【きもの初心者必見】帯の種類について②

こんにちは。きもの初心者・たかはし新入社員の渡部です。 早いもので、入社してからすでに・・半年が経過しました。 少~しずつではありますが、着物用語を理解してお客様と店長のお話に耳を傾けたり、販売商品の在庫が置いてある場所を覚えはじめたり(やっとか?) たかはしの一員らしい事が、ちょっとずつ出来てきたかなぁなんて思う今日この頃であります。 今回も楽しく読んで頂けるようなブログ、書いてみます! …

【きもの初心者必見】世代によって衿の開き具合に違いがあるのはなぜか

こんにちは。たかはし新人&きもの初心者の佐藤めぐみです。 普段、佐藤が目にする着物を着こなせている方々は、本当めっちゃかっこいい!! 初心者でも「粋だわ~」って感じるぐらい素敵に着こなしてらっしゃいます。 そんな素敵な方々が、ずらーっと並ぶ場面があり、そこで気になったことがありました。 着物に〇を突っ込みやすいか否か? たかはし主催のイベントにて撮影した集合写真を眺めていた時のこと。 粋に着物を着こなしている方と、可愛らしく着物を着こなしている方とで、衿の開き具合に違いがあることに気づきました。 その違いとは、粋に着こなされている方の衿の開き具合は深めで、可愛らしく着こなしている方の衿の開き具合は浅めでした。 そして、粋に着物を着こなされている方には人生の先輩方が多かったのです。 どうやら年齢が関係しているようなので、たかはし社内にて聞いてみたところ、次のように教えていただきました。 年齢に似合う衿合わせについて …

【きもの初心者必見】"うそつき"って何?

こんにちは。着物初心者の藤田です。 この世界に入り、びっくりしたこと、それは 「"うそつき◯◯"という物があるんだ?!」 ということです。 たかはしに入社し、オリジナル商品を覚えるためカタログをみると、知らない商品だらけでした。 私が最初にあった、着物を着るために必要な物の知識としては、 きもの 帯 帯揚げ、帯〆 襦袢(きものの中にも確か何か着た気がするな〜程度) 何か肌着みたいなのも着た気がする 大量の紐とタオル この程度でした(笑) なので、肌着や襦袢にも工夫された商品があることに驚きでしたが、衿と袖だけってあるんだ?!とびっくりしたのを覚えています。 ただ正直、たかはしは今までにない商品を開発していることは入社当初でも分かっていたので、"うそつき袖"や"うそつき衿"も「オリジナルなのでは?」と一瞬思ったことがあります(笑) すぐ調べてみると、きもの業界では当たり前にあることを知り、 「きものを着るのは大変だけど、日常着として着やすくするための工夫もされているんだな〜」 と感じました。 本日は、 "うそつき"について 学んだことを皆様に共有させていただければと思います! きもので言う"うそつき"とは? 調べてみたところ、言葉の通りでした(笑) 着物を着る際の工程を省いたり、それっぽく見せることを「うそつき」と言うそうです! 肌襦袢に衿や袖を付けて"長襦袢"を"省略"するので「うそつき襦袢」 長襦袢に半衿を付けて着ているように"見せる"「うそつき衿」 など。 うそつき袖 マジックテープでの脱着方法が多いようです。他にはスナップボタンタイプも見かけました。 当店のうそつき袖はマジックテープです。 マジックテープだと、貼る位置で多少袖幅を調節できるのがメリットですね。 脱着方法は業界全体的に同じものが使われていますが、マジックテープの位置など異なっていたりするので注意が必要です! うそつき衿 基本は衣紋抜きと合体しているのが多いようです。 衣紋抜きがついているので、長襦袢で衣紋を抜くより簡単なイメージです。 「半衿を縫い付けるのが面倒…でも色々な色柄を楽しみたい!」という方もおすすめですね。 こちらも、うそつき襦袢に半衿がついているものもあったりするので、組み合わせには注意が必要です。 うそつき襦袢 肌襦袢に、うそつき袖やうそつき衿を付けられるようなものを「うそつき襦袢」と呼ばれているそうです。 上下に分かれる二部式や、半衿がついているもの、ついていないもの、様々な種類があります! うそつきシリーズは長襦袢を省略できるので、 「きものは何枚も重ね着するから暑い!」 がなくて良いですね! 少しでも工程を省略できるのは、初心者として嬉しいです(笑) ちょっと話をずらしてしまいますが… 新人お得意のGoogle先生によると、歴史的には長襦袢より二部式の方が古いのだとか! 私はてっきり長襦袢を楽に着る工夫として二部式になったと思ってたのでびっくりしました(゚ω゚) まとめ うそつきシリーズは "きものをラクにきれいに着れる工夫" が形になっていると思いました。 うそつき衿に慣れてしまったら、長襦袢を着るときに衣紋抜きがないと苦戦しそうです(@~@;) うそつき袖も、数枚持っていてもかさばりませんし、気分で変えられるのでコーディネートの楽しみが増えそうです。 ただ、お店ごとに仕様が異なるので、基本は同じブランドで揃えるのが一番ですが、違ったブランドで探す場合は注意が必要ですね! そして今回思ったことは、 私みたいに、 「きものに興味があって着てみたいけど、大変そう…」 と、興味はあっても一歩踏み出せない方はたくさんいると思います。 その方々に、こういう情報って中々届かないよな〜と感じました。 でも、「調べない」という事実もあることは自覚しております! 興味ある方が、ちょっと調べたときに見つけられて、ラクに着る工夫を知ってもらえれば、きものを楽しむ人口も増えてくると思います。 なので、この新人ブログを少しでも多くの"きものに興味ある方"へ届けられるよう新人メンバーで更新していきたいと思います(`・ω・´)g 最後までご覧いただきありがとうございました。次回もぜひご覧くださいませ! 紹介した商品 うそつき袖(替え袖)一覧 うそつき衿(替え衿)一覧 えもん抜き 新人がびっくりしたことシリーズは下記リンクバナーから一覧をご覧になれます。 更新情報はInstagramで発信していく予定です。 Instagramを登録されている方は、是非「たかはしきもの工房…
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【きもの初心者必見】麻に種類ってあったの?!

こんにちは。たかはし新入社員の鷹木です。 2回目となる今回ですが、ブログ事態も新人なもので・・・2回目でも全然慣れず(-_-;) 文章を作る事の難しさを痛感しております。こんな私の今回の“学び”にも是非とも良いお付き合いを(笑) よろしくお願いいたします! 近江の麻って何?麻にも種類ってあるの? 私自身、入社してから約半年になりますが、入社してからすぐにとりかかった仕事で目にした、たかはしのオリジナル商品の一つが夏用の「涼感マスク」でした。 たかはしのネットショップでのマスク紹介のページには、 「天然素材でありながら、下手な化学繊維よりもはるかに高い涼感を誇る"麻"。その中でも最高品質と言われる近江の麻を外側に使用。」 と記載されています。 そこで出会った近江の麻… ん?近江の?麻の中でも最高品質…?? たかはしの社員になるまで“麻”は知っていたけれど、その中でも更に種類があるなんて… しかも! 近江=おうみ と読むことすら知らなかったのです、恥ずかしい〜〜〜!!(//;▽;//) たかはしの先輩方に聞くより先に…とりあえず読み方を母に聞いてしまいました(笑) そこで今回は、“一種類の生地”の中にも更に様々な種類がある事、中でも“麻”の種類と品質に注目しました。 麻にはたくさんの種類がある 「麻」という名称は日本独自のもので、本来は大麻を指していましたが、現在は植物から採れる繊維を総称して「麻」と呼んでいるそうです。 国際的には、 リネン(亜麻) ラミー(苧麻) ヘンプ(大麻) ジュート(黄麻) アバカ(マニラ麻) ヘネケン(サイザル麻) など、それぞれの名称がありますが、現在、日本で「麻」と表記できるのはリネンとラミーに限られているようです。 えっ、じゃあ海外の人に「麻」って通じないんですね! 知らないって恐ろしいです…(@_@) リネン(亜麻) 人類最古の繊維と言われ、古代エジプトでミイラを包む布に使われていたといいます! ミイラ!テレビや本以外に、私は美術館でも実際にミイラを見たことがありまして、その時に使用されていた布が最古のリネンだったとは〜〜〜驚きです(゚Д゚;)! 当時は普通にミイラに夢中でしたが、たかはし入社の未来の為に、もっと布の方も見ておけば良かった…(´-ω-`) ラミー(苧麻) 苧麻(ちょま:カラムシとも言われます)を原草とし、多年生の植物で高温多湿を好みます。 寒さに弱く霜が降りると枯れることがありますが、翌春には新しい芽が出てきます。 しかし、現在は日本国内での栽培はほとんどされておらず、中国、フィリピン、ブラジルが主な産地となっているそうです。 では、"近江の麻"とは? 上記に記載した通り、麻は全般に乾燥すると織りが困難になるので、麻織物には湿潤な土地が適します。…

【きもの初心者必見】「きもの」の歴史を垣間見た「ぶんこ」とは?

はじめまして。たかはし新人&きもの初心者の佐藤めぐみです。 どのぐらい初心者なのかというと、次のお話でご想像してみてください。 以前、母の訪問着を着た際、「借りてきた猫+ロボットみたいな動きになっていた」私。 母の大切な着物なので汚してはならぬという思いと、着物を着た時の正しい所作がわからないという状況が生んだ動きでありました。 そんな着物ド初心者の私が、着物について気になったあれやこれやをお届けしていきたいと思います。 読むものじゃない「ぶんこ」って何だろう? たかはしでは毎朝ミーティングが行われます。 たかはしのある新商品についての話をしている中で、 「これ”ぶんこ”付けたの?付けてないなら付けといてね。」 というのがあり、耳馴染みの無い言葉だったので、 ”ぶんこ”って何だろう?と思ったわけです。 商品に付けるものだから、ラベルのことなのか、なんらかのフダのことなのか、まったくわからなかったので、知らないことはまずGoogle先生に聞く! ということでネット検索したくても、文字がわからない。 パソコンで”ぶんこ”で変換すると、「文庫」と「文虎」のみ。 「こりゃわからん、聞くのが早い!」 と思ったので、女将に聞いてみると、次のようなことがわかりました。 文字は「文庫」。略さずに言うと「文庫紙(ぶんこし)」 「多当紙(たとうし)」ともいう 着物を保管するために包む紙や反物・帛紗(ふくさ)・襟地などを包む紙を差す 「わお、そうだったんですね~♪」 と知れたのは良かったのですが、さらに気になったのが、 「なぜ着物のことなのに、文書や図書に関係する文庫が使われているんだろう?」 ということ。 実は、佐藤個人の話になりますが、自分が興味あることを調べるのは大好き! 一個調べると次々と気になってきちゃうため、さらに調べてみました。 「文庫紙」の由来とは? 「文庫紙」は着物を保管する道具なのに、文書や図書に関係する文庫が使われているのか、その由来をGoogle先生に聞いてみると、、、 1830年後半から1840年前半にかけて呉服屋が反物を紙で包むようになった 文書類や文房具、髪結いの道具などを入れておく手箱を「手文庫…

【きもの初心者必見】帯に種類ってあったの?!

こんにちは。きもの初心者、たかはし新入社員の渡部です。 今回2度目のブログ担当ですが、まだまだ文章を書くということに慣れません。 が、皆さんに楽しく読んでいただけるよう、がんばりまーす(‘◇’)ゞ よろしくお願いします。 今回は、『帯』についてのお話です。 皆さん、帯って聞いたらどんなイメージですか? 「締めるもの~」とか「結ぶもの~」とか…そんな感じでしょうか。 私もそんな印象だし、はっきり言ってそんな『帯』の事考えた事ありませんでした(…