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新しい草履のおろし方と草履を守る「守さん」
新しい草履は鼻緒をしごいて柔らかくすると痛くない
秋、着物シーズン本番ですね。
新しい草履でおでかけして、足がいたたたた……なんて経験をした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
新品の草履は鼻緒が固いもの。それをいきなり履くとまだこなれていなくて足が痛くなってしまうこともあります。
履く前に一手間かけると、楽に履くことができますので、その方法をご紹介します。
草履の鼻緒を緩める方法
1)片手で草履の足先を持ち、もう片方の手で「前坪」を持って引いてのばす。くくくっと引くと、2mmくらいは延びます。あまり引きすぎないよう注意。
2)片手で草履のかかとを持って、もう片方の手で鼻緒の付け根を持って引いてのばす。
3)鼻緒の「受け」を丸くしごいて、柔らかくする。
こうすると、鼻緒が履いた後のようにふんわりと丸くなり、足も入れやすくなります。
何度履いても痛いな、なんて草履があったら、そちらにも試してみてください。
動画はこちらです。1分46秒の短い動画ですのでぜひご覧ください(^^)
新しい草履のおろし方
高級本革草履は滑って危ない!?
皆様お草履はどんなものを履いていらっしゃいますか?
本革、合皮、ウレタン、EVA、今はいろいろな草履が出ていますね。それぞれ長所短所がありますので、お使いになるシーンによって選ばれるとよいですね。
草履のお悩みといえば、雨の日などに鼻緒をすげた穴から水が染みてくることがあげられます。
この、穴から染みて来た水は、草履の台や鼻緒をいためるだけでなく、足袋にも染みて、汚してしまいます。これがなかなか落ちないやっかいな汚れなんです。
また、底が本革だととても滑りやすいのです。
つるんとした都会の床、階段、本当に危ない。ひやりとしたことがある方も多いのではないでしょうか。
とにかく濡れた草履って、びっくりするほど滑るのです。
滑りにくい草履は、カフェ草履などでおなじみの、スニーカーなどに使われているEVA素材を使ったものが有名です。
鼻緒をすげた後にゴムやビブラムソールを貼ってしまうので、底に穴がなく、雨の日にも強く、滑りにくいのが特徴。
鼻緒を取り替えられるタイプでも、底をすべりにくくしたものもあります。
これらの草履は、普段にどんどん履くには本当に強い味方です。
女将も、何度も滑ってひやりとした経験から、こちらを選んで履いていました。
よいものを長く使いたい。本革草履を守る「守さん」
が、やはり昔ながらの本革の草履には、美しさと艶やかさ、本物の魅力があります。
合皮などはどうしても経年劣化が早く、五、六年もするとポロポロと剥がれてしまうようなことも起きてきます。
草履ではなくても、靴やバッグなどでもそういうことは起こります。
その点、本革は手入れをしっかりしておけば、とても長持ちします。
ヘビーユーザーにはもちろんですが、逆に言うと、しょっちゅう履く訳ではない冠婚葬祭やここぞというときの勝負草履をお求めの方にも、本革の草履はおすすめなのです。
滑りやすかったり、雨の日に履きにくかったりというお悩みには、雨用のすっぽり草履を覆うカバーもありますが、ちょっとした雨でいちいちつけるのも面倒ですよね。雨とは関係なく、地面が湿っていることだってあります。
でも本革の草履を履きたい! そんな女将が考え抜いて作ったのが、滑らず、濡れず、草履をエスコートする「守さん」です。
合成ゴムのシールを底にある鼻緒の穴に貼るだけ。まえ用丸形とうしろ用角形の2種類になります。たったそれだけ? と侮るなかれ。
素材や厚みにもこだわり抜いて作った一品です。
ゴムは世界的ソール専門メーカー「ビブラム」のソールで、元々登山靴用に開発されているので、優れたグリップ力と耐久性を持ちます。この素材のおかげで濡れず、滑らずが実現しました。
また、底に新たに貼ることで段差などができて、転んだりしても困りますよね。
「守さん」はわずか1ミリの厚さなので、底に貼っても違和感を感じません。
新しい草履をおろすときには、この「守さん」も一緒にお使いいただけると、より長く快適に履いていただけること請け合いです。
いままでお使いの草履にも、一度お試しになってください。
日々、きもの生活の便利さを追求しているたかはしきもの工房、目からウロコの便利商品やあったらいいなを実現してまいりたいと思います。
みなさまのお声をいただくことも多いのですが、本当に有り難く、勉強になります。
ぜひ、商品へのレビューもお願いいたしますね。お待ちしております!
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