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【きもの初心者必見】きものの生地は「織り方と染め方」がポイント!?

はじめまして。たかはし新入社員の鷹木です。 初めて飛び込んだ“和”の世界… 知らない事ばかりで驚きの連続の中、新人きもの初心者達と頑張りつつ、楽しみながら学んでいきたいと思います☆ 私達と同じ、着物初心者の方々に、お役に立てる情報になれば嬉しいです! 是非とも、よろしくお願いいたします(^^)! 「きもの」の中でも“生地”は様々! 私は基本、“きもの”というものはとても綺麗なもので、特別な日や式、イベント等の時にだけ着るものと思っていました。 生地は絹のものだけ“きもの”という認識でした。 しかし…! 絹だけでもなかったようで… 生地の基本“素材”としては絹・木綿・麻・ポリエステル・ウールなどがあって驚きました! ポリエステル素材の着物!? いくら着物初心者の私でも、その素材は普段の洋服で目にしていますし、実際に着たりします。 でもそれって合成化学繊維ですよね!?着物にも合成化学繊維使うんだ、と思ったのが正直なところです。 “素材”から生地を作る方法 “素材”から生地を作る方法が「染め」と「織り」の2種類がありました。 染め 糸を染めるのが織った後の場合「後染」 糸を染めるのが織るより先の場合「先染」なんと、染めるタイミングで呼び方の違いがあるそうです。 そして「染め」には、“友禅(ゆうぜん)”染めや“絞り”といった技法等があるそうですが、そういえば友禅という単語だけは聞いたことがありました。また絞りは、修学旅行で行った京都で藍染のハンカチ作り体験したことを思い出しました。  さらに、後染は「染め着物」 先染は「織り着物」 と呼ばれることもあるそうです。ん~、そろそろ頭が混乱してきました! ですが、たかはしオリジナル商品「絹麻町55番地」は”交織”の反物だということはこの前教わったのでなんとか頭に入れましたよ。 織り 混紡(こんぼう) 違う素材を混ぜ込んで糸にし、それから織ったもの ※イラストはイメージです 交織(こうしょく) 種類が違う素材の糸を、織るときに混ぜたもの ※イラストはイメージです 「織り」の中でも“紬(つむぎ)”を代表に様々な紬と他の織り方があると知りました。 例えば絹も、ただ糸の作り方や織り方を変えるだけで、“絽”、“紗”などのように、夏物に変身したりするそうで…、その奥行きを考えるとクラクラします。 ※絽・・・透ける部分と透けない部分が一定に織られています。 紗・・・全体的に隙間があります。 ちなみに、どの素材にも染めと織りはありますが、ポリエステルは、他の素材と比べると「織り着物」にはあまり適していないみたいです。なんでなんだろう、と思いましたが、今は気が付かなかったことにします。笑 ここまでの時点で、ただ単純によくある生地の種類の違いだけだと思っていたところが、素材から染め方や織り方があって、それぞれの着物にあった生地が作り出されている、という事にとても驚きです! 織りも染めもその種類は様々で、それが種類豊富な“素材”と合わさったら、 「出来上がる生地の種類は無限大!!?」と思ってしまう程でした! まとめ 基本の素材に様々な種類がある(絹、麻、ポリエステルなど) 染め方にも様々な種類がある(後染、先染) 織り方によっても異なってくる(絽、紗など) これらの組み合わせ次第で様々な生地が生まれていたのですね! 高級な絹や100%の素材だけではなく、素材の中からも別の素材同士を組み合わせて作られていることを知った時は驚きました。 素材も、絹100%とか、麻100%だけでなく、繊維が混ざったポリ麻や綿麻等の種類があり、その生地が着物にも普通に使われているという部分では、普通の洋服と変わらないんだなと思いました。 着物だからと言って、全てを特別な物とは思わず、もう少し身近に感じたいものです(*´з`) 紹介した商品 絹麻町55番地 次回は、新人藤田が、「きものと浴衣の違い」についてのご紹介を予定しております。 最後までご覧いただきありがとうございました。次回もぜひご覧くださいませ! 新人がびっくりしたことシリーズは下記リンクバナーから一覧をご覧になれます。 更新情報はInstagramで発信していく予定です。 Instagramを登録されている方は、是非「たかはしきもの工房…
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保冷剤と銀色の保冷シートで着物を涼しく!女将の裏技大公開

涼しいと感じる「感覚」も十人十色 暑い時期の着物って、本当にお洒落ですよね。どんなに暑くても日傘の着物美人を見かけると、そこだけ涼しい風が吹いてくるようです。でも、夏に着物を着るのは正直暑いもの。 温暖化も進み、もう5月くらいから暑さ対策をしないと快適には過ごせません。10月を過ぎてもまだまだ暑い……そんな状況です。「接触冷感」のある肌着なども増えてきましたし、冷感スプレーなどもありますね。 ただ、触ったときにはひやっとしても、それが持続するかどうかはまた別です。 麻や揚柳などは、シボがある分、空気の層ができて断熱材の役割を果たしてくれますし、肌に張り付かないので平織りよりも涼しい素材です。ただ、肌が弱いので苦手とおっしゃる方もいます。 化学繊維、天然素材、どちらを涼しく感じるかはその人次第。また肌にあうあわないもあります。何にでもいい点と悪い点があるもの。データや理屈だけではなく、自分にとって快適な肌着を探すことが大切です。 着物は、全身を覆っていますので暑いと言えるかもしれませんが、逆に直射日光から身体を守ってくれますし、女性の場合身八つ口からも空気が通ります。また首、袖口、裾に涼しい工夫をすれば、快適に過ごせるものです。 例えば <首> 半衿を麻など涼しい素材にする。ビーズの半衿もひんやり。 襦袢を着ないで、「うそつき衿」にする。 <袖> 角袖よりも筒袖のほうが涼しい。「お袖ちゃん」も便利。 <裾> 「ステテコ」で足の間の熱をカットしたり、汗をとったり。 汗取りをちゃんと着た方が涼しいということもあります。 カジュアルであればステテコだけで着ることも。 などなど、自分でいろいろ涼しく着る工夫をしてみてください。 保冷剤+銀色の保冷シートでひんやり持続時間大幅延長! 保冷剤を持ち歩けば、確実にひんやりします。でも暑い日には、あっという間に溶けて、ただの重くてぬるい物体になってしまいますよね。 そこで、保冷剤を銀色の保冷シートの袋に入れるか包んで使ってみてください。冷たすぎず、ほどよい冷気で大きいものなら5〜6時間持ちます。 女将式の使用方法は 1)腰パッドに補整がわりに入れて使う 大きめの保冷剤(10センチ×17センチくらいのもの)を保冷袋に入れて、たかはしきもの工房の腰パッド「スキニー」に、補整のインナーメッシュやタオルがわりに入れて使います。 スキニーは外側に防水シートが貼ってありますので、万一結露しても着物や帯には響かないので安心です。保冷袋に入れることで、冷えすぎず、ほどよく身体の熱をとってくれます。保冷袋に入れないと、すぐ溶けてしまうだけでなく、身体を冷やしすぎてよくないと思いますので、試すときは保冷袋を使ってくださいね。 2)保冷剤を持ち歩いて、ポイントで冷やす 手のひらサイズの小さめの保冷剤を、銀色の保冷シートに包みます。もしくは、保冷シートを袋の形にしておくと便利です。テープではうまく貼り合わせられないないので、接着剤で袋の形に貼付けてください。 バッグに入れておけば、暑い!と思ったときに胸元に入れたり、脇の下に挟んで冷やしたり。もちろん入れっぱなしでもいいですが、落とさないように気をつけてくださいね(笑) この使い方のときは、保冷袋に入れてもやっぱりうっすらと結露してしまうことがあります。心配なときには、保冷袋に入れる前に、布かキッチンペーパーなどでくるんでから入れるようにすると、中で結露の水分を吸ってくれるので安心ですよ。 涼しさについて、熱く語る動画もぜひ 1年を通じて、ほぼ着物で過ごしている女将の「涼しさ」論とは? 素材や感覚のお話から、保冷剤の裏技、その使い分けまでを詳しく解説している動画もぜひご覧ください! 涼しいってなぁに? あなたの「涼しさ」発見の参考にしていただければ幸いです♥ 紹介した商品 うそつき衿一覧 お袖ちゃん¥5,170(税込) ステテコ一覧 Instagramでブログの更新情報を配信します。 Instagramをご登録されている方は、ぜひ「たかはしきもの工房…
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【きもの初心者必見】きものにもTPOがあった?!正しいきものの選び方

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【きもの初心者必見】着物は季節によって着分けるルールがあった?!

初めまして。着物初心者、たかはし新入社員の藤田です。 このブログは、 初心者の初心者による初心者のための着物知識記録 としていただけましたら幸いです。 このブログをご覧くださった先輩方には、ぜひこんな情報もあるわ〜!など教えて頂きたいですし、着物をこれから始めたいと思っている方には、少しでもためになれば幸いです! 着物にも種類がある?! 今回私がびっくりした(学んだ)ことは、 "着物は季節によって着る種類があると言うこと" です。 本当に初心者で、ここからびっくりしています。 言われてみれば、寒い季節、洋服では重ね着や厚い生地を選んだり、暑い季節は薄いTシャツ一枚だったり…よく考えたら当たり前ですよね。 それでも入社前は、着物と言えば柄で着る季節を分けているくらいかな〜と言う浅い考えでした…(反省) 時期と種類のルール 10月〜5月「袷(あわせ)」 6月・9月「単衣(ひとえ)」 7月~8月「薄物(うすもの)」 大きく3つに分かれているんですね。ただ、上記の時期は「一般的に」らしいので、袷の時期でも暑ければ単衣を着ても問題無しです。 例えば、5月になれば結構気温が東京の平均最高気温は23度と結構暑いです。 そんな時、冬と同じ着物をきると熱中症になりかねますよね…
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下働きに柄足袋カバー

2011年1月14日  初釜の準備の時ですがこんなことしちゃいました(^^;) ホントは白の足袋カバーが普通でしょうけど、懐石の準備やお掃除やらでたくさん歩き回るから、ホント、汚くなるのですよ。 なんたってずぼらな、私は当店で売ってる柄足袋ソックスを足袋の上に履いちゃったのです!! だって洗濯がものすごく楽なんですもの~(^^;) 足袋にしろ足袋カバーにしろ、皆さん洗濯には苦労していることでしょう。 なかなか黒ずみが取れない、って経験ありますよね~!…
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藍染めの色落ち

2010年12月28日  着物を文庫に入れ、藍染めの多包布に包んでいたらこんなになっちゃいました(@@) 3週間くらいでしょうか、包んでいたのは。 でも、それで持って歩いたとか全くなくて、ただ置いてただけなんですが ……直接着物を包まなくてよかったです~(>-<) 確かに中国産の安い藍は簡単に落ちますが、これほどだとは思いませんでした。この多包布を洗ってみようかな!?…