令和4年1月
新年 あけましておめでとうございます。
今年もお正月を無事に迎えることが出来て、本当に嬉しいです。無事っていいですねぇ~、有難いですねぇ~。
昨年は新社屋への引越しがありました。それに伴い、移転作業がドーンとのしかかったり、採用が多かったりとてんやわんやでした。コロナによって売上げはダダ下がりでしたが、忙しさを思えば良い時期に移転したとも言えます。コロナを有難がるような発言は誤解を生むといけないですね、もちろん気軽に考えているわけでも、けっして歓迎しているわけでもありません。でも、自分たちの工夫や努力でも逃れられない災難は考え方や見方を変えることで、悪いだけではない事象に変換できると思っています。
震災の時、一番嬉しい、有難い、良かったと思えたことは日本中、いや世界中が心配してくれて、その愛に包まれたことでした。そして、私たちは孤独ではなく、支えられているとわかることで心を決め、動き出すことが出来たのです。その結果、会社は一致団結し志を一つにすることが出来ました。捨て身になったんです、全員で。今これをお読みくださっている方が労使のどちらであっても、会社が一つになるなんてことはそうそうないって、きっとわかりますよね。損得を越えてひとつになれる、これはどちら側からみても悲願だと思います。人生の中で一番多くの時間を割くことになる職場が心から愛しい存在になるってことですから。
震災は本当に大変でしたし辛いこともたくさんありましたが、普通では得られないプレゼントもたくさんもらったのです。
コロナもそうです。コロナが始まると同時に新社屋への移転事業も動き出し、あれよあれよという間に決まっていた催事が全部キャンセルになりました。工事は進む、お金はかかる、こんな最中にすごいねぇとよく言われましたが、止められなかっただけなんです。笑
でもその時、素直に身をゆだね逆らわずにやれることを粛々とやっていくしかないと改めて気が付いたのです。お陰様で新社屋にも無事移転することができました。それと自社のブランドということをみんなでじっくり考え、大手ショッピングモール(楽天、Amazon、Yahoo!など)から全面撤退しました。(検索するとYahoo!にはうちの商品がありますが、価格が高かったり、詐欺まがいショップで取引先ではありません)。これは、顔の見える自社ショップ(リアルもネットも)のみで、責任のある販売をしていくことでお客様が喜ぶ商品にどんどんなる!という決意をお取引先様とも、志を一つにした結果です。
今回、このかわら版を手にしたお客様は弊社のネットショップを利用してくださったお客様ですが、お住まいのお近くにもたかはしきもの工房の取扱店があります。胸を張って言いますが、弊社とお取引きしているお店はお客様のことを一生懸命考えているお店です。なぜなら、こんなに細かくて取り扱い方の難しい商材に真剣に取り組もうとしていることが明白だからです。きものを謳歌するためには手の届くところで顔を見ながら相談できるお店が必要です。
たかはしきもの工房と弊社のお取引先店舗共々、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
弊社商品お取扱い店は、下記リンクからご覧いただけます。