,

美しいキモノ・夏号 満点スリップのご愛用者様

2006年5月25日

美しいキモノ

美しいキモノ・夏号に『満点スリップ』の愛用者である方が載っている。

その方は磯井清子さん。

「ただの主婦よ~、ほほほ……」といつも仰るように、主婦という紹介のされ方をしているが、その着物のコレクションはとんでもない品物ばかり。P230~P231にかけて堂々の2ページフルカラー特集である。

城間栄順作の両面染紅型の芭蕉布、新垣幸子作の八重山上布、秋山眞和作の小石丸花絽織など商売をしていてもなかなか目にすることの出来ない逸品揃い。ご本人は「小さいからまったく見栄えがしないのよ、がっかりだわ~」と仰っていたが、とんでもない! ものすごくチャーミングでとても6○歳とは思えない。

「磯井さんのご主人は何をなさっている方なんですか?磯井様も本当は何者なんですか?」
おもわずお聞きした私に
「だからただの主婦よ。主人だって、もう退職したタダのおじさんよ~、ほほほ……」

ただのおじさんがこんなコレクションを奥様にさせられるはずはない、でもそれをまったく自慢するでもなく気取るわけでもなく、普通に私のような若輩者とも接してくださる。
こういう方を本当の『文化人』と呼ぶべきだろうと、感動している。

東京で一度、お目にかかった。この時は藍染とバティックのコラボというめずらしいお着物をお召しだった。

先月、美しいキモノでも紹介されている祇園「藍香房」さんの展覧会が東京の六本木で催された際にご招待されて、臆面もなく出向いていった。なんとも図々しい限りだが本当にやさしく接していただいた。藍香房の社長さんにも紹介してくださり(またこの方が絶世の美女!)満点スリップをあちこちで紹介していただき、私はただただ頭を下げて付いて歩いたのだが、どなたにも

「こちらの和装スリップ、ものすごくいいのよ~、ほほほ……」とまるで営業員のように宣伝してくださった。涙が出るほど嬉しく、有り難かった。

なんの見返りもないはずなのに、なんとか盛り立てて上げようと思って下さっているお気持ちに感謝しつつ、さらにいい品を提供しなくては、と決意を新たにする今日この頃である。
来月で満点スリップも早1年、たくさんの方にご愛用いただいているがお客様は全国にいらっしゃる、まだまだこれから(^o^) 

どんどん紹介して、汗じみなどでお困りのお客様を助けるゾー!!