人の話をよく聞きましょう【5分間スピーチ】

社員の5分間スピーチ

5分間スピーチとは?

今日のテーマ 人の話をよく聞きましょう
スピーチ者 検品 藤原

人の話をよく聞きましょうと言うことで、
私が話を聞かなかったばかりに息子と靴のことで喧嘩になった話をします。

息子にはお気に入りの青い靴があります。
それもサイズが小さくなり始めて、ちっちゃいですが穴も開き始めています。

そのため替えの大きい靴ももちろん用意して、こちらは蛍光色の黄色い靴になっています。
保育園に登園する際は、この2つの中から選んで履くのですが、息子はほぼ毎回青い靴を選びます。
小さい靴とかその子の足に合ってない靴を履くと、私はすごくそれが嫌でなんです。
なぜ嫌かと言うと、骨格の歪みであったり、外反母趾の原因やO脚の原因につながるからです。
また、最近増えている、土踏まずが上手く形成されない原因にもなるので成長中の足には履かせたくないなって言う思いがありました。

一応本人にも「こういうことがあるんだよ」とは口では伝えていました。

喧嘩の当日なんですが、ものの見事に寝坊しまして、いつもよりすごいせわしないスタートだったですね。

「は〜、やっと外に出れる」って言う時になって、やっぱり息子が選んだのは青い靴でした。

それを見たときに、恥ずかしながらめちゃくちゃ怒鳴りました。
怒った私を見て息子も大激怒。
車中でも無言か、お互いまた言い合いしたりみたいな感じになりました。
でも最後には「お母さん知らないからね!」と言って、息子も「お母さんのことが嫌い!」と言ってプンプンしながら、登園と通勤をしました。

その後に冷静になって思い返すと、そもそも私が二度寝して寝坊してしまったって言う理由で時間に追われて、「早くしなさい早くしなさい」って言われる息子は面白くないですよね。
息子も、不機嫌ながら気分を上げるためにお気に入りの靴を選んだのに、また怒られて、面白くない。
大人がされてもうんざりするようなことをしてしまったと同時に、私の「こうして欲しい」や「こうあるべき」という気持ちが優先されてしまって、今まで「なんで青い靴を履きたがるのか」を聞いたとこがなかったんです。

それを気づいた時に申し訳ないなと思いました。

帰宅後、喧嘩中でも息子が「おかえり」って言ってくれて、私も「朝はあんなに怒る必要なかったね。ごめんね」って謝罪した後、息子の考えていること、思っていることを聞く時間を設けました。

息子曰く「青い靴を履くと走るのがすごく早くなるんだ」とか「すごい好きだからたくさん履きたい」という思いがあったそうです。
他にも細かい話があったんですがちょっとあまりにも興奮し力説するもので(笑)ちょっと理解ができなかったのですが、青い靴に対する愛はひしひしと伝わってきました。

そこから、「青い靴をなんで履きたいのかって理由を理解したよ」って伝えて、今まで口でしか伝えていなかった「なんで青い靴を履いてほしくないのか」を写真を見せながら説明して、今後は無理にサイズが大きい靴を履かせないと約束しました。
「ただ、青い靴の穴が広がってきたら、黄色い靴に変えようね。そうしてくれたら嬉しいな」と伝えました。

すると、「まだ青い靴もいっぱい履きたい。でも黄色い靴も履くよ」と言ってくれました。

それからほぼ毎日青い靴を履いていたのが、5日に1回とかですが黄色い靴も自主的に履いてくれるようになりました。

「自分の話を聞いてくれるっていう安心感は信頼につながる」
まさにその通りだと思いました。
もしあのまま息子の話を聞かず、私の気持ちを優先して、支配する形を保ったままだったら、
息子はほぼ毎日青い靴を履いていただろうし、自主的に黄色い靴を履くことはなかったと思いました。
私も至らぬ点ばかりですが、息子と一緒に成長できるように、人の話に耳を傾けるって言うこと意識しながら生活していきたいと思います。


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