着付けに補整って必要?【きもの初心者必見】
こんにちは。きもの初心者の小野寺です。
2022年の梅雨はあっという間に過ぎ、東北の気仙沼ですら30度超えの日々が続いた日などありました。
そんな暑い日が続くと、どうしても少しでも涼しく着たい!着るものを減らしたい!となってしまい、着物に手が伸びにくくなりました…^^;
「補整しなければ涼しいのでは?」
と、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
でも、本当に補整がなくなれば涼しいのか、補整がないと大変なことってあるのでしょうか?
今回は、実際に試して感じたことを共有したいと思います^^!
普段の補整について
私は体型が痩せ型で、普段の補整はこんな感じです。
腰回り
- 満点腰すっきりパッドスキニー
- インナーメッシュT字型
- タオル1枚
胸元
暑い日:くノ一 涼子を着て、みぞおち部分に雫型に折ったハンカチ
寒い日:くノ一 麻子を着て、みぞおち部分に雫型に折ったハンカチ
これでも鎖骨周りや、ウエスト周りにもう少し補整あってもいいねと言われております^^;
鎖骨周りは近々胸パッドを導入予定です!(詳しくは最後に記載します)
補整なしで着付けしてみた!
補整なしの実験は、浴衣で試してみました。
暑かったので、涼子の上にお袖ちゃんを着て、浴衣を着ました。
衿元とおはしょりを整えようとした時に、補整なしの問題点が出てきました…
- お尻の上のおはしょりがもちゃもちゃ
- 背中のシワがうまく整えられない
補整なしの場合、「着れるけどシワやもちゃもちゃの処理が大変」でした。
女将が次の動画で紹介したシワの対処方法を試しました。
しかし、うまくいかず結局気になってすぐ脱いじゃいました。
その時は半幅帯でカルタ結びをしたのでうまく隠せず、お太鼓だったらうまく隠せたのかなと思いましたが、きっとタレが捲れること間違いなしですね。
今回は浴衣で試しましたが、うそつき衿をつける時も、補整がないと着崩れてしまうので、補整しない場合、私は着崩れの覚悟が必要そうです。
▼衿元についてはこちらで記載しています
https://k-takahasi.com/blog/b_sinjin/2022/07/9976/
補整なしの着付けを試したかった理由
そもそも、私が今回補整なしを試してみたいと思った理由は、2つあります。
- 補整しない方が涼しくなるかも?と思ったから
- 「きものは補整(土台)が大事」と言われているので、違いを知りたくなった
やってみた感想は、暑さはあまり変わらないと感じました。暑い夏は何を着てても汗をかくので、寧ろスキニーで補整をしつつ、帯に汗が移るのを防ぐ方がいいなと思いました。
そして、きもの初心者の私にはシワの処理技術もなく、でもシワが気になるタイプなのでしっかり補整をして少しでもシワを無くしたいなと感じました。
私の体型、技術、好み、全てを考慮した結果、「補整なし」は自分には合っていないなと感じました。
まとめ
今回の実験を通してお伝えしたかったことは、色々チャレンジして自分好みの着方を見つけていきましょう!と言うことです。
補整は人によって様々で、補整なしでもきれいに着こなす方もいます。
女将は「今日は補整しないでみた〜」と補整しない日がありましたが、きれいに着ていました。
補整する・しないも好みです。
着物は、たかはしに入る前に思っていたイメージよりもっと自由でした。
体型や好みで異なることを勉強していく中で知りました。
「必ず補整はしなければいけない」は、ありません。
普段は補整しなくても、しきたりきものを着るときは補整をする、でもいいと思います。
普段、鎖骨周りに補整をしていなかった私ですが、動画で補整実験をして、鎖骨周りに補整あった方がいいなと知ることができました。
ただ、楽に着たい時はなくてもいいかな、しっかり着たい時は入れよう!と思ったりしています。
自分が着ていて心地いい方法を、ぜひ見つけていただけたらと思います。
たかはし社員として、そのお手伝いができたら嬉しいです!
最後までご覧いただきありがとうございました^^
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