平成26年2月

きものよきもの

私が所属している『気仙沼のおもてなしを考える 気仙沼つばき会』という任意の団体があります。
これは地元のホテルや旅館の女将さんをはじめ、私のような業者や主婦など、とにかく女だけでワイワイとおもてなしを考えて実行しましょうという会です。

あくまで任意だしスポンサーもないので資金もないのですが、これが不思議なことにいつのまにか活動費が出てくる!笑
もしくは稼げちゃうんです。

今の時代、商売は四苦八苦というのが当たり前で右肩下がりしか知らない若者も多い中、本当にありがたいことです。

昨年仕組んだイベントはすべて大成功で動員はいつも想定の何倍もあり、年末に勝負した地元ラブで作り上げた『漁師カレンダー』が一か月かからず完売、しかも『全国カレンダー展』というプロがしのぎを削る舞台でなんと、部門で金賞を受賞するという快挙を果たしました。
ここまで来るとただの偶然やまぐれではないのではないか…と思ってしまいます。

この会は女だけの会で月イチの例会では終始ガハハ笑いをしているような会です。
そして雑談の中で会議を進め、その中でピョンと出た話しを行動に移してきた結果が成果となるのです。

思うに、やはり『笑う門には福来る』で、本当に心から楽しんでやることは成功するものなのですね。
もうそろそろネタ切れしそうだと思うのですが、これも次々出てくるから不思議です。
そしてみんなでやろう!と一致団結したことはきっとこれからも成功するのです。

着物も単純に楽しんでください。
こうしなければああしなければ!と自分以外のものに囚われずに、とにかく楽しんでほしいのです。
だって『着るもの』です。
びくびくしながら回りを見渡しつつでは、楽しくないじゃないですか。

また『私は素人だからわからないのです』の気持ちを卑屈にならず、あくまでおおらかに『わからないこと、教えて~』と気軽に飛び込んでほしいのです。
とにかく『おおらかに』『楽しんで』が肝心だとつくづく感じます。
 
もし貴女が先生と呼ばれる立場で着物に携わっているとしたら、眉間にしわを寄せることを極力減らしましょう。
着物に携わっている人全員、願いはひとつ!着物を着てほしい、愛してほしい!のはずですよね。

着物は本当に奥が深くて30年以上関わっている私でさえ、まだまだ知らないことだらけです。
でも私はいくつになってもだれにでもおおらかに『教えて~』って言える人でいるつもりです!