着物のクリーニング前に知って欲しい悉皆の基本のき【きもの初心者必見】
こんにちは!きもの初心者の渡部です。
旧店舗から現在の社屋に移転して早1年過ぎ‥今頃になって発覚した事実がありました。
それは・・・
「たかはしきもの工房」のホームページは存在していたものの、「実店舗」である「wanomise たかはしきもの工房」のホームページがなーーーい(◎_◎;)
発覚したのは、店長と振袖展の打ち合わせをしていた時のこと。
「検索するとホームページからウマく飛ぶ感じでさぁ~」
「・・・」
「お店のホームページ⁉そういやぁ・・ないっ(゜o゜)」
そんな騒ぎからサクサクと、当社の精鋭達のお力をお借りして、すんばらしいホームページが出来上がりました♡
▼こちらよりご覧くださいませ。
https://wanomise.k-takahasi.com/
お店のページでも紹介しておりますが、当店は「悉皆(しっかい)」といって、着物のありとあらゆる事にお応えできるお店です。洗いや染替え、仕立直しなどなど多岐にわたります。
今回はその中でも「丸洗い」「シミ落とし」について、きもの初心者の「へぇ〜」をお届けいたします。
着物のクリーニングでビックリ!
私がイメージする「クリーニング」は、お店に持っていったら受付をして預けて、言われた期日に取りに行く。ざっくりとこんな感じです。一般的にもそんなイメージなのではないでしょうか。
私はそのイメージを覆す現場に遭遇したのです!
お客様:「振袖のクリーニングをお願いしたいんですけど~」
店長マジマジと振袖を確認・・
店長:「何回くらい着ましたか?気になる汚れはありますか?」
お客様:「1回だけです〜。しまう前に洗っておこうかなと思って(^-^)」
店長:「特別汚れがある訳でもなさそうですし、洗わなくても大丈夫ですよ!
風を通して”そうび”みたいな防虫・防湿剤を入れて保管してくださいね。」
お客様:「えっ!いいんですか。必要なければそのまま返していただけるなんてビックリですぅ♪」
こんな会話がなされていました。
お客様だけではない、私もビックリ( ゚Д゚)
お客様を第一に考え、余計なお金はいただかない。。悪く言えば商売っ気のない(笑)そんな対応です。
それでもお客様のご希望で、どうしても1度洗っておきたい!という強いご要望があればもちろんお預かりします(^-^)
店長に確認したところ、洗えばいいってものではないからね、と。
洗うと生地には多少の負担がかかるそうで、必要最低限の手の掛け方をしてあげることが着物にとって良いそうです。
なるほど~、着物にとってもお客様にとっても優しいんだなぁとほっこり(*‘∀‘)
▼汗をかいた日のお手入れはこちら▼
着物を洗っても落ちない汚れとは?
また、驚いたことに、裾や袖口などの汚れは洗っただけでは落ちないんだとかっ!
箇所によって汚れの原因も違ってくるそうです。
例えば、衿であれば皮脂やファンデーションの汚れ、または食べ物によるシミ汚れ。。さまざまです。
洗いでは落ちないそれらの汚れをどうするの?となると、ズバリ!『シミ落とし』だそうです。
着物全体を洗うのではなく、その汚れのみを落とす。THE・必要最低限です(^o^)丿
その「シミ」1つ取っても、大小さまざまかとは思いますが。。さらに驚いたことにシミの大きさとかかる金額は必ずしも比例しないんだそうです( ゚Д゚)!ほぇ~!!
大変なのはそのシミの『古さ』と付着した汚れの内容だそうで、小さくてもシミが出来てから時間が経過していると落とすのに大変な手間がかかるようです。
さらに出来てしまったシミを自分で何とかしようものなら・・おっとっと!お待ちください(>_<)
輪ジミになったりして、かえって手間がかかることになりかねないそうです。コワ~っ。。
もし、着物にシミを発見したら。。手を付けないですぐお店に持っていく!これがベストですね☆彡
お家で洗えるものはお金をかけない
お店の対応として、正絹の着物ではない、お家で洗えるようなものであればそのままお返ししたりするそうです。お家での洗濯には、当社の「せんたく姫」がオススメです♪
自分で洗えるものはお金をかけないでなるべく洗う!
女将も常々申しておりますが、着物のクリーニングに大きなお金がかかっちゃったら、着物を着る人の負担になっちゃう!こんな思いやりがあるようです。
さすがっ(*‘∀‘)
着物のクリーニングやシミ落としって、どれくらいかかるのっ(;´・ω・)
とドキドキしちゃう方!
自分でなんとかしようとしないで、まずは専門店に連絡して相談。適切な方法で対処してもらいましょう!
ほどよいお手入れをしながら日常的に着物を楽しんでいきたいですね♪
▼お家でのお手入れ方法はこちら▼
今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
紹介した商品
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