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結城の里探訪

2009年9月12日

研修のため、お店のみんなで結城を尋ねた。
高速飛ばして5時間ちょっとで目的地に着いたけど、朝の4時出発(@@)

でもちょっと無理してでも行ってみて良かったです~!

奥順

結城で一番の『奥順』さんのまずは建物から紹介。

文化財に指定されているだけあって重厚感のある敷地内はまるでタイムスリップしたみたい(@@)


奥順

こちらは機織りも出来る伝承館。

カフェまであって美味しい珈琲と結城名物「ゆでまんじゅう」を頂いたり。
ちなみにこの「ゆでまんじゅう」小倉あんが最高~♥️

カフェ

さて、いよいよ制作行程の見学へ。

まずは糸を紡ぐところから始まるんだけど、見学したのは絣括りから。

絣括り

こちらは絣括りの名人 外山さん。

結城の柄は縦横の絣となると20万カ所も括るそうな、すごすぎる(><)
次から次へと括るその手先は、機械仕掛けのよう。
括りの強さで絣の太さが変わるので、1反分は一人で仕上げなくちゃいけないんだそう、大変な作業です!

で、こちらは日本で最古の機『イザリ機』体と機が一体となって織るその仕組みから、適度な強さと遊びを併せ持つのだという。

イザリ機

縦糸の養生をしながら、横糸を渡しつつ絣を目で合わせていく。

細かい絣になると1日織っても数センチにしかならないそうで……。
はあ、こんなの見ちゃうと値切れなくなるわ(^^;)

そして湯通し。

湯通し

こうして40度のお湯に何度も通しては手で送る。
反物のノリ案配によって、数回で済む物もあれば10回も通す物もあるそうで、見極めはあくまで感触、だって。
職人技ですね~!!

天日で干した後、こちらの機械で伸ばす作業へ。

機械

機会そのものも素朴で、それでいて精密で感動的だったけど、何より感動したのはここの床。信じられないくらいピカピカなのです。

老舗、の風格ですね。

ざっと簡単にかいつまんで紹介しましたが、ほんとに素晴らしい織物だと言うことを実感した次第です。

ところで帰途につこうと駐車場へ向かったところ、車がこんなことに。

パンク

奥順さんの計らいで、速攻修理していただき、事なきを得ました。感謝です。

いや~、高速でなくてよかった~(@@)