満点スリップの防水布のこと
2006年11月17日
満点スリップを売り出して実質1年が過ぎようとしている。
去年の6月に「出来た~!」と思ったのもつかの間、縫製工場さんとの打ち合わせに甘さがあり、初回商品は傷物に(><)
しかもダイレクトメールを打った中で、一番感触の良かったお店から
『何これ!防水なんかじゃないじゃないの!水を掛けてみたら漏れるわよ』
とのお怒りの電話
『エ〜ッ!!そ、そんなはずはないのですが…💦』
ところが本当にそうだった。
水を掛けてみたら見事に通ってしまうではないか。
よく見ると防水布のセンターにミシン目が入っている。縫製する人が綺麗に貼り付けるため押さえに入れたらしい。
満点スリップの防水方法は、洗濯にもっとも強い接着のラミネート加工で特殊な方法を用いているがラミネート自体、穴に弱いミシン目が入るということは穴だらけ~(@@)
とほほ……(;;)
あれから1年。
あの時のお客様はもうとりつく島もなく、ソッポを向かれてしまったが、心底とっても感謝している。
もし、そういう実験をあの時して下さらなかったら、うちではまだまだ気づかずに商品を作り続けていたと思う。
灯台元暗し、とはよく言ったものでそんなことも確認しなかったのか?と言われそうだが、意外と渦中には気がつかないことが何の場合にも多い。
あの時の初回商品は出来うる限り回収し、防水テープを貼ることでモニター品にしてしまったが、お叱りを頂かなかったらそんなものでは済まなかったに違いない。
今、ふっと去年を思い出し、あのお店が繁盛していることを願ってやまない。
本当に、本当にありがとうございました。