きもの警察より刺さる?!脅かされた日常きもの生活【きもの初心者必見】
「きもの警察って、本当なのかな?」って思っていました。
こんにちは。たかはし二年目&きもの初心者の佐藤めぐみです。
きもの警察に出会った経験ありますでしょうか?
きもの警察とは?
街中やSNS上などで、着物を着ている人に対して、全く面識もない人が本人の同意もなく「着付けが間違っている」と強めに注意をしてきたり、「生地が安っぽい」「何?あの合わせ方」「着物にブーツを合わせるなんて」と嫌味を言ってきたりする人のことを指す言葉として、2013年ぐらいからネットで投稿され使われているようです。
ネット上の情報によれば、若い人がターゲットになる傾向があるみたいなので、その層から外れることもあり、佐藤は出会ったことはありません。
※女将は見知らぬ方に帯を直された経験があるそうです(;’∀’)
きもの警察よりもある意味個人的には刺さる経験をし、着物にまつわる価値観の違いを体験できたので、お届けしてまいります。
ぺーぺーは着物を着てはいけない?
市内で開催されたあるイベントに、佐藤がスタッフとして参加した時のことです。
- 外での作業時には着物の上からモンペ&活動着(動ける!)
- 汚れても自分で洗えて安心、ポリエステルきものを着用
- お客様の出迎え時には、会のユニフォームを着物の上に羽織る
と、日常きものの延長で着ていったのです。
無事イベントを終了し、帰宅したきもの姿の私を見て…。
母:「会長も誰も着てないのに、ぺーぺーのあんだが着たのすか?」
(訳:会長も他の人も着ていないのに、下っ端のあなたが着物を着るなんて!)
ぐあっ(@_@)!!!!!!!!
着物だからできない作業は無かったし、支障は無いものと思っていたので、この反応には驚きでしたし、ちょっぴりだけ悲しい気持ちになりました。
もちろん、母が娘のことを「周りから後ろ指指されるんじゃないか」「浮いているんじゃないか」などと心配をしてくれたのだろうと思い、作業に支障は無いことや礼装ではなく日常着だということを説明したのですが、、、。
母:「周りでおかしいと思っても、面と向かって言うわけないっちゃ!」
(訳:周りの人があなたのことを変だと思っても直接言うわけないでしょう)
これでは、私の言葉を聞き入れてはもらえないと思ったので、「助けて、女将~」ということで、女将にことの顛末を話すことにしました。
着物の形をしているものはすべて特別?
元々、イベントを主催した会に私を誘ってくれたのが女将なので、私の行動に問題があったかどうかを確認してみました。
女将:「全然、問題ないよ~。むしろ、もっとどんどんやってちょうだい♪」
ですよね♪心配してなかったけど、これで母に納得してもらえます!(^^)!
さらに続けて、、、
女将:「お母さんの反応はもっともだよ。だってね、田舎ではまだまだ着物は特別なものだからね。そこなんだよね、問題は。今の時代の着物は礼装だけでなく、おしゃれのものとして広まっているのだから、その常識を私たちでどんどん変えなくちゃね!それには日常的に着て歩いて見せるってことが大切なんだよ、だからどんどん着て繰り出そうよ~。」
はい、もちろんです♪(*’▽’)
今の私にとっては、着物が着られること自体が楽しいので、誰に何を言われようと着ることは止めないんですが。
きっと、きもの警察と呼ばれる事象も、お互いに着物に対しての愛があって、その違いに対しての表現方法が人それぞれあるということだと思います。
なので、もしきもの警察な事象に遭遇したとしても、相手の言葉や態度の根底にある思いを「ありがとう」の気持ちで受け取れるようなきもの初心者でありたいと、母との一件から感じたのでした。
ただ、身近な人には理解されないよりは理解されたいので、諦めずに理解してもらえるよう着まくり続けていきます(*^_^*)
もっと、着物を楽しめるように
こんな佐藤も、最初から日常きもの生活ができるようにと動いていたわけではなく、次のようなステップを踏んでおります。
- たかはしの夏のイベント「浴衣でビアガーデン」に参加
- みなと祭り前夜祭の浴衣の着付けもたかはしに依頼
※浴衣を着ているだけで海外の方から話しかけてもらえた!嬉しい! - たかはしの冬のイベント「きものでクリスマス会」に参加
※着物を持っていなかったので、母の訪問着を仕立て直して着用 - たかはしで着付けを教えてもらう
- イベントなどで着る機会増。今に至る
この間、約3年が経過しているのですが、自分のペースで進めてきたことで無理せずに続けられて良かったと思います。
たかはしでは、毎年夏に「ゆかたでビアガーデン」が開催されます。また、きものの日にスタートした「きもの沼さんぽ」では、夏に浴衣でも特典を受けられるようになりました。
また、「きもの沼さんぽ」を楽しんでみたいけど、着物の着付けが…という方のために、たかはしの店舗にて着付けを行うようにいたしました。
日常の中でもっと着物を楽しみたいという方の一つの機会として活用いただければ嬉しいです(*^_^*)
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▼きもの沼さんぽの詳細はこちら▼
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