場に適したマナーを身につけましょう【5分間スピーチ】

5分間スピーチとは? スピーチ者 配送 鷹木 場に適したマナーという言葉を調べると、必ず「TPO」という言葉に出会うことが多くありました。身だしなみやマナーについて、「TPO」をわきまえることが大切だとよく言われます。   この聞き慣れた「TPO」そもそもどういう意味なのか。 「TPO」の「T」はTIMEで時、「P」はPLACEで場所、「O」はOCCASIONで場合、もしくはOBJECTで目的と使われるときもある。   つまり、いつ、どこで、どんな場面かあるいは目的かを知った上で、服装や身の振る舞いをすることが重要だということだそうです。   東京オリンピックを翌年に控えた1963年。当時は「TPO」をわきまえた服装をしている日本人が少なかったそうです。   そのため、海外からたくさんの人々が来ても恥ずかしくないようにと、日本人のある有名ファッションブランドの創設者によって発案され、日本に概念を広められた和製英語だそうです。   よく聞く言葉ではあったけれども、そんなに前にできていた言葉だったとは知らず、驚きでした。   例えば、公共の場所や乗り物での香水や化粧品、携帯電話の使い方や飲み食いの仕方です。 その場所やシーンに合わない服装や不清潔な見た目などの振る舞いが「TPO」に合わず、モラルが低いとされます。 その一番の原因は、周囲の人々に不快感を与えたり、その場の雰囲気を壊すような場合なのだと考えられます。   そのような場合、いくら高価なブランドの服を着ていても、また自分は満足していても、身だしなみ失格ということになるので注意したいものです。   今現在の私自身は、仕事とプライベートでは服装はそれぞれ分けています。 例えば、友人や家族と出かける時の外行きの服装やメイクと、部屋着やちょっと近くに出るだけの時の服装など着こなしを分けています。   しかし、若かりし頃の過去の仕事では、そうではありませんでした。 制服の白衣にエプロンや帽子マスクなど、徹底したその場で決められた服装がありました。また、マニキュアやアクセサリーは一切禁止。爪も短くし清潔にする。それがその職場のマナーでした。   ただ、出勤退勤時間も朝はまだ空が薄暗い早朝に出て、家族団らんの時間帯に帰るなど、ほとんど人と会わない時間帯で活動していたため、自分の身なりにはまったく気を使わず好きなように暮らしていたのです。   自分ではイケてると思って着ていたジャンパーを着ていた時のことです。 親から「あんた、ちゃんとしたとこに行くのに、そんなジャンパーなんてやめなさい。」 「もっと綺麗な格好して行った方が良いんじゃない?」と心配されたことがありました。   しかしその当時の私は、「誰に会うわけでもないんだから、良いんだ!」と反発して生活していた頃がありました。   その後、保育所での仕事では年齢など関係なく、子供ウケを良いことに重点を置き、動きやすい服装をしていました。ジャージにキャラクターのエプロンや靴下など、かわいいものを好きに身につけていたのです。   さらに、保護者さんに「先生、かわいい!」なんて言われた日には、勘違い・調子乗りしていました。子どもが好きなドラえもん、めっちゃ着てました(笑)   その保育所を退職した後、別の職場では次のようなことがありました。 制服の下に着るだけで、他の人には見えないから良いだろうと思って、キティちゃんのTシャツを着ていた時のこと。他の人にちょっと見られた時に、「えっ!?」と引かれたり、「今のあなたには、それは痛いんじゃない?」と言われたのです。   このようなことがあったおかげで、場所や仕事の内容、目的、必要性において、それぞれに適した服装や身振りがあることを学べました。 そして、さまざまな場面で、自分は良いと思っていても、周囲の人の反応は違うものなのだなと感じられる経験ができました。   たかはしでは、全員共通の制服は着物だと思います。 しかし、普段の生活の中では、工場、本社、配送、お店、給食に入る際、それぞれの仕事内容によって適した服装があるでしょう。   また、オシャレの自由な部分もあるので、たかはしに来てくれたお客様や出会う人たち、一緒にお仕事をしてくれるみなさんと家族友人にも、みんなに不快な思いをさせたり、「今日、どうした?ちゃんとしなよ!」と言われないような見た目と行動に気をつけ、眉毛がない日が当たり前にならないよう自己管理をしっかりするよう心がけながらちゃんと生きていきたいと思いました。 5分間スピーチシリーズは下記リンクバナーから一覧をご覧になれます。 更新情報はInstagramで発信していく予定です。 Instagramを登録されている方は、是非「たかはしきもの工房…