「きものでお出かけ、どこに行く?」と思ったら【きもの初心者必見】
「きもの着たってさ、行くとこ無いっちゃ。(訳:着物を着ても、行く場所が無いでしょう)」
こんにちは。たかはし二年目&きもの初心者の佐藤めぐみです。
冒頭の言葉は、母と着物を自宅捜索している時に、我が母(70代)から出てきた言葉ですが、同様に次のようなこと思ったことあるでしょうか?
- 着物で出かける場所が無いから、着る機会が無い
- 特別な用事(冠婚葬祭など)が無ければ、着物を着られない
- 普段、着物で過ごすと周りの目が気になるから着られない
などなど。
私自身、今でこそ着物や浴衣を着た日は、「できる限り地元で人の目につくところに行くのじゃ~」と、たいして買い物しないくせに(笑)スーパーに買い物に行ったり、観光スポットにいったり、着物姿をSNS投稿したりと着物ライフを自分なりに楽しんでいますが、最初はそうではありませんでした。
やっぱり、着物でお出かけするのは特別な感じがしますし、憧れでもありますよね。そのため、特別な場や機会がないと気後れしちゃうことがあったとしても当然かなと思います。
今回はその解決のきっかけになればと、「きものでお出かけするなら、どこに行く?」を個人の体験談とともにお届けしてまいります。
初心者は浴衣で参加できるイベントがおすすめ
きもの初心者にとっては「きものでどこに出かける?」以前に、着付けや着ている時の所作などにも慣れない面があったりします。
そのため、まずは浴衣で参加できるイベントがおすすめです。
※今はコロナ禍でイベント自体が少ないですが、今後落ち着いた時のために
着物の着付けに比べると、浴衣の着付けは障壁がグーンと下がりますよね。
また、夏祭りや花火大会など浴衣で参加する人が多いイベントであれば、人の目が気になりにくいのもメリットのひとつですね。
私自身、たかはしの社員の方々との初顔合わせは、浴衣のイベントでした。
毎年恒例の「ゆかたでビアガーデン」というドレスコードが浴衣のイベント。
全員が浴衣を着てますし、着付けもしてもらえたので、初心者でも参加しやすかったのです。
※写真は初参加した次の年のもの
「ゆかたでビアガーデン」で浴衣の良さを味を占めたため、その年の地元気仙沼の夏のお祭りである「気仙沼みなとまつり」の前夜祭にも浴衣で参戦しました。
その日、とある懇親会の場で、海外からのゲストが「きもの素敵ですね♪」と、私に話しかけてくれたんです!
初対面の方に自分から話しかけるのが苦手な私には、相手から話しかけてくれることはすごく嬉しいです。
浴衣を着ているだけでそれが叶ったので、ますます味を占めることになりました(*’▽’)ワァーィ♪
鉄板の結婚式・披露宴が無い時は?
次に「成人式に着た振袖の着る機会の鉄板と言えば?」は、友人や親戚の結婚式かと思いますが、一般的には未婚の場合のみ。
既婚の場合、親戚なら黒留袖。友人ならば、訪問着や色無地などで参加することができます。
着物を着慣れていない場合でも、会場で着付けてもらい、会場のみで着るということもできるので、きもの初心者には嬉しい機会です。
しかし、私のように年齢を重ねてくると、ほぼ友人も親戚も結婚しているので、結婚式・披露宴への参加機会は今や無いのも同然であります( ノД`)シクシク…
そんな時は、着物に関連するイベントを探してみるのもおすすめです。
Google先生に「着物 イベント 初心者」などで検索したり、SNSで「#着物イベント」で検索すると情報が出てきます。
※大事なことなので二回書きますが、感染状況が落ち着いた後のためですよ
ご自身のお住いにお近くのイベントで、ご興味があるものから試されるのが良いかと思います。
私自身、「ゆかたでビアガーデン」で味を占めたので、たかはしで毎年恒例の「きものでクリスマス」に参加しました。
ドレスコードが着物であることと、不安なことはすべてたかはしで相談に乗ってもらえたので、気兼ねなく参加することができました!
※詳細省きますが「大笑い」し度肝ぬかれた、たかはしクオリティな催しでした
この時は、母の訪問着をお直しして参加。
しかし、着物での所作を聞くのを失念し、大切な訪問着を汚してはならぬと動きがカチコチになっていたのです(笑)
着物を汚さずに食事を楽しみたい方は、着物を守る便利グッズもありますので、活用されるとさらに安心です。
きものイベントは障壁が高いと感じる時は?
もし着物を着る機会として、イベントに行くのはなかなか難しいなと感じる場合には、「おうち着物」がおすすめです。
そういえば最近やっていないなって思い出したのですが、新しい洋服を買った時、お家でファッションショーのごとく、手持ちの服にいろいろコーディネートして楽しんでいた経験がありました。
やってみたことありましたでしょうか?
同じようにお手持ちの着物をおうちで楽しんでみるのはいかがでしょうか。
まだ自分で着るのは難しい場合にも、YouTube動画を検索すれば着付けの方法が紹介されていますし、練習の場にもなります。
女将流の着付けはこちらの動画!
▼【女将流 日常きものの着付け方】
▼【名古屋帯】最良の一重太鼓の結び方!
もっと楽しみたい!きものでお出かけの場
女将と出会ったことで、着物でこれほどまでにアクティブに活動できるものだと知ることができました。
たかはし恒例のイベント以外に、着物で居酒屋にも連れて行ってもらい、おいしい食事とお酒も楽しめましたよ(*^▽^*)
着物は○○であるべき、着物は□□しなければいけないなどの枠組みから、ちょっと視点をずらすだけで、着替えの脱ぎ着に時間がかかるのがNGな場以外は、洋服でお出かけするのと変わらないなぁと改めて確認できました。
さらに、もっと着物を楽しんでいけそうだなというお出かけの場を、次にご紹介したいと思います。
着物のイベントの他にも、和のお稽古に行くのもおすすめです。
- 茶道
- 華道
- 書道
- 香道
- 日本舞踊
- 琴、尺八
- 三味線
- 和歌
- 俳句
など、ご自身で面白そうと感じる習いごとから着物を着る機会を作るのも良いですよね。
たかはしでも、「大人の手習い塾 和の種」として、和ごとのつまみ食い・・・ならぬつまみ習いの場を開催しています。ぜひ、お近くにお住いの方は、足を運んでみてください。
詳しい情報は「たかはしきもの工房」公式LINEアカウントにてご案内しております。
お友達追加いただくと、催事やイベント、女将のおすすめ動画などきもの生活を楽しくする情報をお届けしています。
たかはしきもの工房公式LINEアカウント
パソコンでご覧の方
上記のQRコードをスマホで読み取っていただき、友達追加してください。
他にも、まだまだありますよね♪
- 着物で近くをお散歩(カフェや本屋さんなどがあるとより楽しめますね)
- ショッピングへ
- 季節のイベントに(お花見、お祭り、お月見、クリスマス、お正月など)
- ランチやディナーへお友達や家族と
- 美術館、展覧会、コンサートなど文化鑑賞に
- 相撲、野球などスポーツ観戦に
などなど。
ご自身のライフスタイルに合わせて、お好みで着物を楽しんでいけると良いですよね♪
最後に
いかがでしたでしょうか。
着物は特別だからと普段のお出かけとは異なる目線で捉えがちになるかもしれませんが、意外とその行先の幅はあると思いませんか?
私自身も、着物は特別な場でしか着ることができないと思い込んでいましたが、意外と自由に楽しめる場が多いことに「ほぇ~」と驚きました。
実は現在、たかはしにて進行中の企画があります。
京都の着物パスポートまではいかないまでも、気仙沼に着物で来て・歩いてみて欲しい!という思いを込めて、「#きもの沼さんぽ」プロジェクト進行中。(2021年10月時点)
着物で協賛店にご来店いただけた場合には、特別サービスをご提供いただけるよう、協賛店さんにお願いしています。
リーフレットが完成しましたら、また別途ご案内いたしますね。
今回も、最後までお読みいただきありがとうございました。また次回の記事でお会いできるのを楽しみにしております。
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