袖付けの寸法のこと
2008年7月2日
実は今日、とある学校の卒業式に来賓として参列してきたのです。
来賓ですから、控え室に通されてお茶など出されたりして、ちょっと別待遇だったのですが、
そこでお茶を出してくださった先生、きっと若い頃の寸法をそのまま使っていらっしゃるんだな、と思いました。
というのも、後ろからお茶を出す姿を見ていたら、袖の付けが小さいせいで腕の付け根までペロリと見えちゃって『あれれ~っ 』って感じだったからです(@@)
たかが付け、のことですが、やはり振袖を引退したら付けは少し大きくしないといけませんね。
あ、わからない方のために説明しますと『付け』って袖をどれくらい着物の本体に縫いつけるか、っていう寸法のことです。
若いうちは帯を胸高に結ぶので付けは小さくするのですが、30歳を過ぎたあたりを目処に、または結婚を機に少し大きくして帯の位置も下げるのが普通なのです。
帯の位置が下がって付けはそのままだとさっきの先生のように腕まで見えてしまったり、なんか袖がぶら下がっているような印象になっちゃうわけで。
意外と細やかに気を付けた方がいいところです。
あ、うちはアドバイスするように心がけておりますよ~(^^)