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初めての仕立てで驚いた【きもの初心者必見】
普段、洋服よりも着物の方がいいのではないかと思いはじめた、きもの初心者の佐藤です。こんにちは。
着物の話をした時の、体感3回に1回ぐらいの頻度で、
母:「着物はお金がかがんだよ~」という言葉が出てきます。
訳:着物を着るにはお金がかかるんだよ
確かに、着物、帯、帯締め、帯揚げなど、ファストファッションはもちろん、よくお店で市販されている洋服に比べたら、一つ一つの価格は高いと思います。
ただ、最近、別の視点で考えたら、佐藤にとっては、着物を着る「価値」の方が洋服を着る「価値」よりも高いのではなかろうかと。
【理由1】:日常で特別感が味わえる。
着ているだけで普段の自分とは違う側面からお褒めの言葉をいただけたり、運転で道を譲ってもらえたり、見知らぬマダムからお声をかけてもらえたりと嬉しいことが多い。
【理由2】:地元への地域貢献になる。
肌着などをはじめ、たかはしで購入するため。そして、社内のみんなにも喜んで もらえる。
【理由3】:姿勢が変わった。
着付けで骨盤が立つ形になり、姿勢が良くなったためか、身長が163cmから164.7cmになった(驚)
とは言え、無理して頑張っても、持続するのが難しくなるので、無理せず楽しめたらと思っております。
今回のテーマは、振袖以外の着物を初めて仕立てた時に驚いたこと。「試着」に関わるびっくりからお届けいたします。
自分に合うものをどうやって選ぶのか?
着物は一枚の反物から作られていますが(胴裏や八掛等は置いといて)、いろいろと反物を見ている時に思ったのです。
「自分に合う着物ってどうやって選ぶんだろう?」と。
そもそも、洋服でもオーダーメードしたことがないため、洋服との比較もできないわけですが、何を基準に選べば良いのかもわかっておりませんでした。
(振袖の時は総柄ピンクや赤など華やかなものを避けてセレクト)
佐藤:「どんなのが自分に合うのかわからなくて…。」
店長:「まず、自分の好きそうな色や柄のものを体に当ててみたらいいのよ。」
洋服選びで、自分の好きな色と似合う色というのが違うというのを何度も経験してきた佐藤。それ故、自分のパーソナルカラーの「紺」とか「青」とか選びがちに。すると…
女将:「そういうのもカッコいいかもしれないけど、こっちのも良いよ~」
と、勧められたのは洋服ではあまり選ぶことがない、少し紫がかったピンクがベースの格子の紬の反物。
佐藤:「うおおおぉぉ~(*'ω'*)」
では、試着してみましょうということで、出てきたのは「うそつき衿」と「腰ひも」。
「うそつき衿」が体にセットされた後、選んだ反物が体に巻きつけられ、気づくと…。
なんということでしょう(*'▽')
まるで着物を着ているかのような状態の佐藤が鏡に映っていたのです!
仕立てる前の反物の状態なのに、試着ができるということがすごく驚きでした。
そして、着た時のイメージがしやすいので、試着ができるならば安心して選べるなと思いました^^
…結果、買っちゃいました~っ(≧▽≦) てへっ
※その時仕立てた着物を使用しての着付け教室
初めての仕立てからその後
「試着」は、着物を選ぶための一つの手段ではあるわけですが、まだまだ着物のコーディネートがわかっていない佐藤きもの初心者。
例えば、着物に合わせる帯や、帯締めと帯揚げの組み合わせ、半衿にどんなものを持ってくるかなどなど。まだまだわかっていないので、手持ちのものであくせくするのみ…(;'∀')
ただ、日々、自分にとって新しいことを知るたびに、「む、無限なのかっ!」と思えるほどに、組み合わせの妙と言うのでしょうか、楽しみ方も無限大なのかとドキドキ、ワクワクしております。
振り返ると、初めてたかはし主催の「浴衣でビアガーデン」に参加したのが約3年前。初めての着付けを教えていただいてから約2年。(2022年9月末時点)
礼装よりも「日常きもの」を楽しむ機会の方が圧倒的に多いのですが、着物を選ぶ時の自分の傾向が見えてまいりました。(主に、リサイクルきもの中心ですが)
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ドキッ!振袖以外の初めての仕立て着物【きもの初心者必見】
こんにちは!2年目&きもの初心者の鷹木です。
私、ついに決意し…思い切ってゲットしてしまったのです!
振袖以外の、自分自身の“着物”を!!(´艸`*)
たかはしの業務の中で、ブログを書く際にもいろいろと学んではいるものの、自分で着物を着れるようになることはもちろん、自分の着物をゲットすることもできていませんでした。
入社以来、浴衣、下着類等、和装に必要なアイテムを周りからこそろに固めてきていました。そして、ついに!毎年10月開催の「たかはしの創業祭」という、素敵!&お得!な、大イベントでラスボス“着物”にたどり着くことに成功したのです!
今回は、私の初めての仕立て着物にお付き合いいただければと思います☆
創業1967年たかはし史上No.1に輝く
振袖以外で初めて着物を仕立てる私。
ドキドキしながらお店へ行ったところ、、、。
O島店長:「たかはし歴代1位だよ~。」
と。
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びっくり!洗える着物の裏側「水通し」【きもの初心者必見】
こんにちは!きもの初心者&たかはし2年目の渡部です。
新社屋に移転してきたばかりの頃は、自分で整理したハズの小物やレンタル商品などの膨大な商品を
「アレ(汗)どこにしまったっけ(…

ちょっと許せないな
2008年10月28日
昨日まで当店の創業祭でした~ お陰様で無事終了m(_ _)m
ご来店いただいたお客様はもちろん、いらっしゃれなかったお客様にも、心より本当に、本当にありがとうございました。
ところで
今日のタイトル、ちょっと過激ですが
でも、ちょっと許せないんですよ。

これ、しみ抜きに預かった仕立て途中の着物。
つまり仕立屋さんが誤ってシミを付けてしまったということなのですが。
あ、いえいえそれが許せないのではないのです、人のすることに間違いは付きものですから。許せないのはこの縫い方。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、かなりぶくぶくで針目も真っ直ぐではなく、裾や褄先などちょっとひどいんだな……。…

つじつま
2007年5月2日
「つじつまが合わない」とか、「つじつまを合わせる」は「辻褄」と書くそうで、裁縫用語からきているんですって。
「辻」は縫い目が十文字に合うところで、「褄」は着物のすその左右のこと。
どちらも、きちっと縫い目が合っていないとチグハグな着物になってしまうことから、物事の道理や筋道が合わないことを「つじつまが合わない」というようになったそう。
ところでうちは悉皆(しっかい)が元々の本業(←って、副業があるわけではないんだけど…^^;)
たくさんの仕立物を見せていただくし、解かせていただくがずいぶんと勉強させられる。
以外と多いのは裁ち間違い。
その他にも訪問着の柄があっていない、袖が反対、紋がずれてる、落款の入る場所が変! 辻も褄も合ってない、などなど
驚くような仕立て方も……
『この仕立屋さんはこれが変だとわかっていないんだな…』と思えるような、稚拙な間違いに出会うとプロ意識の無さに腹が立つ。
確実に『これは確信犯だな』と思える仕立て、つまり間違えたことをわからないように画策した形跡にあうと悲しくなる。
それはその仕立屋さんの小狡さに対してと、いうこともあるが、
実は仕立屋さんがそうせざろう得ないような、雇い主である呉服屋さんの容赦ない扱い方、ということにも傍らにはあるみたい。…

うちの『仕立屋』さん
2007年2月28日
今日はちょっと自慢です!
うちの仕立屋さんは本当にすばらしい腕の持ち主ばかり。
こうなるまで随分時間はかかったし、大事な仕立屋さんとさよならもしてきた。
だけど、信念を曲げずにやってきてよかったと、最近つくづく思う。
今から思えば、うちもひどい仕立ても有ったはず。
高度成長期に絶え間なく仕事があった今の50~70歳代の仕立屋さんは、自分の腕を磨く暇もなく、疑うスキも与えられずひたすら縫ってきた。
40歳台の仕立屋さんはイイ時代に仕立てを憶えたものの、若い頃とは違い、どんどん仕立物が少なくなってきたと言う時代。
ま、どんな時代であっても仕事を磨くのは感性あってのこと。
私も着物のなんたるかを知らずにきものやを始めたわけで、知らないということは怖ろしい。
でも、気付かせてくれた人がいた…