うそつき衿に安全ピンで半衿をつける方法
半衿を簡単に早く、うそつき衿にとりつける!
いつもは半衿つけが面倒くさいから、たかはしきもの工房のうそつき衿を使って、ざぶざぶそのまま洗濯機で洗っちゃう!というご愛用者の皆様。いつもありがとうございます。
塩瀬もいいけど、イベントなどがあるときは、ちょっと刺繍や色、模様の入った半衿を楽しみたいときもありますよね。そんなとき役に立つ! ズボラ女将直伝の安全ピンを使った簡単な半衿の付け方をご紹介します。
半衿選びも実はポイントで、つける半衿は、ナイロン製などで、カチカチの生地のものがありますがそういうものは首元がしわしわになってしまいます。バイアスがきく、左右にひっぱったとき動くちょっと伸びるような素材のものをご用意ください。とてもつけやすく、またシワが目立ちにくいです。
自社の商品の宣伝になってしまいますが、たかはしきもの工房のレース半衿は裏にバイアスの布が貼ってありますし、うずら半衿もシワが目立ちにくくておすすめです!
では早速安全ピンで半衿をつける方法をご紹介します!
(1)1箇所だけ20センチくらい縫うけどあとは安全ピン8つでつけるやりかた
まず半分に折って真ん中をとります。まち針などで、印をつけるとわかりやすいです。
そして、うそつき衿の内側になるところの真ん中に、半衿の真ん中をあわせます。
うそつき衿のフチから1〜2センチかぶるように半衿を置きます。
衣紋抜きの部分だけ、大きな縫い目でざくざくっと縫い留めます。あとで取ってしまうものですから、細かく縫う必要も、返し針も必要ありません。縫い目もがたがたしてても大丈夫! 針を持ちたくない、という人でもこの一手間で見えるところが綺麗になりますので、ここだけがんばって!
そしてひっくり返して、うそつき衿を半衿で挟みます。
半衿でうそつき衿をはさんだら、少し半衿がぴんとなるようにひっぱり気味にして、安全ピンで止めます。
半衿の端は、そのままで大丈夫。画像では、体の内側から安全ピンで止めていますが、体に安全ピンがあたるのが嫌な場合は、逆につけてもいいと思います。
絽や紗など透ける着物のときには、安全ピンが表にくると光ったりちょっと見えてしまったりするかもしれません。着るものに応じて工夫してくださいね。
最後に、外側の衿も2箇所安全ピンで止めます。
これで半衿つけができました! どうでしょうか? 結構綺麗に半衿が見えるのではないでしょうか?
(2)全部安全ピンで済ませたい場合
どうしても針と糸は使いたくない場合、ちょっと仕上がりは劣りますが、できないことはありません。
(1)で塗った部分、うなじ(えもん抜き)の部分の半衿はうそつき衿より5〜7ミリ深く内側に折り返します。
うそつき衿ごとひっくり返したら、半衿を引き気味にして、半衿がぴんとなるようにして、内側で折り返した半衿にかかるように表から安全ピンでとめます。
残りの部分は、(1)のやり方と同じように片側につき2〜3箇所安全ピンでとめてください。
これでも普段着る分には大丈夫。自分がどこにこだわるか、ですが、安全ピンがあれば半衿を付け替えられるのであれば、ぐっとハードルが下がるのではないでしょうか?
急いでいるときも有効な技ですので、よかったら一度試してみてくださいね!
女将の熱いうそつき衿解説つきの、半衿付け動画はこちらです!
【ズボラ向け!安全ピンを使ったお手軽半衿付け】たかはしきもの工房「ズボラ女将の和装の常識を斬る!」
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