オリジナル商品のお問合せ紹介 vol.3【うそつき袖】

お問合せ紹介

今回は「うそつき袖」のお問い合わせ内容をご紹介していきたいと思います!

Q1.サイズについて、一般的に何cmとか基準がありましたら、教えて下さい。

A.当店の一般的な着物の袖丈袖巾は、袖丈:一尺三寸(約49cm)/袖巾:九寸(約34cm)となっております。

当店では、お着物の袖の中でうそつき袖が遊ばないように丈は同寸の49cmにし、袖巾のみお着物から出ないように1cm控えてうそつき袖を仕立てます。

ポリエステル素材 袖丈49cm/袖巾33cm
正絹や絹麻など 袖丈50cm/袖巾33cm
※袖丈はお手入れをすると縮む可能性があるため、1cm長くしております

袖丈が短かいのは、着物の袖の中で遊んでしまい、はみ出してしまう恐れがあるのでお勧めいたしません。反対に、袖丈が多少長い(1~2cm程度)分には、かえって着物の袖に沿ってはみ出しにくくなるので、当店ではご利用可能とご案内しています。一方袖巾は、お着物の袖巾よりも控えることをお勧めします。
またオーダーサイズでのご注文も承ります。

Q2.生地感について教えて下さい。

A.下記を目安にご検討ください。

張り感が欲しい

張りがあるのは、麻の袖です。
麻は繊維が強いので、一番張りがあります。また、独特のシャリ感があり肌にべたつかないさわやかさがございます。

柔らかく滑りがよいもの

当店で販売しているうそつき袖で、柔らかく滑りがよい順は、

  1. 正絹:正絹は柔らかく、しっとりとした垂れ感があり体によく沿います
  2. ポリエステル:ポリエステル素材も滑りがよく、正絹ほどではありませんが柔らかさがございます
  3. 絹麻:タテ糸が絹、ヨコ糸が麻なので、程よい柔らかさがありながら張り付きにくい生地です

麻はどうしても繊維の特性上滑りが悪いですが、それ以外の素材はあまり極端に滑りの差はございません。

ただ、反物によりポリエステルでも非常に柔らかいものがあったり、正絹でも張りのあるものがございます。ご了承くださいませ。

Q3.うそつき袖の脱着テープは、着物に擦れますか?

A.うそつき袖の内側についておりますので、直接お着物に擦れることはありません。
ただ、着用の際に脱着テープをしっかりとくっ付けておらず、はがれかけた状態でご利用になった場合には、お着物に擦れる可能性がありますのでご注意くださいませ。
しっかりと脱着テープを着けてご利用であれば、お着物に擦れることはなく、実際に今までそのような事象も発生しておりません。なので、ご利用の際には脱着テープを、特にテープの端をしっかりと着けていただければ大丈夫ですのでご安心ください。

Q4.うそつき袖は洗えますか?

A.ご自宅で洗うことができますが、生地の種類によって洗い方は異なります。

ポリエステル素材

ネットに入れていただき、洗濯機で洗っていただいて問題ございません。
ただし、生地が縮んでしまうのでタンブラー乾燥はなさらず、軽く脱水をした後に陰干しをしてください。

麻、絹麻、キュプラ素材

洗濯ネットに入れて中性洗剤を用い洗濯機で洗っていただいて問題ございません。
ただ、生地の特性上洗うと多少縮んでしまうので、洗濯機の脱水は使わずタオルドライ、もしくは30秒程度の短時間の脱水をし、生地が十分に湿った状態でアイロンをかけ、縮んだ分を伸ばしてから陰干ししてください。
生地が著しく縮むのでタンブラー乾燥はなさらないでください。

正絹素材

洗濯機で洗えません。手押し洗いをしていただく必要がございます。

手押し洗いの手順

  1. 事前にうそつき袖の寸法を測っておきます。
  2. 少量の中性洗剤を溶かしたお湯(40度程度)を、水で薄めてぬるま湯にしてからうそつき袖を優しく押し洗いしてください。
  3. 袖口の汚れがひどい場合には、固形石鹸をつけて優しく揉んでから手押し洗いして下さい。
  4. その後、『髪用のリンス』を小指の先ほどの量をよくお湯(40度程度)に溶いてから水で薄めて洗います。
    こうすることで繊維の滑りがよくなり、生地が堅くなる事を防ぐことができます。
  5. リンスを溶いだ水で洗った後は、すすぎ洗いをし、タオルドライ、もしくは30秒程度の短時間の脱水をかけて下さい。
  6. 十分に湿った状態で寸法を確認し、縮んだ分を引っ張りながらアイロンをかけ、縮みと形を整えてから陰干しして下さい。縮みを平均して1cm程度に抑えられます。

手洗いがご心配であればクリーニングに出していただいても問題ございません。

Q5.どの時期にどの袖を選べば良いですか?

A.季節によって袖の種類が決まっています。

単衣 6月、9月
半無双 10月〜5月まで
無双 10月〜5月まで
6月〜9月まで
7月〜8月

上記はあくまでも従来の決まりです。
かしこまった場ではなく、ちょっとしたお出かけなどであれば必ずしも上記の決まりを守る必要はございません。気温や体調でお選びいただいて大丈夫です。

当店の商品の中でお手入れを簡単にしたいのであれば下記のうそつき袖をご参考ください。


うそつき袖
うそつき袖(替え袖)【ポリエステル楊柳・半無双】

 


うそつき袖
うそつき袖(替え袖)【ポリエステル・柄・半無双】

 

お手入れの手間はありますが、素材にこだわる場合には下記の商品です。


うそつき袖
うそつき袖(替え袖)【正絹・半無双】

 

ただ、うそつき袖を選ぶ一番の基準は「場所」です。
結婚式やお茶会であれば、しっかりと仕立てや色、素材を選ぶ必要がございます。

カジュアルな場面でのご利用であれば、うそつき袖(角袖)でなくとも筒袖などでも対応可能です。
当店の商品ですと「筒袖花ちゃん」がございますので宜しければこちらもご検討くださいませ。

Q6.着物とうそつき袖の袖丈が同寸の場合、袖から出てしまいますか?

A.長襦袢の袖丈やうそつき袖の【袖丈】を、お着物から1〜2cm控えてお仕立てする方もいらっしゃいます。
同寸の方が着物にしっかり添い、袖の中で襦袢やうそつき袖が遊ばず、袖口や振りからはみ出しにくくなるため、当店では【袖丈】を控えずにお仕立てしております。
ただ、うそつき袖の【袖巾】に関しましてはお着物から1cm控えることをお勧めします。なぜかと申しますと、【袖巾】をお着物と同寸にしますと袖口や振りからはみ出しやすくなってしまいます。
袖口や振りから、襦袢やうそつき袖がチラリと見えるのはいいのですが、着物から完全にはみ出して見えるのはあまり宜しくございません。
当店のうそつき袖の既成サイズに該当しない、もしくはご希望の寸法でお仕立てをされる場合にはオーダーを承ることも可能でございます。

Q7.うそつき袖の脱着テープの位置を教えて下さい

A.袖山から前側に8cmの位置に一つ、袖山から後ろ側に2cmの位置に一つ、同じく袖山から後ろ側に14.5cmの位置に一つ、前後合わせて合計で3カ所に脱着テープがついています。この位置は、当店の肌着やスリップの脇の下にある、汗移りを防ぐ【防水布】をよけた位置と合わせております。他社の肌着等とは互換性がございませんのでご注意くださいませ。もし、当店以外の肌着やスリップにご利用をご検討の場合には、脱着テープ無をお選びいただき、安全ピンで留めるか縫い付けてご利用くださいませ。

Q7.正絹の単衣や絽のお着物に合ううそつき袖を教えて下さい。

A.おすすめの物としては時期的にも絽のうそつき袖で、の3種類です。

  • うそつき袖絹麻
  • うそつき袖正絹駒絽
  • うそつき袖キュプラ

特に涼しく扱いやすいのは「うそつき袖絹麻」ですが、他の二点に比べて少々値段が高いです。
「うそつき袖正絹駒絽」、「うそつき袖キュプラ」はお手入れ方法や使用感は似通っておりますので、価格でお選びいただいて問題ございません。この三種類であればお好みでお選びいただいて問題ございませんのでご安心ください。

さいごに

いかがでしたでしょうか?
今後も商品ごとに紹介していきたいと思います。

不明点あればお気軽にお問合せください♪:)

紹介した商品

うそつき袖一覧

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