着物だけじゃない季節での小物の選び方【きもの初心者必見】
「帯揚げと帯締めも欲しくなってきたかも!」
こんにちは。きもの初心者の佐藤です。
ゆっくりマイペースながら日常で着物を着る機会を増やせたおかげで、季節によって着物や帯を着分けることが、できるようになってきました。
※ただし、手持ちの着物と帯(日常きもの用)に限る(;・∀・)
10月〜5月の「袷(あわせ)」の時期には袷の着物。
6月・9月の「単衣(ひとえ)」の時期には単衣の着物。
7月・8月の「薄物(うすもの)」の時期には、薄物の着物が無いので、浴衣を。
その中で、いつも同じ帯揚げと帯締めを使っておりましたが、手持ちの着物が少しずつ増える中で、物欲センサー発動!
「帯揚げと帯締めも欲しいかも♪」と( ̄▽ ̄)
しかし、それと同時に「いったい、何を基準に選んだら良いのかしら?(@_@)」となりました。
そこで、今回のテーマは、小物(帯揚げと帯締め)の季節に応じた選び方です。
ちなみに、着物の季節に応じた選び方は、下記の初心者ブログの記事をご覧くださいませ。
▶着物は季節によって着分けるルールがあった?!【きもの初心者必見】
帯揚げも季節によって異なる?
まずは帯揚げから。
女将によると、
「30年ぐらい前から夏物の帯揚げが出始めたけど、それ以前は通年だったのよ」
だそうです。
現在の夏物帯揚げは後でできたものなんですね。
そのため、夏物の帯揚げではなくとも、生地の質感や色などによってより涼しげな着こなしになればとのこと。
▼詳しくはこちらの動画をご覧ください
夏物の選び方【帯揚げ・帯〆編】
ざっくりとまとめると、次の通りのようです。
10月~4月 | 5月~9月 | |
---|---|---|
素材 | 縮緬(ちりめん)、綸子(りんず)など | 縮緬(ちりめん)、綸子(りんず)など 気温・湿度に応じて、絽、紗、麻 |
雰囲気 | 温かみ、厚み、ふっくら感 | すっきり感、さっぱり、涼しげ |
手持ちの帯揚げを確認(*’▽’)
※左側から順番に
- 縮緬 淡い紫がかったピンクのような色 透け感なし
一番最初にたかはしで買ったもの。なので、季節関係なく使用できるものを選んでいただけたのかなと(感謝) - 綸子 ツヤ感ある薄いピンク 1よりは透け感あり
二番目にたかはしで買ったもの。こちらも季節関係なく使用可能な気がします。 - 綸子 お山の風景画入り 透け感なし
会長の生前贈与でいただきもの。12月に使用しましたが、夏時期以外に使用可能な気がします。 - 縮緬 濃い深い緑 透け感なし
同じく会長の生前贈与でいただきもの。きもの初心者にとってはまだ着物への合わせ方が不明ですが、夏時期以外に使用可能な気がします。
改めて考えてみると、やはり必要以上に難しく考え過ぎていた自分に気がつけました(;’∀’)
選び方の方向性を知ったなら、あとは見る数を増やしていくのが良さそうです。
穴が開いている、パリッとカリッとした帯締め
次に帯締めですが、帯締めで有名な「道明」さんでも夏物の帯締めというのは無いのだそう。
先ほどご紹介した女将の動画でも、帯締めに特にNGは無いけれども、夏により涼しく着こなすための帯締めについて、紹介されています。
※「」内の表現は上述の動画の女将の説明より抜粋しております
- さわやかな雰囲気が夏向き
「穴が開いてるもの」→涼し気で透け感があるもの
「質感がパリッとカリッとしているもの」→さわり心地があっさりしているもの?
「細いものや薄くて幅もないもの」 - 重厚感あるものは夏以外に
「厚みのあるもの」
「幅のあるもの」
「ぽってりしているもの」
こちらも手持ちの帯締めで確認(*’▽’)
※上から順番に
- 洋角組 薄いピンクと蛍光水色の2色 厚みあり
- 平源氏組(三部紐) 薄い水色 1より厚みも幅もない
帯留めを浴衣と合わせるために、夏時期にのみ使用。 - 貝の口組 黄緑とオレンジのグラデーション 厚みあり
- 貝の口組 紫と白の縞 1よりは厚みがないが2より厚みある
- 貝の口組 黄緑とオレンジと白のグラデーション 厚みあり
夏により涼しくを求めるなら、より涼しさを感じられるテイストのものを選べば良いのですね~。帯締めだけじゃないですが、色合わせの方が大きな課題のような気がしております。
こちらも着付けの数を増やしていくことで身に付けていきたいです。
最後に
季節に応じた小物(帯揚げ、帯締め)についてお届けしてきましたが、いかがでしょうか。
季節に応じた小物というのであれば、半衿もあるのですが、まだまだきもの初心者ゆえ白地一択で過ごしております(;’∀’)
うそつき衿やうそつき袖については、たかはしきもの工房の下記のページにまとまっておりますので、ご覧くださいませ。
▶袷(10〜5月)の時期のうそつき衿とうそつき袖はこれ!
今回も、最後までお読みいただきありがとうございました。また次回の記事でお会いできるのを楽しみにしております。
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