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きもののシワ取りにオキテ破りのアイロンがけ!

日常できものを楽しむようになってくると避けては通れないのが、きもののシワを取るアイロンがけ! 箪笥から出したきものの袖に予想外の畳みシワ 長い時間座ってついた座りシワ 腰ひもで縛った箇所の深いシワ 長年の折り癖によるシワ…… 今回は、アイロンがけが苦手な人でもアイロンがけしたくなるような方法をお伝えしていきます! 時間と手間をかけてもシワ取りできない 絹のきものにアイロンがけする場合、「低温で当て布をしてアイロンがけしてください」ということをよく聞きます。 低温、当て布をしてアイロンをかけたのに、ぜんぜんシワがとれない! という人、たくさんいらっしゃると思います。 アイロンがけに時間をかけ、温度に気をつけ、当て布をして……と、手間をかけたにも関わらず、シワがまったく取れない! これでは、アイロンがけが嫌いになっても仕方ありません。 絹のきものの生地にとって、絶対的に安心なのは低温で当て布をしてのアイロンがけですが、はっきり言ってシワは取れません。 「シワ」は繊維の折れやつぶれです。生地のシワを取る原理を考えた時、低温&当て布では繊維の折れやつぶれを膨らませることができないため、シワを取ることができないわけです。 では、どうすればよいか。 当て布無しでのアイロンがけも含め、きものの畳みシワや腰ひもで縛った箇所の深いシワを取る方法を、具体的にご紹介していきますね。 きものの畳みシワを取るアイロンがけの方法 実験1)中低温&当て布でのアイロンがけ きものを広げて畳みシワのある裏面に手ぬぐいで当て布をします。アイロンは絹モード(中低温・約100℃)に設定し、蒸気は一切無しでアイロンがけをしてみます。 アイロン自体の重さがあるので、力を入れずにかけます。注意点としては、キセの部分にはアイロンをかけないようにします。 このかけ方だとシワはまったく取れません。 実験2)当て布無しでのアイロンがけ 当て布無しでアイロンがけすると、当て布でのアイロンがけよりは、少しシワが取れた状態になります。 さらに温度を上げて、羊毛モード(約130℃)にします。これでアイロンの中温くらいになります。中温でアイロンをかけると、だいぶ取れます。 ※設定温度は、メーカー機種によります。取扱説明書をご確認ください。 同じきもので別の箇所を中温でアイロンがけしたものが、次の画像です。 蒸気無しでアイロンがけする場合は、中温で当て布無しでのアイロンがけが一番シワがキレイに取れます。 実験3)蒸気有り中温&当て布でのアイロンがけ 家庭用アイロンで蒸気有りでアイロンがけする場合、アイロンから水がボタボタと漏れることもあるので、当て布をする等、注意して行います。 蒸気有りの中温でアイロンがけしたものは、次の画像です。 最初のシワが取れていなかった部分に、蒸気有りでアイロンをかけると、シワが取れています。 ここまでをまとめると、 シワが無い箇所は蒸気無し中温でのアイロンがけ シワがひどい箇所は蒸気有り中温でのアイロンがけ キセや裾はアイロンの重さで潰れないよう重さを乗せずにかける この方法は、女将自身が実験してきたのはもちろん、プロからリサーチして得たものです。中温で当て布無しのアイロンがけすることで、きものの畳みシワがキレイに取れます。 深いシワを取るアイロンがけの方法 中温で当て布無しでは取れない深いシワでも、家庭用アイロンを使って、シワがキレイに取れる方法をお伝えします。 この方法は、袖丈を長く仕立て直しした時に袖底や肩に出てしまう深いシワを取るために編み出した方法なので、かなり有効です。 今回は、きものの背中側に紐で付いた深いシワにアイロンがけしています。 <用意するもの> 乾いたタオル1枚(心配な時は厚手のタオル、慣れてきたら薄手のタオル) 濡らして絞った小さなタオル1枚 <アイロンがけの方法> ①乾いたタオルを半分に折り、シワがひどい部分の上に置きます。さらにその上へ濡らして絞った小さなタオルを重ねます。濡れたタオルは直接きものに付かないように注意します。 ②濡れたタオルの上から、蒸気無しの高温でアイロンがけします。その際、まったく重さをかけずにアイロンをかけるのがポイントです。 ③アイロンを少し持ち上げて、円を描くようにタオルの表面をなぞるようにしてかけていきます。ある程度かけたら、乾いたタオルときものの間に手を入れて、少し熱いぐらいになっているとベスト。 ※アイロンがけしていない右側の部分に比べるとシワが取れています ④深いシワで取れにくい部分には、濡れたタオルを外し、もう一度、乾いたタオルの上から高温のアイロンをかけます。この時も、重さをかけません。 ⑤タオルを取ってみて、まだシワが取れていない場合には、折っていたタオルを広げて置き、またその上から高温のアイロンで重さをかけずにアイロンがけします。 ⑥きものに蒸気が残っている状態の時、そのまま干して乾かすのも良いですが、タオルを置いて再びアイロンがけして乾かすと、縫いなおしの筋までキレイになります。 ※ただし、生地の傷になっているようなものは取れません 本当にひどい深いシワの場合には、ここまでの行程を3回ほど繰り返すことで、キレイになります。ポイントはアイロンの熱と蒸気で糸を膨らませることです。 表面をやり終えたら、裏面を同じようにアイロンがけすることで、さらにキレイになります。 このアイロンがけの方法だと、高温のアイロンによって温められたタオルから出た蒸気が、乾いたタオルを通してきものに届きます。重さをかけていないので、蒸気だけがきものに届くので、水染みを作る心配がありません。 重さをかけない理由は、アイロンの熱や蒸気で繊維の折れやつぶれであるシワを膨らませることでシワを取るためです。重さをかけてしまうと、せっかく蒸気で膨れた繊維がアイロンの重さでつぶれてしまいます。 当て布にタオルを使用しているのは、タオルは手ぬぐいよりも生地の構造が複雑なので、熱が直接きものに行きにくいので安心だからです。 このように、シワ取りにはアイロンが効果絶大であることを知っていただけたと思います。 きもの以外でもシワ取りに有効なアイロンがけ ここまで、きもののシワ取りでのアイロンがけをお伝えしてきましたが、きもの以外でもアイロンがけが好きになってしまうようなシワ取りに効果的な方法があります。 普段、洗濯して乾かした後、シワ取りのためにアイロンがけしているものに効果的です。 たとえば、ハンカチで試していただくとよくわかります。 ハンカチを洗濯し、普通の脱水コースを5分~8分かけると、しわくちゃになりますよね。 このハンカチをそのまま干して乾かすと、乾いた後のシワをアイロンで取るのはひと苦労です。 シワをキレイに取るポイントは、干して乾かす前にアイロンがけをしてシワを取ることです。シワを取ってから乾かすと、本当にキレイにシワが取れます。 「うそつき袖」や「半衿」も全部洗濯機で洗って脱水をかけた後に、すぐアイロンがけをするので、シワがキレイになる、と女将。効果が目に見えるので楽しくなって、どんどんアイロンがけが好きになったと言います。 アイロンがけが心配な場合には、まずは絹の端切れや、古くて着なくなったきものから試してその効果を確認されてみてはいかがでしょうか。 女将がシワが取れるアイロンがけの方法をわかりやすく動画で説明しています。ぜひ、ご覧ください。 【常識を斬る!シワが本当にとれる方法!低温・当て布ではシワは取れない?!】たかはしきもの工房「ズボラ女将の和装の常識を斬る!」 更新情報はInstagramで発信していく予定です。 Instagramを登録されている方は、是非「たかはしきもの工房…
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浴衣をきもの風に楽しむためのちょい広バチ衿

夏に浴衣を着るのに、浴衣としてはもちろん、きもの風にも着たいと思ったことありませんか? 以前、綿麻や麻のきものや浴衣を、浴衣としてもきもの風にも、どちらも対応できるようにするために、ちょい広バチ衿が良いですとお伝えしました。 以前、ご紹介した「ちょい広バチ衿」はこちら https://k-takahasi.com/blog/2022/10/10887/ 「ちょい広バチ衿」の動画はこちら この動画でお伝えした「ちょい広バチ衿」の仕立て方について、誤解を生んでしまったようなので今回、改めて「ちょい広バチ衿」についてお届けしていきます。 「ちょい広バチ衿」≠「広衿をバチ衿にしたもの」 以前、紹介した動画を見た方が、「ちょい広バチ衿」にしてくださいと呉服屋さんにお願いしたら、呉服屋さんが困ってしまったということがあったそうです。実際、呉服屋さんから直接お問い合わせをいただいたこともありました。 たかはしきもの工房のYouTubeの動画のコメント欄にも、 「ちょい広バチ衿にしてくださいと伝えたら、仕立て屋さんから裏衿が必要です。」 と言われたという書き込みをいただきました。 そして、「ちょい広バチ衿」には裏衿を使うのかという問い合わせもいただいたのです。 さらに、「あづまやきものひろば」の柴川さんが、「ちょい広バチ衿」について動画の中で話されていたというのですが、女将が伝えたかった衿とは異なっているようでした。 柴川さんの話に出ていたのは、よくアンティークのきものや、おばあちゃんの箪笥から出てきたきもので見かける衿のことかもしれません。 広衿のきものは、衿の内側にある「引き糸」や「スナップボタン」を使って衿を折りますが、その衿の部分を元々縫い留めてしまう仕立て方があります。 恐らく、日常できものを着る場合に、衿を折って着るのは面倒くさいから、衿を折る必要がなくなれば便利だからという理由でできたのではないでしょうか。 広衿のきものの衿を折って縫う仕立て方を「ちょい広バチ衿」と想定したことで、仕立て屋さんや和裁師さんにも誤解が生じてしまったのではないかと予想されます。 夏に浴衣や夏きものを楽しむためのご提案としての「ちょい広バチ衿」は、より涼しさを重視したいので、夏物に裏衿を付けるということはいたしません。なぜなら、生地の厚みで衿が膨れて、余計に暑さを感じてしまうためです。 たかはしで提案する「ちょい広バチ衿」とは、バチ衿の幅を少し広げることだけを指しています。 「ちょい広バチ衿」=バチ衿の幅を少し広げること 衿幅の違いがどんなことに影響するのかをお伝えしていきます。 二種類の浴衣に衿を入れてきもの風にしていますが、比べると衿幅が違うことが分かると思います。 向かって左側は、既製品の浴衣です。 衿幅が背中心で約5.5cm、胸元の部分で約6.5cmと、背中と胸元でおよそ1㎝の差があります。 「バチ衿」とは、三味線のバチのように持ち手から先端に向かって幅が広がっているように、背中から衿先の方に向かって、衿幅が少しずつ広がっている衿のことです。一方、背中から衿先に向かって一定の衿幅の衿を「棒衿」と呼んでいます。 一般的な既製品の浴衣は、「バチ衿」になっていて少し胸元で衿幅が広くなっています。 向かって右側は、綿麻の反物を浴衣に仕立てたものです。 きもの風にも着られるようにと背中心では約5.5cmですが、胸元で衿幅が広くなるようにした衿になっていますが、これも「バチ衿」です。裏衿を付けずに衿を半分に折って作っている「バチ衿」になります。 女将は身長が高め(164㎝)ですし、きものについて様々な実験をするために、背中心の衿幅を5.5cmではなく、6㎝にして仕立ててみたところ、暑苦しく感じたそうです。 そのため、たかはしでは背中心の衿幅は5.5cmを推奨します。身長が170cm以上の方であれば、少し衿幅を増やしても良いかもしれません。たとえば、IKKOさんは、一般的な衿幅に比べると相当衿幅を広くしています。 きものの寸法が考えられた昔と今とでは、平均身長が変わっています。学校保健統計調査によると、約100年前と比べ、女性の平均身長は約10cm弱高くなっているそうです。 きものの寸法は着る人の身長や体型に合わせたものであるので、縦に伸びた分、横幅がまったく変わらないわけはないと考えています。たとえば、比率で考えた時、縦に120%伸びたら、横に120%の幅になるわけです。 そのため、身長や体型に合わせて衿幅を調整した方が、きものの着姿がキレイに見えます。 「ちょい広バチ衿」にするための衿幅は? 「ちょい広バチ衿」に仕立てるために、衿幅をどの部分から広げると良いのかというと、 女将の結論としては、次の通り。 背中(背中心)の衿幅は5.5cm 耳の下、肩のあたりから少しずつ衿幅を広げていく 衿を入れずに着ると、向かって左側の方が涼しげに感じませんか? ただ、身長が高めの方の場合、左側の衿幅だと、衿元が貧相な感じに見えてしまう場合もあります。 せっかく浴衣を仕立てるのであれば、浴衣地も質の良いものが多く出回っていますし、価格も高くなっているので、きもの風にも楽しめると着られる機会も増えて良いですよね。きもの風にも着るためには、衿幅を広くすると胸元がゆったりとしバランスよく見えます。 どのくらい衿幅を広げれば衿元や胸元がキレイに見えるのかを、衿幅のイメージができるように、5.5㎝幅に畳んだものを背中にクリップで留めています。 背中の衿幅と同じ5.5cm幅のまま「棒衿」にした場合のイメージです。 江戸前のチャキチャキしたような躍動感や普段着のカジュアル感があって、可愛らしさも出る衿幅です。 きもの風にも着たいと考えると、衿幅を広げた方が良いと思います。 既製品の浴衣の場合だと、6.5cmぐらいなので「棒衿」に比べても、あまり大きな差は感じないかもしれません。 ※左側が「棒衿」で、右側が胸元あたりで衿幅が約6.5cmの「バチ衿」 さらに衿幅を広げて胸元で7.5cmぐらいの幅になると、きもの風に感じられると思います。 このように衿幅によって、着姿の印象に違いが出ますよね。 たとえば、礼装用の訪問着の場合、衿幅を広くすることによって、カジュアル感よりもフォーマルで優雅な雰囲気に感じられます。 また、衿を広くすることで、肩線が外側に移動するので、肩幅がスッキリと見える効果もあります。 ただ、身長が低い方や細身の方が衿幅を広くすると、バランスがよくありません。身長が高く、大柄の男性の場合には、衿幅を広げた方がバランスよく着こなせるはずです。また、女性も同じように、たとえば、とてもグラマラスな方は衿幅が広い方がスッキリと見えます。 このように衿幅による見え方の違いを踏まえて、浴衣での「ちょい広バチ衿」を提案しています。 きものの衿は、基本的には反物を半分に割った生地を使用して作ります。反物幅が40cmとすると、半分に割ったものが20cm幅の生地。その生地をさらに2つに折ると10cmあるので、縫い代部分を除くと、最大で9cmの衿幅を作ることができます。 ところが、9cmの幅となるとものすごく広い衿幅になるので、広げたとしてもせいぜい8cmくらいまでとなるでしょう。 ただ、できるだけ衿を汚したくないと衿幅を細くと思われるかもしれません。でも実は、衿を汚れにくくするためには衿幅で調整するよりも、衿を首からどれだけ離して着付けられるのかが大切です。 衿が首にくっついてしまう場合は、首の後ろの衿を横に広げるようにして着付けることで、首から衿が離れるので、衿幅を広くしても衿が汚れにくくなります。 普段着テイストを残しつつ、衿を入れることできもの風に着る場合には、身長や肩幅、胸幅によって、7~8cmぐらいで衿幅を割り出すのが良いでしょう。 背中心の衿幅が約5.5cmで、胸元に向かって衿幅をどのぐらいに広げると格好いい着姿になるのかを把握するために、自分で鏡を見ながら手持ちの広衿のきもので試してみても良いかと思います。 浴衣を浴衣として着たり、衿を入れてきもの風にも着たりと、夏のきものの楽しみ方に繋がれば嬉しいです。 女将による「ちょい広バチ衿」の動画はこちらをご覧ください。 【ゆかたをきものチックに楽しむ!ちょい広バチ衿のすすめ完全版】たかはしきもの工房「ズボラ女将の和装の常識を斬る!」 更新情報はInstagramで発信していく予定です。 Instagramを登録されている方は、是非「たかはしきもの工房…
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夏きものに必須!「暑い!」と感じにくい生地

昔に比べると、夏の気温がどんどん高くなっている感覚があります。そんな中でも、きものを楽しみたいという方にとって、どうすれば少しでも涼しく着られるでしょうか。 「涼しい肌着って、ありませんか?」こういったご質問をいただくことも、しばしばです。 そのため、たかはしでは、どうすれば少しでも不快感が軽減できたり、汗をたくさんかいてもお手入れが楽に済むか、暑く感じにくくなるのか、試行錯誤の中から生み出してきた商品がいろいろあります。 その中でも、今回は、夏に暑いと感じにくい生地について、ご紹介します。 一番の不快感、肌への張り付きを解消したい きものを着ていて汗をかいた時、生地が汗でペタッと肌に張り付いて、その不快感と同時に、なおさら暑く感じるという経験をされたこと、ありませんか? 生地に凹凸が少なく、滑らかな素材だと、体に張り付きやすいです。 また、生地が体に張り付くことで、生地が肌と空気を遮断し、より暑く感じてしまいます。 この不快感を解消するために、体に生地が張り付かず、体と生地の間に空気を含ませるようにすることが必要だと考え、「絹麻町55番地」という襦袢地が生まれました。 絹と麻の美味しいとこどりの着心地の良さ 「絹麻町55番地」は、タテ糸に絹100%、ヨコ糸に麻100%の交織の襦袢地です。 ※交織とは、違う素材の糸を用いて、織り交ぜている生地をいいます。 素材に絹と麻を選んだのは、絹の落ち感・ツヤ感・ゴージャス感という質感や着心地の良さを保ちつつ、麻の涼しさ・肌への張り付きにくさ・ざっくり感を程よく併せ持って、美味しいとこ取りができるのでは、と考えたからです。 その特長は次の通りです。 体に張り付かず涼しく、着心地良い タテ糸に絹100%、ヨコ糸に麻100%にしたことで、絹の程よい落ち感のある着心地と、麻の張り付きの無さで涼しさを実現しています。 洗濯機で洗えて、アイロン要らず ご自宅の洗濯機で洗うことができます。脱水も短い時間で良く、生地が濡れているうちに手で叩いてシワを伸ばして乾かすと、アイロン無しでもほぼキレイになります。 もちろん、アイロンをかけた方がキレイな仕上がりになりますが、かならずアイロンがけが必要というわけではありませんので、扱いやすいです。 柔らかものにも硬いものにも単衣にも使える 汗で体に張り付かないハリ感がありますが、程よい落ち感もあるので、柔らかものにも硬い紗のようなきものにも、単衣にも合わせることができます。 このような特長がある「絹麻町55番地」の絽の襦袢地を、ぜひ夏の襦袢としてその着心地を体感いただきたいです。 また、襦袢地としてだけではなく、生地の扱いやすさと体感の涼しさとを兼ね備えたオールマイティーな生地として使えるため、まずは「うそつき袖」からお試しいただければ、その着心地の良さを味わっていただけると思います。 プラスで涼しくするための居敷当て 「絹麻町55番地」の絽の襦袢は、透け感に問題が無ければ、居敷当ては不要です。 透け対策として居敷当てを付ける場合に、ダイレクトワッフル生地をおすすめします。 生地に凹凸があるので、きものを着る時に少し生地が引っかかる感じがあり、着はじめの頃は滑りが悪く感じることもありますが、涼しさは体感していただけると思います。 また、綿100%の生地で収縮率がほぼありませんし、使っているうちに生地の凹凸が無くなり、程よく滑らかになっていきます。生地の凹凸があるため、少しの膨らみがありますが、気にならなければ浴衣や襦袢などの居敷当てとして、涼しくお使いいただけます。 居敷当てを付けるかどうかのひとつの判断基準としてですが、きものにいつも居敷当てを付けている場合には、襦袢に居敷当ては不要です。きものか襦袢に居敷当てが付いていれば、ステテコだけでも透けることはありません。 光を下から当てて透けないかどうかの実験はこちらの動画をご覧ください。 【夏きもの”透ける”を検証!《最新版》】たかはしきもの工房「ズボラ女将の和装の常識を斬る!」 ※たかはしでは、居敷当てはあくまでも透けの防止対策であり、生地の強度を増すためのものではないと考えています。 もし、これから夏のきものに挑戦する場合には、高温多湿な日本の夏は変えられないので、夏はきものを着ないこともひとつの選択です。少しでも暑さを感じにくく、涼しく楽しむには、何を一番の軸にして考えるのか、身につけるものを足し引きして試されるのが良いでしょう。 その中のひとつの選択肢として、「絹麻町55番地」の着心地とお手入れのしやすさを、ぜひお試しください。 「絹麻町55番地」の開発秘話もある女将による夏に暑さを感じにくい生地についての動画はこちらをご覧ください。 【夏きものに必須!「暑い!」と感じにくい生地】たかはしきもの工房「ズボラ女将の和装の常識を斬る!」 紹介した商品 洗える襦袢地 絹麻町55番地…
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涼しさとキレイを叶える、ウエスト補整の決定版!

ウエスト補整にはどっちを使ったらいいの? 「ウエストの補整には、満点腰すっきりパッドスキニーと満点ガードル裾よけと、どっちを使ったらいいんですか?」と聞かれます。 ※以下、スキニー(満点腰すっきりパッドスキニー)とガードル裾よけ(満点ガードル裾よけ)と表記 ウエスト補整で大切に考えていることは、骨盤を立てることです。 この「骨盤を立てる」というキーワードを中心に、スキニーとガードル裾よけについて、お伝えしていきます。 満点腰すっきりパッドスキニーの特長とは? スキニーは、骨盤全体ではなく、骨盤の半分とウエストのくびれている部分を覆うように作っています。 スキニーを体にキュッと締めながら着けていくことで、腰肉とお腹のちょっとポヨポヨしたお肉を上に持ち上げるように締めることで、腰まわりのお肉を上げます。 そのように着けることで、骨盤が立ち、骨盤が立つと自然と体の前が開くような効果が確かにあります。 「満点腰すっきりパッドスキニー」の絶対的な特長は、 お腹のお肉を持ち上げる 腰のお肉を持ち上げる ウエストと骨盤の高さを揃える ハリを持たせる 紐が食い込まない 汗をとめる というような効果が期待できます。 暑さ対策のため、極力生地が厚くならず、汗をきものや帯にうつさないように改良を重ねてきていますが、スキニーを着けると暑いと感じる場合には、避けた方が良いと思います。 では、このスキニーを着けたら、ガードル裾よけは要らないのかというと、そうではありません。 ウエスト補整に満点ガードル裾よけは不要? ガードル裾よけは、お尻までキュッと引き締めてくれます。 腰まわりのお肉が締められてポタポタした感じがなくなると、お尻が引き締まって見え、より骨盤が立ちます。 ガードル裾よけは、骨盤を布の面で締めてあげることで、体がかなり楽になる、と感じていただけると思います。 ただ、感じ方は人それぞれ。「私はどうだろう?」と、ご自身の体感を大切にしてください。 ガードル裾よけの力布は放物線状になっているため、体に沿うように締められるようになっており、つるんと滑らない形になっています。 体が曲線ではなく直線になっているところの方が布地の止まりが良いです。生地目がピッタリと真っ直ぐな部分に当たっていくためです。 スキニーで補整をした上に、ガードル裾よけを着けることで、骨盤を気持ちよく立てることができます。 ガードル裾よけで使用している素材は植物系再生繊維・キュプラの薄手の夏織で、自信を持っておすすめできる涼しくて爽やかな着け心地です。 ただ、滑りの良い糸を使い、織りも平らのため、汗をかくと体に張り付きやすく、それが蒸れや暑さにつながりやすくなる、という一面もあります。 季節や気分で試すことがきものの楽しみの幅に 最初の質問の「満点腰すっきりパッドスキニーと満点ガードル裾よけと、どっちを使ったらいいんですか?」に戻りますと、これについてはどっちも良いのです。 スキニーで補整をした上でガードル裾よけを着けることにより、さらにキューッと骨盤が締まり、お尻までパンッと張った形になります。 スキニーを着けないで、ガードル裾よけだけ着けるということも、もちろんアリです。 季節によって暑さに耐えられないという場合には、スキニーもガードル裾よけも着けずに、ステテコだけ履くのが一番涼しいと思います。 かならず全部を身に着ける必要はありません。 季節によって、どこを一番のポイントにして選び取るのかは変わると思いますし、その日の気分でも変わると思います。 無条件にいつも同じものを選ぶというのではなく、季節やその日の気分などを考え合わせて、いろいろ試していくことで、それが自分にとってのきものの楽しみの幅になると思います。 「満点腰すっきりパッドスキニー」と「満点ガードル裾よけ」の使い心地では、骨盤を立てる点では一緒ですが、その効果・効用は違いますので、それぞれ選んでお使いください。 女将の満点腰すっきりパッドスキニーと満点ガードル裾よけの違いの説明動画はこちらです。 【ウエスト補整の決定版!満点腰すっきりパッドスキニーと満点ガードル裾よけの違い】たかはしきもの工房「ズボラ女将の和装の常識を斬る!」 更新情報はInstagramで発信していく予定です。 Instagramを登録されている方は、是非「たかはしきもの工房…
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よく見えるところにシワがつかない袋帯の畳み方【前編】

お太鼓とお腹にシワを作らない! 皆様は、袋帯の畳み方どうされているでしょうか。なんとなく、とか買ったときの折れ線のまま、という方が大多数かと思います。 袋帯の畳み方で大切なのは2つ。 1)見やすいこと 2)お太鼓やお腹に折れ線が出ないこと 袋帯は、だいたい6等分に畳まれていることが多いのですが、着る人の体型はいろいろ。胴回りのサイズだけでなく、帯を閉める時のクセも違います。 久しぶりに出してみて結んでみたら、お太鼓の真ん中に畳ジワがカッキーン!と出てしまったり、前帯の部分に頑固な縦の折れ線があったり、なんて経験はありませんか。毎回アイロンをかけるのも面倒ですし、だいたいアイロンをかける時間もないときもあります。 自分がお太鼓にどこの部分を出したいか、また出せるか。自分のベストな位置の数字をまず知る必要があります。 だいたい数字で割り出せないの?と言われるかもしれませんが、人の体は十人十色。また出したい部分の好みも微妙に違っています。最初に1回測ってしまえば、次からはそれと同じにすればいいので、一度自分のお太鼓と前帯のベストな場所を確認しましょう! まずは自分のベストお太鼓位置を知る 用意するのはクリップ4つ! クリップで、前帯のお腹にくる部分とお太鼓にくる部分に印をつけます。 そして、帯を解いてたたみ直すのです。 まずは、前のお腹部分を起点に帯を半分に折り、端は長さが違えば片方をたたんで揃えます。 そのあと、三つ折りもしくは四つ折りにしたときに、お太鼓部分が折れないように調整すればOKです。 お太鼓のところが折れそうであれば、ずらして畳むとよいでしょう。 もしその時点で、折れ線が入っているようだったら、アイロンで伸ばしておきます。 また、帯の長さと自分のベスト位置を測って数字にしておけばリカバリーもききますし、他の帯にも応用ができます。 ピンチを挟んだ状態のときに、他の帯をそれに揃えて畳むのもいいですね! 平らに畳んで、畳紙に仕舞うときは、この畳み方でOK! 次回後編は、ズボラ女将がすぐ閉められてシワにならず、本棚みたいに立ててしまえてすぐ選べる!! という禁断の(?)袋帯の畳み方をご紹介いたします!! お楽しみに! 女将のわかりやすい袋帯の畳み方の説明動画はこちらです! 【袋帯を、美しく締めるために!よく見えるところにシワがつかない袋帯の畳み方】たかはしきもの工房「ズボラ女将の和装の常識を斬る! 更新情報はInstagramで発信していく予定です。 Instagramを登録されている方は、是非「たかはしきもの工房…
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令和5年2月

あっという間の二月、新年が明けたばかりなのに…、と、いつも言ってる気がします。 歳を取ると、月日が経つのが早いと言いますが本当にそうですね。笑 さて、私がライフ…