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着付けに補整って必要?【きもの初心者必見】

こんにちは。きもの初心者の小野寺です。   2022年の梅雨はあっという間に過ぎ、東北の気仙沼ですら30度超えの日々が続いた日などありました。   そんな暑い日が続くと、どうしても少しでも涼しく着たい!着るものを減らしたい!となってしまい、着物に手が伸びにくくなりました…^^;   「補整しなければ涼しいのでは?」 と、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。   でも、本当に補整がなくなれば涼しいのか、補整がないと大変なことってあるのでしょうか?   今回は、実際に試して感じたことを共有したいと思います^^! 普段の補整について 私は体型が痩せ型で、普段の補整はこんな感じです。   腰回り …

何とかならない?着物で目立つぽこりん下腹【きもの初心者必見】

「体にお肉があるなら、痩せればいいじゃない。」って、痩せれるならやっているわけで( ノД`) こんにちは。たかはし二年目&きもの初心者の佐藤めぐみです。   自分で着付けて出かけられるようにはなったものの、その着姿は…。 母:「あんだ、ちょっと瘦せだらいんでないの?」 ※訳:あなた、少し痩せたらいいんじゃないの? ある日、きもの姿の私を見た母の第一声(;'∀')   その同じ日。 女将:「めぐみさん、ちょっと太ったのかな?(着物が)縦縞だから目立つのかもしれないけどね。」   気仙沼にUターンしてから5年。気仙沼で美味しいものを心の向くまま食べ、自分を甘やかしまくってきた結果…移住前と比べて体重が自分史上最大の増加率。 もう「着物だと痩せて見えるね」も通用しないぞ(;'∀')<いや痩せようよ自分(笑)   頑固な下腹のお肉を亡き者にするには少々時間と努力が必要なので、補整でなんとかできないものか。助けてください、女将ぃぃぃ(…

太って見える着付けで再確認した紐の性質【きもの初心者必見】

たかはしに入社する何年も前から、たかはし製品を愛用していたきもの美人になりたい小野寺ペコ吉です。愛用していた、などというと、まるで着物を着慣れた人のようですが、なんのなんの。   反省はするが学習しない、という私の得意技で、何度、着物を着ようとも、今ひとつ着慣れた風情を醸し出せないまま年月ばかりが流れておりました。   それでもなんとか着物を着られているのは、やはり、かゆいところに手が届くたかはしの和装小物があったから。自社商品を誉めるのは手前みそではありますが、着付けのハードルをググッと下げてくれる相棒たちは、本当に手放せない存在なのです。   でも、なぜかうそつき衿が、ぶかぶかと浮いてしまう時があったり、腰回りがボコボコともたつきがちで、そもそものガッツリ体型が、輪をかけて相撲の関取が歩いているような着姿になることが多く、ずっと悩んでいました。 ※ちなみに気仙沼弁では、大きくぶかぶかの状態をガフガフになる、と言います。   「帯がうまくできなくてぇ〜(>_<)」とか、「朝バタバタしていてぇ〜((+_+))」とか、言い訳にも疲れ果てました。   そもそもの着付けがまったくなっていないのもありますが、それにしても衿のガフガフと、腰回りのどっしり感をなんとかしたいな〜と、常々、思っていたのです。 女将が伝授!美しい着姿の土台とは? 先日、たかはしで小袋帯の結び方講習会があった時のこと。 帯結び以前に、会場にあらわれた私の着姿が気になった女将が、見るに見かねて「いーから、いったん着物を脱いでみて」と、相撲取りペコ吉を救わんと、名乗り出てくれました。   ごっつぁんです。   一番の問題点は、私自身が気仙沼の豊かな大地に育まれて、だいぶ肥大化したことです(/ω\)   「そんなことはわかってるから!」と、事もなげに女将にかたづけられつつ、着付けがなってない原因をひとつひとつ丁寧に教えてもらいました!   ◎ペコ吉の着付け問題点…
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胸元のタオル補整はVではなくX(エックス)で!本当に役に立つ胸元の補正術

胸元の縦シワはまず姿勢を見直して 着物を着る時の補整のお悩み。それはほとんどの方が胸元に関するお悩みだと思います。 「胸元にボリュームを足したい」というお悩みは胸に縦の皺が入ってしまうためではないでしょうか。 胸板が薄い方、胸の真ん中(衿が重なる部分)が低い方はその部分にボリュームがないと貧相な印象になってしまうということがあると思いますが、それでもそんなに胸元には補整入れなくてもいいのではと感じます。 なぜなら胸元のシワの原因の8割は肩にあるのではないかと思われるからです。姿勢が悪くて肩が前に入ると、胸元が凹んでシワができるのです。 年齢を重ねると筋力が緩んで肩が前に入りがちになりますし、今はスマホを見ている時間が長いせいか、若い方にも巻き肩の方が多く感じます。 胸元の縦のシワは、 ・姿勢を直す ・袖をつかんで腕を伸ばして引く ・帯の上をしごいて後ろに皺を流す という「動作」でも結構解決できるものです。 ただやはり姿勢が悪いのはなかなか治りません。そうするとやはり補整が入れたくなりますよね。 胸元の補整はエックスで 昔からよく胸元補整で入れられるのが「タオルをV字形に胸にあてる」というもの。同じように補整チョッキと呼ばれるものを着たりもしますね。 そうするとちょっと胸に厚さが出ますけれども、外側に補整がいけばいくほど肩がいかつく感じてしまいます。 この位置を衿の縫い目の線の下に持ってくると自然なラインになりますし、さらに肩にはタオルを乗せないで鎖骨の下あたりに持ってくると自然に補整が入ります。 どうしてもここにタオルをあてたい場合は、四角いハンドタオルをバイアスに折ってあてると端にボリュームが出過ぎないのでおすすめです。肩の付け根が出ているイカリ肩の方は、出ている骨と合わせるように肩に少しだけ補整を入れるといいでしょう。それ以外の方は肩まで補整は不要です。 また、鎖骨が出ている人は鎖骨の下だけにあてるというように、本当に必要なところだけに補整をいれるとナチュラルな仕上がりになるのです。 全体に補整を入れると、シワは消えるかもしれませんがプロテクターのようにいかつくなってしまうこともあるのです。お好みもあるのですが、どういう仕上がりになりたいかを考えて、補整を入れてくださいね。 たかはしでは、和装ブラも寄せて上げて、という『Put…

あきらめなくて良かった!きものが苦しいのは着付けの問題でした【きもの初心者必見】

「きものって、着ると苦しいじゃないですか。」 と、以前の私は思っていました。 たかはし新人&きもの初心者の佐藤めぐみです。   もし社長と出会うことがなかったら、きっと私はきものを着ることをあきらめていたかもしれません。 なぜなら、私のきものとの最初の出会いはあまり好ましいものではなかったからです。 ※詳しい内容は「きもの初心者からフネさんへの道(その1:最悪な出会い編)」   はじめて”たかはし流”の着付けをしていただいた時、 「腰紐、一本で済むの?(驚)」 「着ていて苦しくないし、着崩れない(嬉)」 と体感できたことで、「きもの=苦しい」は着付けの問題であるということを知ることができました。   かつての私が、なぜきものを苦しいと感じるに至ってしまったのか、きものを苦しいと感じた原因を探ってみることにしました。 帯や紐できつく締めつけてしまう理由は? Google先生に「着物 苦しい なぜ」と聞いたところ、次のような検索結果が出てきました。   下記、検索結果より引用です。 着物を着たときに苦しいと感じる一番の原因は、帯や紐での締めつけによるもの。   まぁ、これは聞くまでもなくかもしれません(汗) きものを着るために、帯や紐は必須のものですので、当たり前ですが締めないわけにはいかないわけです。   では、なぜきつく締めつけてしまうのかというと、着崩れしないようにするため。   普段からきものを着る人でなくとも、紐が緩ければ着崩れするのは明白かと思います。 しかし、紐をきつく締めれば着崩れしないとは限らないのです。   私も”たかはし流”の着付けを知るまでは、着崩れないようにするためには紐をきつく締めないとダメなんだと思っていたので、きものは苦しいのが当たり前なんだと思っていました。   着崩れをせずきれいに、苦しくなくラクにきものを着ていられるにはどのようにすればよいのでしょう?   着崩れの大きな原因は3つ。 1)補整がきちんとできていないこと 2)腰紐がしっかりと結ばれていないこと 3)歩き方など所作が大きすぎること 上記のうち、1と2について次にご紹介いたします。   きものをラクに着るには「補整」と「布のチカラ」 きものを着るのに補整が大事であることは、以前新人ブログにもご紹介しているため詳しい内容はこちらの記事を参照ください。 きものを着るとき、なんで補整って大事なの?【きもの初心者必見】   補整をしっかり行うと、体の凹凸が少なくなります。 それによって、きものが体に沿いやすくなり、きれいに着れるわけです。   補整した後、じゅばんやきものを着ていくわけですが、それぞれの着付けの仕方には触れず、ここでは腰紐に限定してお伝えしていきます。   腰紐をきつく締めずにどのようにしてきものを留めるのか。 それは、布のチカラ・摩擦力を利用する方法です。   紐の面をゆるみがないようにきものに当てて結びます。 布同士の摩擦力により、締め付け過ぎることなくきものを留めることができます。   詳しい内容については、きれいに着られて、苦しくない、その上すっきり、ほっそり。 いいこと尽くめの「補整」術はこちらの本をご覧ください。 「たかはしきもの工房」髙橋和江さんの十人十色の「補整」術   そして、帯を結ぶ際には、 【名古屋帯】最良の一重太鼓の結び方    一日中着崩れない半幅帯の結び方   を参考にしていただくことで、苦しくなくラクにきものを楽しめる着付けができるようになります。   たかはしでお伝えしている内容以外にも着付けの方法はさまざまありますので、ご自身でよりきものを楽しめる方法を自由に選んでいただければと思います。   今回も、最後までお読みいただきありがとうございました。また次回の記事でお会いできるのを楽しみにしております。   紹介した商品 高橋和江さんの十人十色の「補整」術   新人がびっくりしたことシリーズは下記リンクバナーから一覧をご覧になれます。 更新情報はInstagramで発信していく予定です。 Instagramを登録されている方は、是非「たかはしきもの工房…

きものを着るとき、なんで補整って大事なの?【きもの初心者必見】

こんにちは。 きもの初心者&たかはし新入社員の藤田です。 入社し1年経ちましたが、新入社員の気持ちを忘れるべからず、 もうしばらくは新入社員と名乗らせてください^^ 今回は、たかはし入社当初から学んできた、「補整」についてです。 きものを着るとき、なぜ補整って大事なのでしょうか? そして自分はどこを補整しなくてはいけないのか。 (未だ自分の体にあった補整をみつけられていません。) 今回はその疑問を調べてみました! なぜ補整は必要なの?補整が必要な2つの理由 理由1:布1枚でできているから きものは、1枚の布からできていますよね。 そしてゆったり着るのではなく、体に沿わせて着る。 なのできものは体の凹凸がない方が、シワができにくく、きれいに着れるという訳ですね! ラッピングに置き換えると納得しました。 曲線の筒と、直線の筒、どちらをラッピングしやすいかと聞かれたら ほぼ全員が直線と答えますよね。 凹んでいる部分にシワが寄る、きもので言えば帯部分です。 それと同じ原理かなと思いました。 理由2:汗対策になるから 私がたかはしに入る前、浴衣を着る機会があったときによく思ったことは、 「こんなにタオル入れない方が汗かかないのに」でした。 でも、よく考えると、夏はTシャツ1枚でも暑くて汗かきますよね。 確かに多少の体感温度はかわりますが、タオルを入れなかったからといって汗をまったくかかなくなるわけではないのです。 当時浴衣を脱いだとき、タオルはしめっしめですが、肝心の浴衣自体はそんなに湿っていなかったのを思い出しました。 そしてたかはしに入社し、補整の大切さを学び 「きものをきやすくするだけではなく、守る”補整”ってすごいな!」 と思いました。 じゃあ、補整はどう考えていったらいいの? 意識する部分は、大きく分けて下記の二つになるかと思います。 ・胸元 ・腰回り ただ、補整は「足す」だけではなく「引く」ことも大切と言うことは入社当時から教わってきました! 足すだけでは太くなる一方ですからね。 赤部分:足す 青部分:引く そして、補整の難しいなと思うところは、 体型にもよると言うことです… 例えば、同じ胸のサイズでも、ウエストやヒップサイズが異なる2名がいた場合、同じ補整になるとは限らないのです…難しい…(x_x;) それでも、だいたいは下記の考え方が通じるのではないかと思い、共有させていただきます。 胸元 ・胸が大きい方 寄せてあげる。潰すと正面から見た場合太って見えるので、キモノブラを使って「寄せてあげる」ことですっきりとした鳩胸をつくると良い 弊社おすすめ商品:キモノブラ ・胸が小さい方 膨らみをもたせるのが大事。タオルやくノ一…