, ,

うそつき袖とうそつき衿の収納方法

今回は、収納のお話です。 しかも、うそつき袖とうそつき衿という、たかはしきもの工房のうそつきご愛用者『たかラー』さんにお役立ちな収納です。 着物や帯はいろんな収納方法をご存知かと思いますが、今回もマニアックなお話をお届けいたします。 うそつき袖はスカートハンガーで! まず、うそつき袖。 たかはしきもの工房のものに限らず、うそつき袖をお使いの方も多いと思います。 箪笥の中に、畳んで入れると折ジワが気になったり、広げて入れると場所も取るし取り出しにくい……。何げに収納しづらいアイテムです。 毎日うそつき衿と袖の女将が編み出した、選びやすくてさっと取り出せてシワにもならない収納方法がスカートハンガーを使う方法です。 スカートハンガーは、4連とか5連になっているものだとたくさん収納できて省スペースに。止めるピンチがやわらかいものが、生地を痛めません。 袖山を上にして、マジックテープがある側をピンチで止めると、マジックテープが他のものにひっかかったりしづらくなるのでおすすめです。 女将は、作り付けの収納の盆にひっかけて扉を閉めていますが、普通の桐箪笥の扉の裏側だとスペースが足りないかもしれません。 クローゼットなど、日に焼けないところにかけておきましょう。 一連は袷用、もう一連は単衣用などとして、使い分けをすると便利です。 完全にシーズンオフになったら、お手入れするものはお手入れして、全て重ねて三つ折りにして箪笥やクリアケースに収納します。 全部重ねてまとめておくことで、出したり移動したりするのがしやすく、しわくちゃになりにくいのです。 うそつき衿はぱたぱた畳みでコンパクトに うそつき衿は、たかはしきもの工房独自の形をしています。 衿に、えもん抜きとベルトがついているのですが、衿を左右3つにたたんで、それを芯にしてくるくるとえもん抜きを巻いていくと、とてもコンパクトにたためます。 1)最初に衿の部分を畳みます。片側を三等分して真ん中に重ねていきます。 両側たたんで、長方形に整えます。この時、衿は同じ太さではないので、基準は自分の気持ち良いように揃えてください(下図参考) 2)それを芯にして、くるくるとえもん抜きを巻いていきます。ベルトもたたんで内側に巻き込みます。 3)できあがり! ばらけず、扱いやすいサイズにたためました!! 箪笥にもしまいやすいですね。 半衿もあまり汚れなかったようなときには、衿芯を入れたままハンガーにかけておいてもう一度使うというのも、楽でいいですよ! 前日に衿芯を入れて用意しておくのも、当日の朝楽でよいものです。 うそつき衿の畳み方は、ぜひ開発者の女将の動画をご覧ください。 【うそつき袖・衿の収納術】たかはしきもの工房「ズボラ女将の和装の常識を斬る!」 更新情報はInstagramで発信していく予定です。 Instagramを登録されている方は、是非「たかはしきもの工房…

きもの警察より刺さる?!脅かされた日常きもの生活【きもの初心者必見】

「きもの警察って、本当なのかな?」って思っていました。 こんにちは。たかはし二年目&きもの初心者の佐藤めぐみです。   きもの警察に出会った経験ありますでしょうか? きもの警察とは? 街中やSNS上などで、着物を着ている人に対して、全く面識もない人が本人の同意もなく「着付けが間違っている」と強めに注意をしてきたり、「生地が安っぽい」「何?あの合わせ方」「着物にブーツを合わせるなんて」と嫌味を言ってきたりする人のことを指す言葉として、2013年ぐらいからネットで投稿され使われているようです。   ネット上の情報によれば、若い人がターゲットになる傾向があるみたいなので、その層から外れることもあり、佐藤は出会ったことはありません。 ※女将は見知らぬ方に帯を直された経験があるそうです(;'∀')   きもの警察よりもある意味個人的には刺さる経験をし、着物にまつわる価値観の違いを体験できたので、お届けしてまいります。 ぺーぺーは着物を着てはいけない? 市内で開催されたあるイベントに、佐藤がスタッフとして参加した時のことです。 …

縫い付けが苦手な人にピッタリな半衿とは?【きもの初心者必見】

こんにちは!きもの初心者&たかはし2年目の渡部です。   気仙沼の徳仙丈山では50万本のツツジの見頃が終わりますが、たかはしにはたくさんの花々が咲き誇っています^_^ 去年の今頃はなんやかんやとバタバタしていて、周りの景色を楽しむことはできなかった気がしますが、改めて見てみるとこんなお花もあったんだ!と新たな発見もあります(*‘∀‘)   こんなことを書くと、「さぞ花が好きで。。」とご想像される方もいらっしゃるかと思いますが…ノーノ―ノー!とんでもない(笑)   目で見て「キレイだな」と思っても、全く世話のできない渡部なのです(;´∀`) お店に置いてある観葉植物も、いつの間にか葉っぱがカワイソウな状態に・・(涙) 女将に「ちゃんと世話してあげてね〜。頼むから(/_;)」と言われる始末。   和装の美しさだけではなく、花々も愛してあげられるような女性になりたいと願う今日この頃です。 そんな私が今回お題にしたのは「半衿」についてです! 「半衿」を縫わずに楽ちん「うそつき衿」 私がたかはしに入社して初めて見た「半衿」は、オリジナル商品のサンプルを着用したボディちゃんの「レース半衿」でした。   当時は、「半衿」という言葉も知らないド素人でしたが、 「なんてカワイイんだ♡いつかはこんなの身に着けてみたいっ」 と、着物を着て仕事をする自分を想像したものでした。   まずは「半衿」ってなんぞや?から始まったのですが(;^ω^) 調べてみると、どうやら襦袢に縫い付けて、襦袢本体の衿部分が汚れないように「半衿」を付けると知りました。。。   ただ、たかはしでは、襦袢の代わりになっちゃう肌着を販売している訳でして、 先輩方も襦袢を着ていない。。とすると、どうやらこれは当てはまらない。。   渡部:「じゃぁ、半衿って?どうするの?」 店長:「これに付けるんだよ」 と、教えてもらったものが「うそつき衿」でした!   「半衿」の付いていない「うそつき衿」本体を買って、自分の好きな衿を付けるというのです!! ▼「うそつき衿」の詳細はこちらをご覧ください ”うそつき"って何?【きもの初心者必見】   諸先輩の中でも、 Aさん:「いちいち取り外して付け直すの面倒だから、ウチには半衿を付けっぱなしのうそつき衿がズラ〜っとあるよ!(^^)!」 Bさん:「何本かあって、季節の変わり目くらいに一気に変える感じかなぁ」 など、「うそつき衿」の使い方は人それぞれいろいろあるようです^_^   その他にも、さまざまな色や柄の「半衿付うそつき衿」が販売されているとのこと! おぉ(…
,

汗が気になるシーズン!汗っかきさんにおススメのきもの

汗ジミは『黄色』 立夏を過ぎ、汗ばむ陽気の日が増えてきましたね。今回は汗でお悩みの皆様に「汗をかかないようにするのは不可能だけど、汗対策はできる」というお話をしたいと思います。 そもそも汗をかいて、その汗染みを放置するとどんな風になるのでしょうか。 汗がついたすぐは、濡れただけで乾いたときには、うっすらと輪染みになるかくちゃくちゃ、と縮んだような感じになるかと思います。 それが時間が経つと、黄ばんでいくのです。 洋服などでも、ワイシャツの衿などで同じような現象を経験したことがある方はいるのではないでしょうか。 クリーニングの溶剤と汗が反応して黄ばむということもありますし、そのまま放置していても酸化で黄ばんでいってしまいます。 特に汗汚れの縁の部分に、成分が溜まりやすいのか強く黄ばみが出ます。 汗の汚れは「黄色」なんです。 まずはきものに汗を移さない、ということが大切。 これは、汗を移さない工夫をした肌着などを着ることによってできる対策です。 汗をきものに移してしまうと普通の丸洗いでは落ちません。汗は水溶性の汚れなので、丸洗い=ドライクリーニングの溶剤では落ちないのです。絹であっても、水で落とさなければなりません。 別に「汗抜き」という工程をプラスするため、汗が移ってしまったきもののお手入れ代は高くなってしまいます。 対策その1:汗うつりの防止 汚れを目立たせたくない、お手入れ代も安くしたいという場合は、まずは汗うつりの防止。肌着の段階で汗を止めるのは有効です。 宣伝になりますが、たかはしきもの工房の肌着は汗対策をしっかり考えて作っております。 こうした肌着を着ることで、着物への汗うつりを防ぐと、汗ジミをつける危険を減らすことができます。 対策その2:汗は水溶性。洗える着物を選ぶ あとは麻や綿麻をはじめとした「洗えるきもの」を選ぶということです。 最近はセオアルファのように、ポリエステルだけど暑くないものもでてきています。水で洗えば汗は落ちますから、これは一番有効な手かもしれません。 対策その3:絹ものは汗じみができにくい素材を選ぶ でもやはり絹の素材が着たいということでしたら、まずは素材でいうと紗、縮などは汗染みになりにくい傾向があります。絡み織で布目が開いていて、通気性がよいものなどは汗染みがつきにくいのではないでしょうか。 すごく汗をかいた日には、きものをハンガーにかけて、霧吹きでまわりに水を吹き湿度の高い空間を作ります。きものに直接かけないのがポイント。 その湿度が高い状態になったとき、湿度がきものを通って蒸発するため、多少汗の成分もつれて出ていくということです。お手入れの「汗抜き」も同じ考え方で、蒸気を通すことで、汗が蒸気と一緒に飛ぶということなのです。 夏きものは、輪ジミになったり目立つ状態になっていなくても汗はかいていますので、丸洗いに出すときは汗抜きをするのがおすすめです。 目立たないものにすれば、この回数を減らすことができます。 一方、絹ものの絽や竪絽などの柔らかものは、汗染みが目立ちやすい。汗による収縮も起きやすいです。ガード加工をしていても、汗汚れは防ぎきれません。その場合はどうしたらいいでしょうか? 対策その4:汗じみができにくい色を選ぶ 汗は「黄色」い汚れであるということで、汚れてしまっても黄色が目立たないような色の着物を選ぶ、という方法もありです。 まずは黄色みが入っているような色。茶色やベージュのような色は黄色い汚れが目立ちにくいといえます。 逆に淡い爽やかな青などは、黄色い汚れと相性が悪く、汗ジミも目立ちますし、くすんだ濁った色になりやすいです。 夏には着たい素敵な色ですけれど、そういう特徴はあります。 長く着て楽しみたければ、色の選択も一つ視野にいれるといいと思います。黒っぽくて汚れが目立ちにくい色を選ぶのももありでしょう。 黄色みの入った、渋めの色、汚れが目立たない色であれば汗汚れによる変色もあまり気にせずに着ることができます。明度が低めの、暗い色がおすすめです。 あまり夏着物に選ばれる色ではないかもしれませんが、結構かっこいいですよ。仏事もいけます。 また、そういったきものは変色してしまったら染め替えすればまた違う雰囲気になって楽しめます。汗抜きや丸洗いのお手入れの回数を減らして、ある程度の年数着たら染め替えてしまえばいいという考え方です。 私は汗っかきだから 夏の着物は……と敬遠されている方も、 汗の特性を知って、汗をかく季節のきものを楽しんでくださいね! 具体的な色の例などは女将の動画をご覧くださいね! 【汗っかきさん集まれ!汗っかきさんおススメきもの】たかはしきもの工房「ズボラ女将の和装の常識を斬る!」 更新情報はInstagramで発信していく予定です。 Instagramを登録されている方は、是非「たかはしきもの工房…

塩瀬とは?絽とは?その違いは?【きもの初心者必見】

こんにちは。きもの初心者の小野寺です。 入社当時、着物の柄や仕立て方で着られる季節が異なるのにもびっくりしましたが、衿にも季節ってあるんだ?!と驚きました。 …
,

令和4年6月

コロナの脅威がなかなか終わりませんね。もう一年以上も連日テレビはコロナの話題ばかりです。 確かに今までに経験のないウイルスはとても怖いし、国民として、家から出る…