちゃんの作ってくれた梅干しを食べて育ちました。
今度は、漬けたことがなかったはずのお母さんが梅干しをつけるようになって、それがどこにいても送られてくるので食べるようになりました。
結婚してからは、旦那のお母さんの梅干しも食べるようになりました。
お互いの家庭の味があるので、最初はお弁当などに梅干しを入れる際、旦那の分には旦那の家の梅干し、私のは、私の家の梅干しを入れていました。
いつの間にかどっちの梅干しを入れてもお互い何も言わなくなり、どちらも我が家の味になりました。いつか私も作れたらいいなと思います。
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気持ちをうまく切り替えましょう【5分間スピーチ】
5分間スピーチとは?
今日のテーマ
気持ちをうまく切り替えましょう
スピーチ者
受注 小松
前回の五分間スピーチでは、たかはしに入社して約五年、その長きに渡って繰り返された”恩送り”との確執を一方的に熱く語らせていただきました。
そして今回は「感情を整理する」「気持ちをうまく切り替える」という、これは狙っているか?と思うようなネタが回って参りました。
本当にたまたま偶然ということであれば、これは天の思し召しということになるのでしょうか、恐ろしいものを感じます。
感情の整理、気持ちの切り替え、これは上手くできない人の方が多いと思います。
では、多くのひとが振り回され、悩み、時に喜んだりと、一喜一憂する要因になっている感情、気持ち。
これらはいったいなんなのか皆さんわかりますか?
私はさっぱりわかりませんでした。
そもそも感情と気持ちはイコールなのか?
考えはじめると、あまりにも壮大なテーマに分からない状態になってしまいましたので、皆さんも大好きであろう広辞苑に助けを求めました。
“感情”と”気持ち”について引いてみると、どちらも驚くほどに多くの語釈が記載されていました。
すべてご紹介してもいいのですが、全部読むとそれだけで五分が終わってしまいそうなので、今回は必要なところのみ抜粋します。
気になった方は是非ご自分で辞書を引いてみてください。
まず、感情。
感情とは喜怒哀楽や好悪など、物事に感じて起こる気持。
次に、気持ち。
気持ちとは物事に対して感ずる心のあり方。感情。
なるほどなるほど、広辞苑的には感情と気持ちはイコールと考えても問題無さそうなようです。
じゃあこの感情、気持ちとはいったいどこから来るものなのでしょう。
気持ちの説明に「物事に対して感ずる心のあり方」となっていたようにやはり心なのでしょうか?
ならその心とは我々のどこに存在するのでしょう。
皆さんは心、どこにあると思いますか?
アリストテレスは心臓にあると考え、医術の祖ヒポクラテスは脳にあると考えました。
中世の哲学者ルネ・デカルトは魂だと考えました。
私も小学生の道徳の授業で心は、心臓にあるだの、脳にあるだのと議論が白熱した覚えがあります。
「心臓はあくまでもポンプなんだから心は脳にあるんだい!」
「心が心臓にあるなら移植したら心がどっか行っちゃうやないかい!」
と小学生の小松は熱弁を振るっていましたし、実際今も心は脳にあると思っています。
ですが、実は明確に心のありかの結論はでていないようなのです。
どこにあるかわからない心から生じるものに我々は日々振り回されている、そう考えるとただただ恐ろしい。
そんなどこから発生しているかわからない感情、気持ち、これらを整理したり切り替えたりするなんてとんでもないことを求められている、とも思います。
まあ結論がでていないなら好きにしよう、と思うので、私は、心は脳にあると仮定します。
その方が感情、気持ちの整理、切り替えを語る上でまだ説明がつくからです。
本文にでてきた、羨ましい、妬ましい、という感情。
これは主観的な意識に大別されます。なので意識によって行動を選択できるので、本文中で紹介された方法で対処可能だと思います。
ただ、逆に一過性に生じる怒り、恐怖、そういった反応に関しては紹介された方法では対象が難しいのではないかなとも思います。
私は特に一過性の怒りや恐怖に振り回されているタイプなのでなおさらです。最近は、ちょっとですけどましになってきたんじゃないかなと自分では思ってます。
あくまでも私の自己評価の話なのでご了承ください。
一過性の感情で爆発的に怒るということをしなくなってきたのは偉いよなあ、と自分では思っています。
ここ数年は、猛烈に頭に来ても、ヒステリーに陥ったり、怒鳴る前に深く息を吸うようにしていたのですが、これがなんだかよかったみたいです。
息を深く吸うことで落ち着くのか、いきなり相手を怒鳴り付けなくなったと思います。口調がきつくなるのはまだまだダメなんですけどね。
となると一過性の反応も時間がかかったとしても繰り返しの意識で矯正できるのかなぁとも思います。
この調子で感情的に怒るのではなく、理論的に問題を指摘できるようにしたいものです。
難しすぎるテーマだったので知識が足りず取りとめもないですが、そんな感じです。
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