平成26年3月

きものよきもの

消費税の変更、大変です。汗
当社の商品は内税価格に焦点を合わせ、キリのいいように設定しているので、本当に大変です。

消費税が5%になった時、お上のお達しで『小売りは全て内税表示にすること!』だったので、今後はずっとそういくものと思い込んでおりました。
まさか段階的に上がるにつけ『外税表示でいいですよ~』なんてことになるなんて!ああ、なんてことでしょう!
 
で、今、禿げそうなほど悩んでいるのが商品価格です。
たとえば満点スリップですが、現在の価格は税込13,000円、つまり税抜きだと12,381円となります。で、これに8%の税をのせると13,371円となるのです。
これ、あまりにひどくないですか?とほほ…

今悩んでいるのは、これだけ価格がひどくてもそのままで通し現状価格を維持する方法と、便乗値上げと言われても端数を切り上げる方法のどちらにするか、です。
残念ながら端数切り下げは選択肢にありません。
なぜなら資材のすべてが値上がりしているからです。
しかも送料まで全地区値上がりしてしまいました。
これらの理由で切り上げる方向しか考えられないわけですが、便乗値上げと言われることもいやだし、ああ、どうすっぺ…涙
 
こんなに悩むのは久しぶりです。
だいたい私は自他ともに認める男前で決断力には自信があります。
なのに今回は決められない、本当に苦しいです。

これは考え方の原点に戻るしかないのです。
まずはどこにベクトルを向けるか、です。

商売はより誠実にお客様に向かい、損得より善悪に重きを置き、さらにしっかりと健全な経営を行うことで税金を払い、社員の幸福な生活のため満足な対価を支払うこと、と考えます。

改めてこうして文字にしてみることは大切ですね。
なんだかぼんやりとですが、見えてきた気がします。
今回のきものよきものはこれを読んでくださる方に勝手に相談させていただいた形になってしまいました、すみません。

いつもいつも、最善を考える『たかはし』をコツコツと探し続けることだけはお約束したところで今月はおしまい~(笑