季節の移ろいを感じましょう【5分間スピーチ】

社員の5分間スピーチ

5分間スピーチとは?

スピーチ者 縫製 村上

日本には四季があります。そして、「春」「夏」「秋」「冬」のそれぞれが、美しい自然の景色を楽しませてくれます。
四季の移り変わりを感じながら日々を過ごしていると、日本で暮らすことの喜びを覚えずにはいられません。
四季があるのは日本だけではありませんが、「日本の四季は美しい」と表現されることは多くみられます。それはわかってはいましたが、私はこれまで日本の四季について、そこまで関心や興味をもつことはありませんでした。
そこで、Google先生で調べたインターネットの知識をここで話そうとも思いましたが、今日は、私が去年まで暮らしていた埼玉と今暮らしている宮城の違いについて話したいと思います。

まずは春から。
ちょうどこちらに移住したのが去年の3月8日で、春になる頃でした。
私が暮らしていたのは埼玉県の越谷市というところでしたが、まぁ住宅街しかなく、木や花などは公園か住宅に植えられている植木鉢くらいしかないので、自然を通して季節を感じるということは、まずありませんでした。
強いて言えば、私は酷い花粉症なので、鼻がぐずぐずしだしてクシャミや鼻水がとまらなくなってくると「春がきたなぁ」と毎年感じたものでした。
そんな関東地方でも、唯一春の行事で「お花見」というものがありました。
川沿いや大きな公園に植えられている桜並木の下にレジャーシートをしいて、お弁当やお菓子やジュース、お酒などを持ち寄って談笑しながら桜を楽しむというものです。
前の職場の人に聞いたら、こちらではそんなことをする人はおらず、車で通る時に少し眺めるだけだと聞きましたが本当にそうなのでしょうか…?
埼玉では前日もしくは朝早くから場所取りをして、桜の木の下がシートで埋め尽くされるほど人気のある行事だったので、それがないと少し寂しくも感じますが、こちらでは自然が豊かなのでわざわざ見に行くほどでもないんだろうなぁと妙に納得したりします(笑)

次に夏です。
まず驚いたのはこちらもすごく暑くなるということ。
でも、その期間はとても短く、あっという間に涼しくなって、引っ越した時にクーラーをたくさん設置してもらったのですが、ガス屋さんに「こんなに必要ないよ」と笑われたのも頷けました。私は人よりも暑がりです。汗をかくのが嫌いなので、東北に引っ越せてよかったと思います。
子供たちの学校のプールも、埼玉ではプールの水が熱くなりすぎて、夏休みのプールはいつも中止になっていたくらいなので、こちらでは思う存分泳いで真っ黒になって欲しいと思います。

次に秋です。
秋は冬じゃないかと思うくらい寒かったです。
でも寒くなると食欲も出てきて、宮城に引っ越してからはお米や水がすごく美味しくて、ものすごい勢いで太ってしまいました。私は毎年必ずと言っていいほど秋から冬にかけて5キロ以上太ってしまいます。人間の本能って恐ろしいですね。四季と関係ない話でごめんなさい(笑)

次に冬です。
冬は恐ろしいくらい寒いですね。
埼玉でも毎年「冬将軍到来」などと天気予報のお姉さんがあおっていましたが、こちらは将軍どころか悪魔か死神かってくらいの寒さにたまげました。
何よりも驚いたのが数えきれないくらい降った雪!
しかもかなりの大雪で、人生で初めてスタッドレスタイヤを使いました。
朝起きたら外は真っ白銀世界で、
こんな日埼玉では、たいてい前日から学校の連絡が入ります。前日には「大雪だったら登下校をどうするか」確認の手紙が配られ、当日朝早くからメールが来て、休校にするだの遅刻扱いにしないからゆっくり来てくださいだの大騒ぎです。
こちらではなんの連絡もありません。あわてて小学校や中学校に電話して問い合わせると「はい?普通に登校ですけど…」というちょっと引き気味な先生の対応。もうみんな慣れてるんだなと感心しながら、慌てて家族みんなの長靴を買いに走っていました。
こんな感じでかなり季節の過ごし方が変わったわけですが、外に出れば山がある、
海もすぐそこ! 
季節折々の花が山にたくさん咲いていたり、タヌキが道路でひかれていたり、その辺で聞いたこともない動物の鳴き声が聞こえたり、埼玉では体験できない大自然がすぐ隣にあって、新鮮な毎日になりました。
こちらの人は慣れてしまってあまり感じていないようですが、自然がすぐそこにあるって本当に素晴らしいことだと思います!


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