【きもの初心者必見】きものと浴衣の違いって何?
着物初心者、たかはし新入社員の藤田です。
本日は、
“きものと浴衣の違いについて“
学んだことを皆様に共有させていただければと思います!
主に「夏きもの」と「浴衣」の違いがわかりませんでした。
「夏きもの」・・・単衣や薄物が当てはまります。
(詳しくはvol.1きものと季節の関係で紹介しております。)
【着物初心者必見】着物は季節によって着分けるルールがあった?!
浴衣はお祭りに着るもの、と言う程度の認識でした。
これも違いの一つではありますが、ポイントは3つありました。
違いその①着方の違い
きものの場合
着物は肌襦袢と長襦袢を着る(たかはしで言うと襦袢セットになりますね。)
帯も袋帯や名古屋帯などを使用するのが一般的で、結び方の種類としては、お太鼓結び、銀座結びなど。
(帯の種類や結び方については、次回ご紹介したいと思います)
足元は足袋に草履
浴衣の場合
浴衣は下着だけが一般的
帯は半幅帯または兵児帯が一般的。結び方も着物とは違って、よく見かけるのは一文字結び、文庫結びなど。
よくショッピングセンターなどでは作り帯などが販売されていて、浴衣は着付けのレベルが下がり着付けに詳しくなくても気軽に楽しめるように感じます。
身丈や裄を少し短く着付けるのも違いの一つ
足元は、裸足に下駄
ただ、最近では浴衣でも帯や結び方によって帯〆を使用したり、兵児帯を、仮ひもを使って華やかに結んだり、楽しみ方は自由になってきているそうです。
さらにレベルが上がると浴衣に、八寸帯でお太鼓結びにし楽しむ方もいらっしゃるようです。大人な着こなしでとても憧れます。
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違いその②生地の違い
私調べでは、一般的には下記のような区分となっているそうです。
夏きもの・・・絹(絽、紗)、麻、ポリエステルなど
浴衣・・・木綿、綿麻、ポリエステルなど
違いその③仕立て方の違い
きものの場合
広衿:3寸(約11.5cm)
着る時に衿を折って、衿幅を調整できるのが特徴。衿山がふっくらと仕上がります。
スナップボタンや引き糸が付いています。
浴衣の場合
バチ衿:1.5寸(約5.5cm)
既に半分に折って仕立てられている。浴衣の他に長襦袢もバチ衿が一般的だそうです。
由来としては、昔、浴衣は寝巻きとしての使用が主流だったため、着る際にわざわざ衿を折ったりする手間を省くためと言われています。
夏きものと浴衣の境界線は曖昧になってきている?
最近では、浴衣を夏きものとして楽しむ方もいらっしゃいます。
着方でも触れましたが浴衣でも帯〆を使う方もいらっしゃるので、明確な境界線というのは昔ほどないのかなと感じました。
また、浴衣をきものに見せる最大のポイントは、「半衿を見せる」ことだと思います。
襦袢を着なくても、肌着などにでも合わせられる、うそつき衿がおすすめです。
私自身、きものと浴衣をそれぞれ購入するのはお財布的に厳しいので、浴衣でもきものとして楽しめるのは嬉しいです!
また素材、生地についても、曖昧になっていることが分かりました。
例えば、
木綿生地で、バチ衿のものがあったとします。
昔であればこれは「浴衣」と言えるでしょう。
ですが今は、浴衣・夏きもの両方で楽しめます!
バチ衿の着物は衿幅を調整する必要がないので、日常着や初心者向けとしておすすめですね。
ただし、柄でこれは明らかに浴衣って言うのもあるので両方で楽しむためには柄の選び方が大事です。
浴衣の柄は、着物に比べ、夜でも映えるように柄や色が派手だったり、金魚や花火、朝顔など夏らしい柄が多いです。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
きものと浴衣の違いについてまとめてみました。
夏きもの
生地
麻、絹(絽、紗)、ポリエステルなど
衿
広衿
帯
袋帯、名古屋帯など
着方
肌襦袢と長襦袢を着用した上から着物を着る。足元は足袋に草履
浴衣
生地
木綿、綿麻、ポリエステルなど
衿
バチ衿
帯
半幅帯、兵児帯
着方
下着の上から着る。足元は裸足に下駄
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