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よく見えるところにシワがつかない袋帯の畳み方【前編】

お太鼓とお腹にシワを作らない!

皆様は、袋帯の畳み方どうされているでしょうか。なんとなく、とか買ったときの折れ線のまま、という方が大多数かと思います。

袋帯の畳み方で大切なのは2つ。

1)見やすいこと
2)お太鼓やお腹に折れ線が出ないこと

袋帯は、だいたい6等分に畳まれていることが多いのですが、着る人の体型はいろいろ。胴回りのサイズだけでなく、帯を閉める時のクセも違います。

久しぶりに出してみて結んでみたら、お太鼓の真ん中に畳ジワがカッキーン!と出てしまったり、前帯の部分に頑固な縦の折れ線があったり、なんて経験はありませんか。毎回アイロンをかけるのも面倒ですし、だいたいアイロンをかける時間もないときもあります。

自分がお太鼓にどこの部分を出したいか、また出せるか。自分のベストな位置の数字をまず知る必要があります。

だいたい数字で割り出せないの?と言われるかもしれませんが、人の体は十人十色。また出したい部分の好みも微妙に違っています。最初に1回測ってしまえば、次からはそれと同じにすればいいので、一度自分のお太鼓と前帯のベストな場所を確認しましょう!

まずは自分のベストお太鼓位置を知る

用意するのはクリップ4つ!

クリップで、前帯のお腹にくる部分とお太鼓にくる部分に印をつけます。

そして、帯を解いてたたみ直すのです。

まずは、前のお腹部分を起点に帯を半分に折り、端は長さが違えば片方をたたんで揃えます。

そのあと、三つ折りもしくは四つ折りにしたときに、お太鼓部分が折れないように調整すればOKです。

お太鼓のところが折れそうであれば、ずらして畳むとよいでしょう。

もしその時点で、折れ線が入っているようだったら、アイロンで伸ばしておきます。

また、帯の長さと自分のベスト位置を測って数字にしておけばリカバリーもききますし、他の帯にも応用ができます。

ピンチを挟んだ状態のときに、他の帯をそれに揃えて畳むのもいいですね!

平らに畳んで、畳紙に仕舞うときは、この畳み方でOK!

次回後編は、ズボラ女将がすぐ閉められてシワにならず、本棚みたいに立ててしまえてすぐ選べる!!
という禁断の(?)袋帯の畳み方をご紹介いたします!!
お楽しみに!

女将のわかりやすい袋帯の畳み方の説明動画はこちらです!

【袋帯を、美しく締めるために!よく見えるところにシワがつかない袋帯の畳み方】たかはしきもの工房「ズボラ女将の和装の常識を斬る!


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