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あきらめなくて良かった!きものが苦しいのは着付けの問題でした【きもの初心者必見】

「きものって、着ると苦しいじゃないですか。」 と、以前の私は思っていました。 たかはし新人&きもの初心者の佐藤めぐみです。   もし社長と出会うことがなかったら、きっと私はきものを着ることをあきらめていたかもしれません。 なぜなら、私のきものとの最初の出会いはあまり好ましいものではなかったからです。 ※詳しい内容は「きもの初心者からフネさんへの道(その1:最悪な出会い編)」   はじめて”たかはし流”の着付けをしていただいた時、 「腰紐、一本で済むの?(驚)」 「着ていて苦しくないし、着崩れない(嬉)」 と体感できたことで、「きもの=苦しい」は着付けの問題であるということを知ることができました。   かつての私が、なぜきものを苦しいと感じるに至ってしまったのか、きものを苦しいと感じた原因を探ってみることにしました。 帯や紐できつく締めつけてしまう理由は? Google先生に「着物 苦しい なぜ」と聞いたところ、次のような検索結果が出てきました。   下記、検索結果より引用です。 着物を着たときに苦しいと感じる一番の原因は、帯や紐での締めつけによるもの。   まぁ、これは聞くまでもなくかもしれません(汗) きものを着るために、帯や紐は必須のものですので、当たり前ですが締めないわけにはいかないわけです。   では、なぜきつく締めつけてしまうのかというと、着崩れしないようにするため。   普段からきものを着る人でなくとも、紐が緩ければ着崩れするのは明白かと思います。 しかし、紐をきつく締めれば着崩れしないとは限らないのです。   私も”たかはし流”の着付けを知るまでは、着崩れないようにするためには紐をきつく締めないとダメなんだと思っていたので、きものは苦しいのが当たり前なんだと思っていました。   着崩れをせずきれいに、苦しくなくラクにきものを着ていられるにはどのようにすればよいのでしょう?   着崩れの大きな原因は3つ。 1)補整がきちんとできていないこと 2)腰紐がしっかりと結ばれていないこと 3)歩き方など所作が大きすぎること 上記のうち、1と2について次にご紹介いたします。   きものをラクに着るには「補整」と「布のチカラ」 きものを着るのに補整が大事であることは、以前新人ブログにもご紹介しているため詳しい内容はこちらの記事を参照ください。 きものを着るとき、なんで補整って大事なの?【きもの初心者必見】   補整をしっかり行うと、体の凹凸が少なくなります。 それによって、きものが体に沿いやすくなり、きれいに着れるわけです。   補整した後、じゅばんやきものを着ていくわけですが、それぞれの着付けの仕方には触れず、ここでは腰紐に限定してお伝えしていきます。   腰紐をきつく締めずにどのようにしてきものを留めるのか。 それは、布のチカラ・摩擦力を利用する方法です。   紐の面をゆるみがないようにきものに当てて結びます。 布同士の摩擦力により、締め付け過ぎることなくきものを留めることができます。   詳しい内容については、きれいに着られて、苦しくない、その上すっきり、ほっそり。 いいこと尽くめの「補整」術はこちらの本をご覧ください。 「たかはしきもの工房」髙橋和江さんの十人十色の「補整」術   そして、帯を結ぶ際には、 【名古屋帯】最良の一重太鼓の結び方    一日中着崩れない半幅帯の結び方   を参考にしていただくことで、苦しくなくラクにきものを楽しめる着付けができるようになります。   たかはしでお伝えしている内容以外にも着付けの方法はさまざまありますので、ご自身でよりきものを楽しめる方法を自由に選んでいただければと思います。   今回も、最後までお読みいただきありがとうございました。また次回の記事でお会いできるのを楽しみにしております。   紹介した商品 高橋和江さんの十人十色の「補整」術   新人がびっくりしたことシリーズは下記リンクバナーから一覧をご覧になれます。 更新情報はInstagramで発信していく予定です。 Instagramを登録されている方は、是非「たかはしきもの工房…

きものを着るとき、なんで補整って大事なの?【きもの初心者必見】

こんにちは。 きもの初心者&たかはし新入社員の藤田です。 入社し1年経ちましたが、新入社員の気持ちを忘れるべからず、 もうしばらくは新入社員と名乗らせてください^^ 今回は、たかはし入社当初から学んできた、「補整」についてです。 きものを着るとき、なぜ補整って大事なのでしょうか? そして自分はどこを補整しなくてはいけないのか。 (未だ自分の体にあった補整をみつけられていません。) 今回はその疑問を調べてみました! なぜ補整は必要なの?補整が必要な2つの理由 理由1:布1枚でできているから きものは、1枚の布からできていますよね。 そしてゆったり着るのではなく、体に沿わせて着る。 なのできものは体の凹凸がない方が、シワができにくく、きれいに着れるという訳ですね! ラッピングに置き換えると納得しました。 曲線の筒と、直線の筒、どちらをラッピングしやすいかと聞かれたら ほぼ全員が直線と答えますよね。 凹んでいる部分にシワが寄る、きもので言えば帯部分です。 それと同じ原理かなと思いました。 理由2:汗対策になるから 私がたかはしに入る前、浴衣を着る機会があったときによく思ったことは、 「こんなにタオル入れない方が汗かかないのに」でした。 でも、よく考えると、夏はTシャツ1枚でも暑くて汗かきますよね。 確かに多少の体感温度はかわりますが、タオルを入れなかったからといって汗をまったくかかなくなるわけではないのです。 当時浴衣を脱いだとき、タオルはしめっしめですが、肝心の浴衣自体はそんなに湿っていなかったのを思い出しました。 そしてたかはしに入社し、補整の大切さを学び 「きものをきやすくするだけではなく、守る”補整”ってすごいな!」 と思いました。 じゃあ、補整はどう考えていったらいいの? 意識する部分は、大きく分けて下記の二つになるかと思います。 ・胸元 ・腰回り ただ、補整は「足す」だけではなく「引く」ことも大切と言うことは入社当時から教わってきました! 足すだけでは太くなる一方ですからね。 赤部分:足す 青部分:引く そして、補整の難しいなと思うところは、 体型にもよると言うことです… 例えば、同じ胸のサイズでも、ウエストやヒップサイズが異なる2名がいた場合、同じ補整になるとは限らないのです…難しい…(x_x;) それでも、だいたいは下記の考え方が通じるのではないかと思い、共有させていただきます。 胸元 ・胸が大きい方 寄せてあげる。潰すと正面から見た場合太って見えるので、キモノブラを使って「寄せてあげる」ことですっきりとした鳩胸をつくると良い 弊社おすすめ商品:キモノブラ ・胸が小さい方 膨らみをもたせるのが大事。タオルやくノ一…
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和装ブラを自分サイズにカスタマイズしてより快適で美しい胸元に<くノ一 涼子編>

涼しくて、らくちんな和装ブラ たかはしオリジナル商品の和装ブラジャーには「Put on キモノブラ」と、もうひとつ「くノ一 涼子(すずこ)」というものがあります。 胸を寄せてあげて美しい鳩胸をメイクするPut…
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和装ブラを自分サイズにカスタマイズしてより快適で美しい胸元に<Put on キモノブラ編>

インナーは迷ったら小さい方を選んで たかはしオリジナル商品の和装ブラジャー「Put on キモノブラ」。ご愛用いただいている方も多いと思いますが、概ねよいと思ってくださっていても、このサイズは本当に自分にあっているのかしら?とか、レースの部分がめくれてくるわ、とか、お悩みがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。 お誂えと違って既製品はなかなかすべてがピッタリというわけにはいきません。 今回は、そんなちょっとしたサイズのお悩みをカスタマイズで解決しちゃおう!というお話です。 まず、2つのサイズがあって自分のサイズはどちらだろう?と悩んだとき、大は小を兼ねるということで大きいサイズを選んでしまいがちですが、実は和装のインナーに限っては、小さい方を選ばれることをおすすめしています。 なぜかというと、余分な布がない分もたつかず、キレイに着られるからです。 既製品では、ほんのちょっと長いとか短いとかきついとかということが、誰にでも起こりうることです。 そんなとき、ちょっとカスタマイズをすることで快適によりフィットして着ていただくことができます。 肩ひもとアンダーをカスタマイズする Put…

女将が教える!こんな人は着てはいけない【くノ一 夏子編】

満点スリップを押しのけて、たかはしきもの工房の看板のようになっている『くノ一』シリーズ。 今日は夏子のお話です。 夏子については長い間の苦悩がありました。 それは、どんな苦悩かと言いますと、 「お客様に対してお気の毒な気持ちを抱えていた苦悩」 なのです。 綿わたはどうやって洗うのだろう 肌着メーカーとして一生懸命売り込みをしていた頃、本当にたくさんのお客様の相談に乗りました。 お客様の体も触るし、着ている肌着や小物を見せて頂くことも数多くあります。 特に皆さんが大切に思っているポイント、胸元についてはそれぞれの創意工夫もあり興味深いものでした。 その中で、意外に多かったのは「綿わた入りの手作りベスト」です。 着付けを習い始めると作るらしいのですが、着付け教室も一系統だけでなく、何派でも綿入りベストを奨励している感じでした。 そのくらい、着用している方がいたのです。 「でも、綿わたはどうやって洗うのだろう。」 という素朴な疑問がわき上がり、何人もの方に聞くようになったのです。 すると、 「そこなんです、洗えないので困っています。」 とか、 「ん~、大きな声では言いたくないのですが…」 などの答えが返ってきました。 中には「綿わたを外せるように作っているので、綿わたを外して洗っているので大丈夫です。」 という方もいらっしゃいましたが、それでも綿わたにも汗が浸み込んでいると仰っていたり。 体の一番近くに着るものを洗えないなんて、どんなにいやだろう。 このような状況を知った時から、この問題を解決するにはどうしたらいいだろうと考え続けていたところ、麻わたに出会いました。 この出会いは雷に打たれたように稲妻が光りましたよ、あまりに嬉しくて。笑 ブラをしたい人・乳房がそこそこある人は着てはいけない で、話を戻しますが、そういうわけで夏子は補整用チョッキとして作りました。 ですから、乳房を抑える機能は全くないのです。 ですからブラをしたい人、つまり乳房がそこそこある人には向きません。 全然抑える必要がないって方のためのもの、って言ったら失礼ですね、すみません! でも、はっきりとそのようにご認識ください。 そのために、夏子には大きなポケットがしっかりと付いています。 胸元全体に追加が出来るほどのポケットです。 胸元補整にお悩みがある方、ぜひ一度夏子をお試しください。 くノ一…

女将が教える!こんな人は着てはいけない【くノ一 麻子編】

くノ一麻子が誕生したとき、それはそれは嬉しくて舞い上がったことをおぼえています。なぜなら、 汗からきものを守る お肌にやさしい(体に当たるのはすべて綿、しかも縫い目も外) …