着物で旅行に行きたい時の持ち物は?【きもの初心者必見】

新人ブログ

自分で着物を着られるようになったらやりたかったことの一つは、「着物で旅行に行ってみたい♪」でした。
こんにちは!きもの初心者の佐藤です。

 

自分で着付けができるようになる前から、女将が着物で出張されるのを何度も聞いていたので、慣れてしまえば着物で旅行するのはそんなに大変ではないのではないか?と薄っすらと思っていた佐藤きもの初心者。

 

最初は2時間かけても着付けられなかったのが、なんとか30分ぐらいまでになってきた頃。自分で着られるのが嬉しくて、着物で友人に会いに行こう!と、気仙沼⇔仙台の往復約260kmを車で日帰りの旅を月イチペースで実施してきました。

 

これなら次は1泊2日の小旅行ができるのではないかと思い、着物で旅行するなら持ち物は何が必要かな?と調べてみることにしました。

 

今回のテーマは、着物で1泊2日の小旅行をするなら?です。
着物で旅行してみたいけど、持ち物が多くなるんじゃ?という方のお役に立てれば幸いです。

日帰り旅行を自分で運転する時

泊りでの旅行の前に、日帰り旅行を自分で車を運転する時、どうしていたのかは次の通りです。
※結婚式やパーティなどではなく、カジュアルシーンのみです。

  • 着物は紬(シワになりにくいため)
  • 帯は半幅帯&型崩れしにくい結び方(ぺたんこになっても平気)
  • 草履は歩きやすさ重視でEVA草履
  • 食事には「おひざがけ」を使用
  • 車に乗る時の静電気は「パチシャット」で対策

天気予報で雨になりそうな時には無理せず洋服を着ようと思っていたのですが、着物を着た日はすべて晴れもしくは曇りだったため、雨対策はしませんでした。

 

これをベースに1泊2日の小旅行をするなら、持ち物はどんな風になるのかをGoogle先生に聞いてみることに。

着物で1泊2日の旅行の持ち物は?

1泊2日の旅行を着物で楽しむなら、次のパターンがあるかと思います。

  • 洋服で移動し、旅行先で着物をレンタル
  • 洋服で移動し、旅行先で持参した着物に着替える
  • オール着物

今回は、オール着物での旅行を前提に進めていきます。

 

旅行に行く時の季節にもよりますが、下記のような形になるようです。

身につけていくもの 持ち物
  • 肌着類(補整含む)
  • 襦袢(うそつき襦袢+うそつき衿)
  • 腰ひも、伊達締めなど
  • 着物
  • 帯板
  • 帯枕(コーディネートによる)
  • 帯揚げ(コーディネートによる)
  • 帯締め(コーディネートによる)
  • 帯留め(コーディネートによる)
  • 足袋(季節によりインナーも)
  • 草履(または他の履物)
  • 羽織やコート(季節による)
  • 替えの肌着類
  • 替えの足袋
  • 着付け用品(クリップや腰ひも)
  • 折りたたみ傘(もしもの雨対策)
  • スキンケア用品
  • メーク用品
  • 財布
  • スマホ
  • 宿泊先で過ごす時の洋服
    など、旅先で使うもの

1泊2日の旅行が、初日は結婚式に参加、次の日は観光など、着る着物がまったく異なる場合はさておき、カジュアルな着物で過ごせるのであれば、意外と持ち物は少なくて済みそうな感じですね。

 

せっかくの旅行だから、1日目と2日目は違うコーディネートに!!!とする場合には、コーディネートによっては持ち物が増えていきます。

 

持ち物はできるだけ減らしたいけど、コーディネートも変えたいという時は、

  • 替えの着物だけ持つ
  • 帯をリバーシブルの半幅帯にする
  • 半衿を2重にしておき、2日目に1枚目を外す
  • 替えの帯揚げや帯締めを持つ

など、持ち物とコーディネートのバランスで工夫ができそうです。

 

できるだけ荷物を減らすという以外にも、必要な荷物は事前に荷造りしてしまい、宿泊先に送ってしまうという選択もありますよね。

 

▼荷造りの際、着物を運ぶ方法はこちら

改めて考えてみると、選択肢はいろいろあるし、着物で旅行するのはそれほど難しいことではないのではと思えるようになってきました。まずは車で近場に1泊2日の旅行するなら~で、やってみようと思います^^

 

調べたのは良しとして、まだ実際に着物での旅行をやったことがないため、着物で遠出する機会が多い女将はどのようにしているのかを聞いてみることにしました。

出張の時の女将の持ち物を聞いてみました

オール着物での出張の場合、実際にどのようにしているのか聞いてみたところ、佐藤きもの初心者にとっては驚きの内容でした。

 

季節によって違いもありますが、

身につけていくもの オール着物1泊2日の場合 オール着物2泊3日の場合
  • 肌着類(補整含む)
  • うそつき襦袢
  • うそつき衿
  • 腰ひも
  • 着物
  • 帯板
  • 帯枕
  • 帯揚げ
  • 帯締め
  • 足袋
  • 草履
  • 羽織(季節による)
  • 足袋(深夜戻り早朝出の場合、洗濯後乾かないこともあるため)
  • 晴雨兼用傘(紫外線と雨対策)
  • 化粧品など
  • スマホやパソコンなど仕事関連の物
左記に加えて

  • 着物1枚
  • 帯締め(替えの着物に合わせて)

佐藤の想像より、ものすっごく少ない・・・Σ(゚Д゚)

 

肌着、足袋などは宿泊先で洗濯しちゃうそうなので、替えも不要。
ホテルに戻った後に洗濯し、乾かす時にはタオルドライをしてから干しておくと十分乾くのだそうです。

 

ホテルのバスタオルがタオルドライに大きくてちょうど良いので、入浴時はフェイスタオルで済ませるのがおすすめ。

《タオルドライのやり方》

  1. バスタオルを2つ折りにし、その間に洗濯ものをはさみます。
  2. バスタオルをくるくると巻いた後、軽く絞るようにして水気を取ります。
  3. タオルから取り出し、パンパンとたたき形を整えてから干します。

もし、夜遅くに洗濯し、朝までに乾きが不十分な場合には、ドライヤーで乾くとのこと。

 

出張と旅行となると目的は違ってくるとは言え、ここまで持ち物を少なくすることができるのは、目からウロコでした。

 

▼ホテル滞在時のちょっとしたコツはこちら

最後に

どこに行って何をするのかにもよりますし、季節によっても持ち物は変わってくることがわかりましたが、1泊2日の旅行は想像以上に障壁が下がったように思えました。

 

ただ、調べていてこれは課題だなと知ったことが一つありました。それは、大きな鏡が無い状態での着付けです。
女将によれば、今のホテル事情として姿見ありがスタンダードだそうですが、万が一鏡がないということも想定して、普段の着付けでも練習しておけば合われずに済むなと思いました。普段の着付けでも練習してみようと思います。

 

たかはしでは「きもの沼さんぽ」という着物で気仙沼の食を楽しんでもらうべく、きもの来店利用サービスを協賛店さんにご提供いただいております。
ぜひ、気仙沼を着物で楽しんでいただけたら幸いです。

▼きもの沼さんぽの詳細はこちら

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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