
骨盤を立てて姿勢も矯正!?満点ガードル裾よけの正しいつけ方
「満点ガードル裾よけ」の特徴と効果は
「綺麗な裾すぼまり」と「気持ちいい着用感」、そして「ポッコリお腹がスッキリ」になる。とても好評をいただいている「満点ガードル裾よけ」。
お腹を押さえるガードルのような役割があるのですが、その効果を実感していただくためには、着用方法が重要になります。
また、正しい付け方をすると骨盤が立つので姿勢もしゃきっとなります。
今回はその『満点ガードル裾除け』の効果と正しい着用方法をご紹介いたします。
『満点ガードル裾除け』の特徴
・居敷当てに防水布がついている
たかはしでは、絹の着物を汗や体液から守ることを大切にしているので、居敷当ての部分に防水布をつけています。着物を安心して着ることができます。どうしても二重になりますので暑くて我慢できないという方は、ミシンなのでちょっと大変ですがご自分で外していただくこともできなくはありません。
・力布の形状が船底型である
力布が船底型になっていて、後ろから前に向かって細くなり三角に紐につながっていることで、引いた力が後ろまでしっかり伝わるようになっています。(特許取得済)
これは、面で体を支えるため。面で体を包んで引き締めると、苦しくなくむしろシャキッとして気持ちがいいです。
満点腰すっきりパッドスキニーと合わせて使うとお腹のお肉の補整になります。
・裾つぼまりで綺麗なシルエット
布の形を工夫してあるので、裾つぼまりですっきりしたシルエットになります。
期待できる効果
・お腹のお肉をおさえる
・お腹のお肉を持ち上げる
・骨盤を立てる
この骨盤を立てるという効果により、姿勢がよくなって肩も後ろにひけるようになります。
そうすると重心も自然と真ん中になりますし、胸も自然と張りますので胸元もすっきりします。
全体に姿勢が正しくなるためには、骨盤が重要な役割を果たしているのがよくわかります。
サイズ選びのポイント
骨盤をホールドするため、普通の裾よけよりもかなり低い位置につけます。
そのためサイズで迷ったら、短め・細めを選んでください。
見た目かなりなぽっちゃりさんでなければOサイズは不要です。
紐が引きづらくなりますし、体に布が巻きつきすぎると裾さばきが悪くなりますのでご注意を。
着用方法のコツ
さて、肝心の着用方法のコツをお伝えします。
ガードル裾よけは、肌着やウエスト補整などを身につけてから最後につけると効果的です。
つける位置は骨盤が力布の真ん中か、真ん中より上にくるようにしてください。これは力布で骨盤を引き締めて立てるためです。普通の裾よけの位置よりかなり低いので注意してください。
1)力布を体に対して平らに当ててだぶつきや重なりなどないように左右きちんと確認します。
2)浅めに上前を決めて、下前を平らにお腹にそわせて紐を後ろに出します。このとき、布はそわせるだけで、引っ張ってはいません。
3)右手で上前の紐の先をしっかりと持ち、左腰の前で前に引きます。この時脚を屈伸させつつ紐を引くと、よりしっかりと閉まります。
4)紐を引っ張る力を緩めず後ろにまわして、後ろで紐を交差させて一度きゅっと引き締めます。そして前にもってきて2回からげて結びます。
5)このとき上前の力布がくしゃっとなっていあら、下にひっぱって平らにしてください。
以上が着用方法です。
もし上記の右手で紐を前に引いて引き締めるのがどうも苦手だとおっしゃる方に、もうひとつの引き締め方をご案内します。
手順の3)を、右手で下前を押さえておいて、左手で上前を持って真横に引いて引き締めるという方法です。
これでも、結構しっかりと締まります。
こうして力布を引き締めて身につけると、骨盤が立ってとても気持ちがいいですよ。
トイレにいくときは裾よけは上に持ち上げてしまって大丈夫。最後に、下に引き下ろせば元通りしっかり骨盤を支えてくれます。
ペチコートタイプについて
ガードル裾よけには普通の裾よけタイプとペチコートタイプがあります。ペチコートタイプは東スカートなどと同じで、スカートのようになっているので脚がペロンとでにくく、暖かいです。
デメリットは布が多い分、少し裾さばきが悪くなることです。お好みのほうを選んでください。
女将が実際に裾よけをつけるコツを紹介している動画もぜひご覧ください。
骨盤が立つ気持ちよさを実感していただけると思います。
【満点ガードル裾よけの効果&着用方法】たかはしきもの工房「ズボラ女将の和装の常識を斬る!」
紹介した商品
ガードル裾よけ
ガードル裾よけ ペチコートタイプ
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長い!斜め!ぶかぶか!おはしょり問題解決します!
おはしょりのお悩み4選の解決方法
着物を着た時、おはしょりがぴしっと決まっていると気分がいいですよね。でも、ぶかぶかしていたり、余っていたりするともったりしたり、太って見えてしまったり‥‥
今回は、そんなおはしょりのあるあるなお悩みを解決していきたいと思います。
1)おはしょりが長い時
着物の着丈が長かったりするとおはしょりが長くなってしまいます。腰紐の位置で調整できるときはいいですが、そうでないときはどうしたらいいでしょうか。
まず、一番簡単なのは「太い腰紐を使う」ということです。腰紐が太くなれば、紐の幅分おはしょりの位置が上になりますので、簡単に長さが調整できます。写真では「幅広胸ひも」を使っています。
腰紐の位置も慣れたところでいいですし、とても有効な方法です。すごく長い時には位置をずらして腰紐を2本にしたり、もっと幅広の伊達締めのような紐を使ってもよいです。
2)おはしょりが斜めのとき
よくおはしょりが斜めになります、というお悩みを聞くのですが、上半身は首を挟んで斜めの方向に肩に布がかかった状態なわけですから、おはしょりは斜めになるのは当然なのです。でも、これを真っ直ぐにしたいな〜という場合はどうしたらいいのでしょうか。
そんなときは「三賢伊達締め」や胸紐を使います。
写真のように分けて結んで、斜めに長くなっているほうのおはしょりを上にひきこんで、おはしょりの線を真っ直ぐにします。
三賢伊達締めは、伊達締めの役割を果たしつつ、結ぶ部分が紐状になっていることで胸紐の役割もできる便利なもの。また、強く結ぶのではなく、摩擦の力で布を固定するので体がとても楽なのです。普通に伊達締めとして胸紐がわりとしてもおすすめのアイテムです。
3)逆三角あげでおはしょりのお腹部分を一重に
よく、お腹部分のおはしょりを一重にしてすっきり見せるために『三角あげ』という方法を使いますよね。これをすると、おはしょりはすっきりなるのですが、下前の衿をひくことができず、日常着物だと着崩れた時に直せないということが起きてきます。
なので、たかはし女将式では逆に三角あげを右から左へあげるという方法を使います。こうすることで脇の部分の処理も楽になりますので、一度試してみてください。
参考動画:
【ちょっとマニアック!日常きものに便利なおはしょり術】
4)脇のもちゃもちゃおはしょりのすっきり処理
最後に横の余りの処理のお話です。身幅のある着物、袷や地厚な着物などは、脇(特に右脇)にもちゃもちゃっ!と生地の重なりが生じて、もっこりしてしまうことがあります。
それをどう処理するかというと、脇の余った生地はタックをとって後ろ見頃を前にもっていき、前見頃を被せるというのが着付け教室などで習うやり方だと思います。
このとき、胸元を抑えるのは胸紐や伊達締めでもいいのですが、コーリンベルトを使うとほどよい抑えでやりやすいです。
でも、このタックをとってもたくさん生地が余っている場合は、やっぱり横でもちゃもちゃしてしまいますよね。
そこで、背中でもタックをとります。
ちょうど、脇の前見頃に入れ込むタックと、背中のタックで生地の重なりを両方に振り分けるような具合になります。こうすると、脇がとてもすっきりしますのでお試しください。
女将の動画もぜひ、チェックしてみてください!
【何とかしたい!おはしょりのアレコレ】たかはしきもの工房「ズボラ女将の和装の常識を斬る!」
紹介した商品
幅広胸ひも
三賢伊達じめ
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暑い夏を乗り切れ!肌着と着付けの小技紹介
<肌着編>綿楊柳素材を味方につけろ!
夏着物のシーズンとなりました。何を着ても暑いような中で、着物という重ね着をするのはなかなかハードルが高いもの。
夏は着物はいいわ、という方もらっしゃるかもしれません。でもちょっとした積み重ねや工夫で暑さを軽減すれば、夏着物も楽しめますよ。今回は少しでも涼しく着るための小技、ハックをお届けします。
ステテコ
まずは、ステテコ。夏の常識、かと思いきや意外とご存知ない方もいらっしゃるので改めてご紹介いたしますね。
衣類を暑いかどうか感じるポイントとしては、まず汗をかいたときに汗を吸ってくれるかどうか、そして汗をかいたときに肌に布が張り付くかどうか。
汗をかいても、すぐに吸ってくれて肌にはりつかないし素材のものを身につけていれば、気持ちよく過ごせます。そういう意味では、綿楊柳や麻はとてもおすすめ。
でもそれを裾除けのようにしてしまうと、今度は摩擦力で足にまとわりいてしまいます。ステテコであれば、足へのまとわりつきもなく、歩きやすいです。
また、なにもつけていない足と足がくっついている状態だと、汗をかくと股ずれがおきたり、足同士の体温が伝わりあって暑く感じます。足と足の間に布があることは、とても快適なのです。
もしもまだステテコを試したことがない方は、ぜひその涼しさを体感していただきたいです。
特に生地にポコポコ感のある楊柳素材は、肌にも張り付かず快適です。
たかはしきもの工房のステテコには「綿テコ」と「麻テコ」がありますが、綿テコは綿楊柳なので伸びがいいです。麻テコはとても涼しいのですが、平織で伸びない素材なので、綿テコより大きめのサイズをお勧めしています。
またちょっと食い込む、と言われることがあるのですが、ローライズタイプですので引き上げすぎて着ないように、少し引き下げ気味に着てくださいね。
筒袖
汗をよく吸ってくれて張りつきがない緬楊柳のものは、上半身にもおすすめです。満点快適肌着や、満点スリップ綿楊柳、麻子、夏子など、綿楊柳素材のものは夏におすすめ。
特にお袖ちゃんは布の量を減らし、でも脇のしたの汗は止めるという涼しいのに頼りになるアイテムです。筒袖になっているので、うそつき衿を使えば着物も着られるし、浴衣だったらそのままでOK。
角袖はきちんとして見せたいときにはあるといいですが、カジュアルきものであれば省略して筒袖で着たほうが断然涼しいもの。
改まった場以外であれば、一度筒袖で夏きものを着てみてほしいです。涼しさに驚きますよ!
<着付け編>小さなことの積み重ねで差がでます!
裄は短めが涼しい!
これからお仕立てをする、なんていう方がいらしたら、夏に着るものは少し裄を控えて短かめにお仕立てするのもひとつの手です。襦袢との兼ね合いもありますが、浴衣など筒袖で着ていいものからぜひ試してみてください。
くるぶしが出るくらい短めだと、動きやすいし涼しいし、カジュアルシーンの着物は「短め」ということを試してみてください。3〜5分長さを控えるとかなり違います。
短くするのは肩裄のほうがおすすめ。スマートにすっきり見える効果もあります。
着丈を短く!
着付けの時に少し着丈を短くするだけでも、足元に通る風が違います。涼しいです!
麻足袋を履く!
足袋は麻足袋が涼しい! レースの足袋なんかは涼しそうに見えますがナイロンやポリエステル素材のものはやはりもわっとするもの。高価ではありますが、価値があります。
衿を緩やかにあわせて、浮かせて着る!
衿合わせをぴったり合わせすぎないで、少しゆるやかな角度にして、首から衿を離し、浮かせて着るようにするとそこから風が入って涼しくなります。
少しのことで変わりますので、だらしなくならない程度に、指を入れて隙間を作ってみてください。
ウエストパッドスキニーに保冷剤を入れる!
補整パッドのスキニーに保冷剤を入れるという必殺技があります。
これは冷たくなりすぎず、結露もスキニーが吸ってくれますし、とてもおすすめ。動画がありますので、ぜひ試してみていただきたいです。
小さな保冷剤はすぐ溶けてしまいますが、大きいものを補整代わりに使いながら、なんと5時間くらい持っちゃうという驚きの技。ぜひご覧ください。
暑い時期が長くなってきています。夏だけではなく、暑いなと思ったら工夫を積み重ねて、着物を涼しく! 楽しんでくださいね。
【暑い夏を凌ぐ小技】たかはしきもの工房「ズボラ女将の和装の常識を斬る!」
紹介した商品
満点快適肌着
お袖ちゃん
綿テコ
麻テコ
満点腰すっきりパッド スキニー
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ズボラさん向け!しつけ糸の簡単な取り方
しつけ糸はどうしてついているの?
新しい着物を購入したとき、「しつけ糸」がついていますよね。
しつけ糸は、取ってから着るもの。
どうせとってしまうのに、なぜついているのでしょうか?
着物は仕立て上がってから、寝押しや座り押しなど体の重みで優しく折り目をつけていくものなのです。これもSDGsの考え方とも通じるかと思うのですが、アイロンやコテでしっかりと折り目をつけてしまうと、仕立て直すときに折り目が消えなかったりします。
また、アイロンなどできちっとプレスしすぎてしまうと、生地もふっくら感がなくなり、ペラペラな印象になってしまうことも。つぶれすぎず、ふわっと絶妙にしかも取れない折り目を仕上げるためにしつけが必要なのです。
しつけがあることで、着物がずれることなく折り目がつきキレイに仕上がるというわけです。
意外と重要な役目がある「しつけ」。
なくてもいいんじゃない?とおっしゃらず、これがあるから着物がキレイに仕上がっているんだな〜と思ってあげてくださいね。
女将流:しつけ糸の取り方
袷の場合ですが、袖と裾にしつけがかかっています。
しつけは、地域やお店、仕立師さんよってかける場所が違うことも。衿にかけることもあります。
袖のしつけの取り方
袖の部分はたいがい袖口をぐるりと囲んで、1本の糸でしつけされています。
たかはしきもの工房の場合は、玉結びを外に出して外しやすいようにしています。以前は玉結びが見えないようにする=袷の内側にすることが美しいとされていたのですが、それだと糸の端がどこにあるかわからず、取りにくいということで、このようにしてあります。
糸の端が見えないようにされている場合はハサミで切ってください。
袖口の付け根のところに糸の端があります。この玉結びのところ(糸の端)を持って、静かにひけなくなるまで引っ張ります。
引けなくなったところで、指で抑えてプチッと糸を手で切ります。
ハサミを使わないので布を傷つける心配もありません。
あとは、おなじようにするか、指で糸を引き抜いていけばとれます。
袖口の付け根のところは、かがってある場合もあります。たかはしでは、そこがかがってあるとしつけをとりにくい、ということで今はかがってありませんので、とても取りやすくなっています。
袖の丸みの部分も、かがってあることが多いです。たかはしでも、この丸みをキレイに抑えるため、この部分はかがってあります。
無理に引っ張らないで、かがってある部分の手前で糸を一旦切って、そっと引き抜けばかがってある部分もするっと取れますのでお試しを。
あとは、袖の袂の部分の玉結びをひっぱれば、するっと糸が抜けて袖のしつけ取り完了です。
端のしつけが見えないように止めてあったり、返し針をしたりしてある場合には、無理をして引きちぎるより、ハサミで糸を切ってとったほうが、布を痛めないかと思います。
裾のしつけの取り方
裾も同様にしつけ糸をとっていきます。
襟先の下のところに糸の端がありますから、玉結びを持って糸をひっぱり、ひけなくなったところで指で抑えて、糸を切っていきます。
中に玉結びをしてあって糸の端が見えないときは、最初もハサミで切ってくださいね。
裾は衽(おくみ)の角などかえし針をしてある場合もありますので、そういう場合は袖と同じように一旦そこで押さえて糸を切り、無理に引っ張ったりしないでください。
反対側の衽の角まできたら、あとは逆に襟先の玉結びを探してそれを引けばしつけ糸がするっと抜けます。
これでしつけ糸取りが完了です。
いろんなやり方があると思いますが、ズボラさん向きのしつけ糸の取り方のご紹介でした。
ぜひぜひ実際にしつけ糸を取っているところ、女将の動画をご覧くださいね!
【しつけ糸のいろは&取り方】たかはしきもの工房「ズボラ女将の和装の常識を斬る!」
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うそつき袖とうそつき衿の収納方法
今回は、収納のお話です。
しかも、うそつき袖とうそつき衿という、たかはしきもの工房のうそつきご愛用者『たかラー』さんにお役立ちな収納です。
着物や帯はいろんな収納方法をご存知かと思いますが、今回もマニアックなお話をお届けいたします。
うそつき袖はスカートハンガーで!
まず、うそつき袖。
たかはしきもの工房のものに限らず、うそつき袖をお使いの方も多いと思います。
箪笥の中に、畳んで入れると折ジワが気になったり、広げて入れると場所も取るし取り出しにくい……。何げに収納しづらいアイテムです。
毎日うそつき衿と袖の女将が編み出した、選びやすくてさっと取り出せてシワにもならない収納方法がスカートハンガーを使う方法です。
スカートハンガーは、4連とか5連になっているものだとたくさん収納できて省スペースに。止めるピンチがやわらかいものが、生地を痛めません。
袖山を上にして、マジックテープがある側をピンチで止めると、マジックテープが他のものにひっかかったりしづらくなるのでおすすめです。
女将は、作り付けの収納の盆にひっかけて扉を閉めていますが、普通の桐箪笥の扉の裏側だとスペースが足りないかもしれません。
クローゼットなど、日に焼けないところにかけておきましょう。
一連は袷用、もう一連は単衣用などとして、使い分けをすると便利です。
完全にシーズンオフになったら、お手入れするものはお手入れして、全て重ねて三つ折りにして箪笥やクリアケースに収納します。
全部重ねてまとめておくことで、出したり移動したりするのがしやすく、しわくちゃになりにくいのです。
うそつき衿はぱたぱた畳みでコンパクトに
うそつき衿は、たかはしきもの工房独自の形をしています。
衿に、えもん抜きとベルトがついているのですが、衿を左右3つにたたんで、それを芯にしてくるくるとえもん抜きを巻いていくと、とてもコンパクトにたためます。
1)最初に衿の部分を畳みます。片側を三等分して真ん中に重ねていきます。
両側たたんで、長方形に整えます。この時、衿は同じ太さではないので、基準は自分の気持ち良いように揃えてください(下図参考)
2)それを芯にして、くるくるとえもん抜きを巻いていきます。ベルトもたたんで内側に巻き込みます。
3)できあがり! ばらけず、扱いやすいサイズにたためました!!
箪笥にもしまいやすいですね。
半衿もあまり汚れなかったようなときには、衿芯を入れたままハンガーにかけておいてもう一度使うというのも、楽でいいですよ!
前日に衿芯を入れて用意しておくのも、当日の朝楽でよいものです。
うそつき衿の畳み方は、ぜひ開発者の女将の動画をご覧ください。
【うそつき袖・衿の収納術】たかはしきもの工房「ズボラ女将の和装の常識を斬る!」
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汗が気になるシーズン!汗っかきさんにおススメのきもの
汗ジミは『黄色』
立夏を過ぎ、汗ばむ陽気の日が増えてきましたね。今回は汗でお悩みの皆様に「汗をかかないようにするのは不可能だけど、汗対策はできる」というお話をしたいと思います。
そもそも汗をかいて、その汗染みを放置するとどんな風になるのでしょうか。
汗がついたすぐは、濡れただけで乾いたときには、うっすらと輪染みになるかくちゃくちゃ、と縮んだような感じになるかと思います。
それが時間が経つと、黄ばんでいくのです。
洋服などでも、ワイシャツの衿などで同じような現象を経験したことがある方はいるのではないでしょうか。
クリーニングの溶剤と汗が反応して黄ばむということもありますし、そのまま放置していても酸化で黄ばんでいってしまいます。
特に汗汚れの縁の部分に、成分が溜まりやすいのか強く黄ばみが出ます。
汗の汚れは「黄色」なんです。
まずはきものに汗を移さない、ということが大切。
これは、汗を移さない工夫をした肌着などを着ることによってできる対策です。
汗をきものに移してしまうと普通の丸洗いでは落ちません。汗は水溶性の汚れなので、丸洗い=ドライクリーニングの溶剤では落ちないのです。絹であっても、水で落とさなければなりません。
別に「汗抜き」という工程をプラスするため、汗が移ってしまったきもののお手入れ代は高くなってしまいます。
対策その1:汗うつりの防止
汚れを目立たせたくない、お手入れ代も安くしたいという場合は、まずは汗うつりの防止。肌着の段階で汗を止めるのは有効です。
宣伝になりますが、たかはしきもの工房の肌着は汗対策をしっかり考えて作っております。
こうした肌着を着ることで、着物への汗うつりを防ぐと、汗ジミをつける危険を減らすことができます。
対策その2:汗は水溶性。洗える着物を選ぶ
あとは麻や綿麻をはじめとした「洗えるきもの」を選ぶということです。
最近はセオアルファのように、ポリエステルだけど暑くないものもでてきています。水で洗えば汗は落ちますから、これは一番有効な手かもしれません。
対策その3:絹ものは汗じみができにくい素材を選ぶ
でもやはり絹の素材が着たいということでしたら、まずは素材でいうと紗、縮などは汗染みになりにくい傾向があります。絡み織で布目が開いていて、通気性がよいものなどは汗染みがつきにくいのではないでしょうか。
すごく汗をかいた日には、きものをハンガーにかけて、霧吹きでまわりに水を吹き湿度の高い空間を作ります。きものに直接かけないのがポイント。
その湿度が高い状態になったとき、湿度がきものを通って蒸発するため、多少汗の成分もつれて出ていくということです。お手入れの「汗抜き」も同じ考え方で、蒸気を通すことで、汗が蒸気と一緒に飛ぶということなのです。
夏きものは、輪ジミになったり目立つ状態になっていなくても汗はかいていますので、丸洗いに出すときは汗抜きをするのがおすすめです。
目立たないものにすれば、この回数を減らすことができます。
一方、絹ものの絽や竪絽などの柔らかものは、汗染みが目立ちやすい。汗による収縮も起きやすいです。ガード加工をしていても、汗汚れは防ぎきれません。その場合はどうしたらいいでしょうか?
対策その4:汗じみができにくい色を選ぶ
汗は「黄色」い汚れであるということで、汚れてしまっても黄色が目立たないような色の着物を選ぶ、という方法もありです。
まずは黄色みが入っているような色。茶色やベージュのような色は黄色い汚れが目立ちにくいといえます。
逆に淡い爽やかな青などは、黄色い汚れと相性が悪く、汗ジミも目立ちますし、くすんだ濁った色になりやすいです。
夏には着たい素敵な色ですけれど、そういう特徴はあります。
長く着て楽しみたければ、色の選択も一つ視野にいれるといいと思います。黒っぽくて汚れが目立ちにくい色を選ぶのももありでしょう。
黄色みの入った、渋めの色、汚れが目立たない色であれば汗汚れによる変色もあまり気にせずに着ることができます。明度が低めの、暗い色がおすすめです。
あまり夏着物に選ばれる色ではないかもしれませんが、結構かっこいいですよ。仏事もいけます。
また、そういったきものは変色してしまったら染め替えすればまた違う雰囲気になって楽しめます。汗抜きや丸洗いのお手入れの回数を減らして、ある程度の年数着たら染め替えてしまえばいいという考え方です。
私は汗っかきだから
夏の着物は……と敬遠されている方も、
汗の特性を知って、汗をかく季節のきものを楽しんでくださいね!
具体的な色の例などは女将の動画をご覧くださいね!
【汗っかきさん集まれ!汗っかきさんおススメきもの】たかはしきもの工房「ズボラ女将の和装の常識を斬る!」
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