着付けでえもんが抜けない!その原因と対策【きもの初心者必見】
今日のお題は「えもんが抜けない!」です。
着物を着る時は、弊社の「うそつき衿」を使っているのですが、毎回、着終わる時点で既に、えもんが詰まっているのです。
ズバッと、結論を言いますと、
「うそつき衿が自分の身体に合っていなかった」
です。
洋服の時は、ブラトップ大好き、オーバーサイズの服大好きな私。
なので、あまり自分にぴったり合うって意識していませんでした^^;
そのため和装肌着や小物も、そのままカスタマイズをしないで使用しています。
最近の着付けで気になるところは色々ありますが、特に下記が気になっていました。
- えもんが詰まる
- 「うそつき衿」のウエストのゴムが1日着物を着て脱いでみると上に上がっている
(一点補足で、後者の悩みは「うそつき衿」にも原因がありましたが、もう一つ「補整不足」もありました。)
「カスタマイズしなきゃな…。でも、裁縫あまり得意ではないし、このままでもいいか!」と思っていました(笑)
お客様へカスタマイズをおすすめしているのに、自分で体験しないってよろしくない!
そう思い、今回カスタマイズをしてみました。
着物を着付けする時、襦袢でえもんが詰まる方も、ポイントは一緒なので参考になれば幸いです。
着付けでえもんが抜けない!原因
冒頭でも言いましたが、原因は
「えもんを固定するゴム(またはひも)が自分の身体に合っていない」
です。
私のウエストゴムの位置は、くびれより下になってました。
ひもは滑り台の法則で、細いところに滑っていきます。
くびれより下にあったウエストゴムは、細いくびれめがけて上がっていき、えもんがなくなっていました;;
イメージイラストは、わかりやすく補整なしで、くびれをわかりやすく作成しました。
実際は補整が入りますが、どこかしらにくびれはあると思いますので皆様も確認してみてはいかがでしょうか^^
着付けでえもんが抜けない!を解決するカスタマイズ
ポイントは、ズバリ!
「くびれより3cmほど上にウエストゴム(またはひも)がくるようにする」
です。
くびれの位置ぴったりでもいいのですが、少し上にして、引き下ろす力を利用してゴムなどを前で留めるのが女将のおすすめです。
私のカスタマイズでも、ウエストゴムがくびれより3cmほど上にくるように縫いとめました。
あとは、補整の上から肌着を着ること前提のおすすめですが、肌着の紐を締める際に、ちょっとぎゅっと締めてくびれを作っちゃう方法もあります。補整の上からなので少しキツくても安心です。
えもんが抜けない!を解決できたのか?
解決できました。やっぱりカスタマイズ前とは全然違いました。
いつもは着終わる頃には既にえもんが詰まっていて
「今日もえもん抜くの失敗した〜」
なんて、着付け方に原因があると思っていました。
カスタマイズした「うそつき衿」をつけて着てみたら、えもんが綺麗に抜けました;;
これが1日着ても崩れず、ウエストのゴムもあまりズレずに済み着付けレベルがちょっと上がったかな?と思えたり!(^^)!
もっと早くカスタマイズすればよかったです。
今、違う半衿のついた「うそつき衿」が2つあり、片方しかカスタマイズしていないので、残りも縫いつけたいと思います。
まとめ
着物の着付けでえもんが抜けない!とお悩みの方、ぜひ一度確認してみてください。
今回は、「えもんが抜けない」原因に「うそつき衿」が関係していたので、そこにフォーカスして紹介しました。
着付けの方法にも原因がある場合がありますが、肌着や小物をちょっとカスタマイズすることで、悩んでいたことが解決する場合もあるんだと、今回の事例で思っていただけましたら幸いです。
人の体は十人十色。
自分のサイズにぴったり合うのは、サイズ豊富でも難しい場合がほとんどだと思います。ぜひ、カスタマイズをして”マイサイズ”にしてみてください♪
そして、ぜひSNSで「こんなカスタマイズしてます!」とご紹介いただけたら嬉しいです。
弊社でもカスタマイズ方法を紹介していますが、「こんな方法もあったんだ!」と勉強にもなりますので、
#私のたかはしカスタマイズ
とタグをつけての投稿、お待ちしております^^
弊社のカスタマイズ方法は動画でご覧ください
うそつき衿のカスタマイズ方法
えもん抜きの調整方法
たかはし式 えもん抜き
技ありえもん抜き
最後までお読みくださりありがとうございました。次回もお楽しみに!
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