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胸元のタオル補整はVではなくX(エックス)で!本当に役に立つ胸元の補正術
胸元の縦シワはまず姿勢を見直して
着物を着る時の補整のお悩み。それはほとんどの方が胸元に関するお悩みだと思います。
「胸元にボリュームを足したい」というお悩みは胸に縦の皺が入ってしまうためではないでしょうか。
胸板が薄い方、胸の真ん中(衿が重なる部分)が低い方はその部分にボリュームがないと貧相な印象になってしまうということがあると思いますが、それでもそんなに胸元には補整入れなくてもいいのではと感じます。
なぜなら胸元のシワの原因の8割は肩にあるのではないかと思われるからです。姿勢が悪くて肩が前に入ると、胸元が凹んでシワができるのです。
年齢を重ねると筋力が緩んで肩が前に入りがちになりますし、今はスマホを見ている時間が長いせいか、若い方にも巻き肩の方が多く感じます。
胸元の縦のシワは、
・姿勢を直す
・袖をつかんで腕を伸ばして引く
・帯の上をしごいて後ろに皺を流す
という「動作」でも結構解決できるものです。
ただやはり姿勢が悪いのはなかなか治りません。そうするとやはり補整が入れたくなりますよね。
胸元の補整はエックスで
昔からよく胸元補整で入れられるのが「タオルをV字形に胸にあてる」というもの。同じように補整チョッキと呼ばれるものを着たりもしますね。
そうするとちょっと胸に厚さが出ますけれども、外側に補整がいけばいくほど肩がいかつく感じてしまいます。
この位置を衿の縫い目の線の下に持ってくると自然なラインになりますし、さらに肩にはタオルを乗せないで鎖骨の下あたりに持ってくると自然に補整が入ります。
どうしてもここにタオルをあてたい場合は、四角いハンドタオルをバイアスに折ってあてると端にボリュームが出過ぎないのでおすすめです。肩の付け根が出ているイカリ肩の方は、出ている骨と合わせるように肩に少しだけ補整を入れるといいでしょう。それ以外の方は肩まで補整は不要です。
また、鎖骨が出ている人は鎖骨の下だけにあてるというように、本当に必要なところだけに補整をいれるとナチュラルな仕上がりになるのです。
全体に補整を入れると、シワは消えるかもしれませんがプロテクターのようにいかつくなってしまうこともあるのです。お好みもあるのですが、どういう仕上がりになりたいかを考えて、補整を入れてくださいね。
たかはしでは、和装ブラも寄せて上げて、という『Put…