【きもの初心者必見】帯に種類ってあったの?!
こんにちは。きもの初心者、たかはし新入社員の渡部です。
今回2度目のブログ担当ですが、まだまだ文章を書くということに慣れません。
が、皆さんに楽しく読んでいただけるよう、がんばりまーす(‘◇’)ゞ
よろしくお願いします。
今回は、『帯』についてのお話です。
皆さん、帯って聞いたらどんなイメージですか?
「締めるもの~」とか「結ぶもの~」とか…そんな感じでしょうか。
私もそんな印象だし、はっきり言ってそんな『帯』の事考えた事ありませんでした( *´艸`)エヘヘ
強いて言うなら、きものと比べると、からだにまとっている面積が少ないし~脇役じゃない!?位の事を思っていたら。。
イヤイヤ!そうではありませんでした。
からだの中心にあって、よく目に入るし、きものと同じくらい主役級の選手でした!!
しかも、いろんな柄や素材があって。
帯の種類によっては結び方もさまざまあるみたいなんです!ビックリ!
脇役なんて思ってしまって…帯サンごめんなさい(;^ω^)
帯の種類
大きく分けると4種類ありました。
帯に「種類」があるなんて驚きっ!
言われてみれば、成人式で結んでもらった帯(もう何十年前の話だろぅ…涙)とゆかたを着つけてもらった時の帯を思い出してみましたが、
あっ、全然違う!!そういう話!?だと納得っ。
フォーマル代表・袋帯
訪問着や留袖、振袖に使われる、フォーマルな帯。
見たことあるある!
キラキラしてたり、柄や模様がぎっしり描かれていて、華やか~☆彡ってイメージ。
振袖決めた時も、帯が全部キラキラで可愛くて。
どれにしようか迷ったっけなぁ~(遥か遠い記憶‥)
長さが4メートル以上あるのだとか。どおりで、体にグルグルと巻き付けられた記憶があるわけです。
それにしても4メートルって。。考えてみればスゴイ長さ。私たちの身長の倍以上。
それがあんな風に体に巻き付くんだから、お太鼓結びとか、二重太鼓結びとか考えた方ってスゴイ!!
袋帯の中でも「洒落袋」と呼ばれるものに関しては、カジュアルなパーティーなどに締める事ができるそうです。
むむむ。。
そうなると前回のブログのお題だった「格付け」が絡んでくるニオイがしますね。ちょっと初心者には難しい話になってきたぞ。
ポピュラー・名古屋帯(九寸帯・八寸帯)
名古屋帯。その名の通り地名が入っているので、はじめ聞いた時は名古屋で誕生したのかなぁ~、名古屋さんって人が作ったのかなぁ~なんて安易な事ばかり予想しましたが、案外間違っていませんでした。
読んだ本によりますと、大正時代に名古屋女学校を設立した方が考案したと書いてありました。
んっ!意外だなぁ。。
きものの長~い歴史から考えると、結構近年なんだなぁという気がします。
お仕事をしていてよく耳にするのが「八寸」「九寸」という言葉です。
「寸?」とは?「一寸法師」でしか「寸」の使い方は聞いた事がないゾ!?
と思いました。
同じ名古屋帯ですが、大きな違いは幅と、仕立の違いでした。
このお仕事をしていなかったら、きっと絶対知らずにいた事です。
「きもの初心者が買う1本目の帯は名古屋帯がイイヨ!」
と、きもの上級者のお姉さまから助言を頂きました。
やわらかい生地よりも、少しハリのある生地の方が扱いやすいのだそうです。
また、素材や柄、織りや染めなどでカジュアルからセミフォーマルまで、幅広く締められるのだとか。
当店の先輩方が
「この帯が締めやすいよぉ」
なんて言っている事を聞くと
「うわぁ!触っただけで分かるんだぁ(゜o゜) 」
かっこイイな~と思います。私もそうなりたいな!
“締めやすい” 帯を使うことで、苦手だな、と思える帯を簡単に感じる事ができたらチョットお得な気持ちになっちゃうかも( *´艸`)
カジュアル代表・半幅帯
袋帯や名古屋帯の半分の幅の為、半幅帯と呼ばれるのだそうです。
主に浴衣を着る際に見かける事が多く、きものが身近にない方も
「この帯なら浴衣のセットで持ってるワ!」
なんて事も多いのではないでしょうか。
実際、浴衣を買った時に買った帯。
アレに「半幅帯」という立派な名称があったとは!これまたビックリ!
浴衣だけではなく、紬や木綿など街着向きの帯で、きものをカジュアルに楽しむには、もってこいの帯なのだとか。
なぜかって…結び方がいろいろあって、自由に楽しむ事ができるそうなんです!
半幅帯の中でも、長さが袋帯のように長い帯を「小袋帯」と呼び、その長さを利用して、羽をいっぱい出したりできるのだとか。
半幅帯は無敵!無限!ちょっとヘンな結び方になってもご愛敬~♪って事ですよね。
不器用な私には大変ありがた~い帯って訳だ(*´з`)
実際に当店の女将は、半幅帯を使ってさまざまな結び方をして、私たちに見せてくれます。
レパートリーどれくらい持っているか聞いてみたら、なんと…
「わかんないよ、いつも適当に結んでいるから!例えば、やの字のアレンジとか、サムライ結びの変形とか(笑)」
つまり正確に覚えなくてもいいらしく(これは楽チン!)、ただし、形の良さがものすごく重要だそうで、センスが必要ということですね。
そう聞くとこっちの方が難しそう(汗)
まとめ
袋帯
着用の場面 | フォーマル時(柄付けと素材によってはカジュアル系もあり) |
---|---|
長さ | 4メートル以上 |
合わせるきもの | 訪問着・留袖・振袖 |
名古屋帯
着用の場面 | 素材や柄によりフォーマルからカジュアルまで |
---|---|
長さ | 3メートル60センチ以上 |
合わせるきもの | 塩瀬やちりめんなどの染名古屋帯:小紋・紬・無地紋付など 唐織などの織名古屋帯:訪問着・色無地に |
※八寸帯と九寸帯の違い
【八寸】かがり仕立のみで締められて、巾が31センチ。
【九寸】帯芯を入れ平仕立や名古屋仕立にして締める。巾は34センチ位ある。
半幅帯
着用の場面 | カジュアルきもの時(街着向け) |
---|---|
長さ | 主流は3メートル60センチ。中には4メートル以上のものも。 |
合わせるきもの | ゆかたや木綿、麻きものなど。帯締め等を使って、きちんと着てもOK |
いかがでしたでしょうか。
「帯」と一言に言っても、種類もあれば、行先によってきもの同様、格があるということ。自由に結んでよい帯もある事。
ぜーんぶがビックリだし、自分の無知さにもこれまたビックリ(苦笑)
なによりも、第一ステップは帯をキレイに結べるようになる事。まずはここをクリアしないと!キレイな後ろ姿をめざしたーい!キレイなお姉さん(?)になりたーい!
アレンジできる帯を、楽しみながら結べるようになる為に頑張って練習します(‘◇’)ゞ
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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