優れた人格を備える【5分間スピーチ】

5分間スピーチとは? スピーチ者 縫製 村上 優れた人格を備える。そもそも、優れた人格とは、どういう人格のことを指すのかいろいろ考えてみましたが、人によって考え方が違うので、一概には言い切れないところもあると思います。そこで手持ちの本で調べてみました。   呂新吾(りょ…

モラルやルールを守りましょう【5分間スピーチ】

5分間スピーチとは? スピーチ者 工場マネージャー 佐々木(睦) 身近なところで、和食のマナーの基本をお話したいと思います。   和食のマナーの基本は、皆さん日本人ですので、家庭で日々それを養っていると思います。 基本的に、まずご飯の並べ方は、わかりますでしょうか。 関西では縦に並べると言いますが、日本食のマナーとしては、次のようになります。   手前左にご飯、右に汁物、右奥に主菜、左奥に副菜、その真ん中に副副菜です。このような一汁三菜が日本食の基本的なお膳となっています。 そして、和食に限らず食事は味の薄いものから順番に食べていくのがマナーです。というのも、最初に味の濃いものから食べてしまうと、繊細な味付けや風味がわかりにくくなるからです。主菜は後回しにして、まずは温かい汁物からいただきましょう。次に、ご飯、主菜、副菜という順番で進めていきます。   食べる際のお箸の持ち方は、皆さんが普段もよく目にしていると思うのですが、持ち上げていい器と、持ち上げてはいけない器があるのをご存知でしょうか。 社食でもテーブルに座って食べているとそれほど距離感はないためわからないかもしれませんが、もともとは和食は四角いお膳を前に正座をして食べます。その際、お膳と体の口までの距離があるのが普通です。そのため、持ち上げていい器と、持ち上げてはいけない器があります。 持ち上げていい器は、基本的に手のひらに乗る大きさで、それが持ち上げて良い器となります。また、持ち上げてはいけない器としては、焼き魚の平皿や天ぷらの盛り皿、大きなお椀、数人盛りの大きな鉢、大きなお重、丼類などがあります。   他にも、ちょっとわからない方もいらっしゃるかと思いますが、焼き魚をひっくり返して食べるのはマナー違反です。正しくは身を上から食べて、骨を取って、下の身を食べます。   よくやりがちなのは手皿ですが、こちらもマナー違反です。食べ物をこぼさないように口に持っていくのであれば、こぼれない程度のものをお箸で取るようにします。   さらに、お箸をを全部汚してグチャグチャとするのも汚いですし、お箸は箸先3センチくらいだけを汚して使うようにします。口の中に入れる食べ物をつかむときも、その箸先でつかみます。   また、お箸を持ちながらやりがちなことで、お箸を持ちながらお椀を取ることもマナー違反です。正しくはお箸は都度置くことです。それをせずにお箸を持ったまま、お椀を取ることは本来はお膳からの距離もあるので危険な感じがわかりますよね。まず、いったんお箸を置いて、お椀を取る、お箸を取る。そして、お箸を持ち直して食べるのが基本的なマナーになります。   他にも食べる時に、一つのお皿に集中して食べてしまい、ひと皿を開けてしまい、次のお皿というのもマナー違反になります。気をつけた方がいいかなと思います。   ここまでが、大体の和食のマナーになります。加えて覚えておきたいものとして、和室のマナーについてもお話しします。今、和室が少ないですが、畳の縁や敷居を踏まないということはわかっていますよね。   和室では、座布団は先方から勧められるまで座りません。 座布団を足で寄せたり、並べられた座布団の上を歩くのもマナー違反です。   その他に、私が一番気をつけないといけないと思っているのは、和室に素足で入室しないというものです。過去に、すごく痛い思い出があったため、今はバッグの中には必ず靴下を入れるようにしています。私は靴下が嫌いなので、靴下を履かずにどこにでも行ってしまうようなところがあります。正しい和室のマナーでは、必ず靴下またはストッキングを履きます。   先に話した和食のマナーも、ちょっとずつ気をつけて食事をしたり、社食ではトレーが出るので、自分で料理をよそうときにどのようにするのかを考えながらよそうといいと思います。 5分間スピーチシリーズは下記リンクバナーから一覧をご覧になれます。 更新情報はInstagramで発信していく予定です。 Instagramを登録されている方は、是非「たかはしきもの工房…

型破り【5分間スピーチ】

5分間スピーチとは? スピーチ者 縫製 佐々木(二) 今回は、オリンピックについて調べてみました。 特にオリンピックやスポーツが好きとか興味があるとかという方ではありませんが、オリンピックは4年に1度ということはもちろんですけど、今回は東京大会ということ、1年延期になったということ、コロナ禍で行われたということは、まさに型破りだったのではないでしょうか。   まず、4年に1度の理由をご存知でしょうか? 現在、一般的に使われている太陽暦の8年が、太陰暦の8年3カ月とほぼ等しく、8年という周期は古代ギリシャ人にとって重要な意味を持っていて、当初の古代オリンピックは8年に1度開催されており、後に半分の4年に1回になったと言われています。 他にも、ギリシャ神話の女神アテナを祝福するために行われた起源を根拠とする説があり、アテナが金星を司る存在と考えられることもあるため、金星と地球が同じ位置で一直線上に並ぶ4年に1回の周期に合わせたのだという説があるそうです。   2020東京大会ですが、近代オリンピックで延期になった例は過去にはなかったそうです。 中止になったことは夏冬合わせて5回あり、いずれも戦争が理由でした。 一番最初に中止になったのは、1916年のベルリン大会で、第一次世界大戦中でした。 1940年は東京大会となるはずでしたが、日中戦争のため1938年に返上。 IOCはヘルシンキ(フィンランド)を代替地に選びましたが、ソ連のフィンランド侵攻が始まり、結局中止になりました。 1944年に予定していたロンドン大会は、第二次世界大戦のため2大会連続で中止に。 ロンドンでは戦後の1948年に大会が開かれましたが、戦争の責任を問われ、日本とドイツは招待されなかったそうです。 この頃は、夏冬オリンピックが同じ年に開催されており、冬季では1940年札幌大会、1944年ダンペッツォ大会(イタリア)が中止となっています。   このコロナ禍でオリンピックが開催されることには賛否両論あったと思いますが、オリンピックが開催されるには、ある程度世界が平和でないとできないんだなと改めて思いました。それが平和の祭典と言われる所以なのだなと思いました。   今回の2020東京大会ですが、期間を覚えていますか、みなさん。 7月23日から8月4日まで、33競技339種目が行われたそうです。 参加国地域数は205、並びに難民選手団、11,092人が参加したそうです。   個人的には、メダル確実あるいは期待していた選手は早い段階で負けてしまって、ちょっと残念でしたが、逆にあまり知らない選手がメダリストになって感動したりもしました。   今回のオリンピックでは、空手、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンの4競技が初採用されました。 空手が日本発祥であることは知っていましたが、その中でも沖縄が発祥というのは知らなくて、形という種目があることを今回初めて知りました。型破りで型繋がりで形についても調べてみました。   まず、空手は沖縄古来の武術で、中国武術が加味され、さらに薩摩藩示現流や夕雲流など日本武術の影響を受け、現在の空手の基本が生まれたそうです。 拳や足を使った格闘技で、形の場合は、一人でさまざまな技を行う競技です。そのため対戦相手はいません。決められたモーションを、どれだけ綺麗にこなすことができるかということを競う競技だそうです。 特に有名なメジャーな形の流派が4つあり、102種類の中から一つ選び演武する。同一大会で同じ方を2度使うことは禁止だそうです。心身の調和を図り、健康維持へと繋がるそうです。   形で行われている動きは、格闘技の空手でも使用することができる技を使用していることから、形は空手の基本とも言われているそうです。また基本を知ることで、組み手にも生かすことができるそうです。   なんだかんだこじつけていろいろ調べてみましたが、意図せずして奇しくも「型破り」から空手の形に繋がり、今日の心がけの「基本を大切にしましょう」に繋がったかなと、無理やりこじつけてみました。 5分間スピーチシリーズは下記リンクバナーから一覧をご覧になれます。 更新情報はInstagramで発信していく予定です。 Instagramを登録されている方は、是非「たかはしきもの工房…

栄養価を高める【5分間スピーチ】

5分間スピーチとは? スピーチ者 工場 小野寺(佳) 旬の食材がなぜおいしいのか? それは、最も発育条件がそろった環境で育てられ、最も成熟している時期だからです。 そして、その時期に体が欲する食材だから、全身でおいしいと感じるのだそうです。   春には苦味があって繊維が多い食材が旬を迎えます。フキノトウやウドの栄養分は、冬の間ゆっくり過ごした胃腸の働きをやさしく目覚めさせてくれる役割があります。 夏は涼しくてあっさりした野菜、酸味がある果物が旬になります。これらの食材は、暑い夏を乗り切るために、体を冷やしてくれたり、食欲増進したりする効果があります。 そして、寒くなる秋から冬にかけては、体を温めてくれる根菜類が旬を迎えます。 万年冷え性の私には、年中根菜類が必要なようです。 しかし、皆さんご存知の通り、私は好き嫌いが多いのです。なので今日は言い訳のように、好き嫌いがなぜ起こるのかを調べてきました。   そもそも大人と比べて子どもに食べ物の好き嫌いが多いのはなぜなのかというと。 味には、甘味、旨味、塩味、酸味、苦味があります。生まれたばかりの赤ちゃんが、甘味を喜ぶのは甘味が身体に必要なエネルギーであるというサインだからです。 また、旨味はイノシン酸、グルタミン酸といったアミノ酸の味。アミノ酸はタンパク質、つまり体を作るのに必要な味であるため、この旨味を感じると赤ちゃんは幸せそうな顔をするそうです。 塩味は体内の塩類バランスを取るために必要なので、赤ちゃんは淡々と受け入れるそうですが、調味料としてたくさん摂るほど体に必要ではないため、喜んでいるというよりただ受け入れるっていうような反応になるそうです。 そして、酸味は食品の腐敗した味につながるというのと、苦味は毒の味として認識されるため、この2つについては本能的に避けようとするそうです。   つまり、子どもの好き嫌いの根本にあるのが体に必要なものを喜んで、身体に危険なものは嫌がるという原始反射というものから起きているそうです。 この原始反射は、離乳食が始まる生後5、6カ月になると徐々に弱くなっていくそうです。 ただ、離乳食スタート後も本能としてまだ残っているため、甘いものを喜んだり、酸っぱいもの苦いものを嫌がる傾向が続くことになるそうです。   この本能的な好き嫌いを克服する方法としては、小さい子どもを前提として話します。 母親や周囲の人が食べている姿を見せて、これは大丈夫っていう安全な情報を子どもに与えること。そうすれば、子どもは安心して食べることにチャレンジするようになるそうです。 つまり、一緒に食べる、共に食べる共食っていうのが、子どもに安全情報を与える役割を果たすため、好き嫌いを克服する方法として大変重要になるそうです。 他にも、下痢とか吐き気とか、不快な体験をして二度と食べたくなくなるっていう食物嫌悪学習って呼ばれるものがあるそうなんです。 小さい頃は苦手だったけど、どんどん大人になるにつれて好きになることもあります。   このように好き嫌いには先天的なものと、経験によって作られる後天的なものがあります。それは脳の働きが関係してくるらしいんですが、あまり深くは追及しません。   私の好き嫌いを振り返ってみますと、確かに先天的な食わず嫌いと呼ばれるものは、たくさんたくさんそれはたくさんあります。また、後天的な不快な体験をしたっていうことも、両方皆さんにも存在すると思います。 それは年を重ねるごとに、だんだん皆さん克服していっているのではないでしょうか。 私も実際、昔は食べられなかったパプリカを食べれるようになりました。 旬のものとは、最も栄養価の高い食料で、体にプラスの働きをしてくれるものです。 なので、これまで以上に積極的に旬のものを取り入れて、季節ごとの旬がもっと楽しめていけたらなと思います。 5分間スピーチシリーズは下記リンクバナーから一覧をご覧になれます。 更新情報はInstagramで発信していく予定です。 Instagramを登録されている方は、是非「たかはしきもの工房…

実行に移しましょう【5分間スピーチ】

5分間スピーチとは? スピーチ者 配送 佐藤(明) 今日の心がけは「実行に移しましょう」です。 すぐに行動するは、私の課題の一つです。今読ませてもらった島津日新公の歌の内容には、昔の偉い人たちの教えをいくら聞いても、自分の口で復唱しても、それを行動に移さないと何の役にも立たないと書かれていました。まさにその通りだなと思いました。   そう思っていたとか、しようと思っていた、特に指摘されたときに、よく口にしてしまいます。あぁ、言い訳をしてしまったなと反省する私。しようと思っていたなら、なぜ行動にできなかったんだろう。では、行動にできる人になるには、どんなことを心がけたらよいか調べてみました。   まずは小さなことからでもいいので、実行していくことが大切。その際には、目標や理由を明確にして行動することが重要だそうです。実際に行動できるようになるには、自分で動き出さなければなりません。   そのための6つの具体的な方法が書かれていたので紹介します。 一つ目、まずは目標とその理由を明確にする。 目標を立てるだけで終わらせずに、何のためにするかを見いだせれば行動できるようになる。   二つ目、行動を細かく分解する。 具体的な行動内容が分からない限り、行動することはできません。内容を大きく分類して、苦手なところから順番にできるようにすれば目標達成に近づくそうです。また、内容をより明確にするためにスケジュールを立てる。今月すること、今週すること今やることなどが、はっきりとわかるようになり、行動しやすくなります。   三つ目、必要のない情報は遮断する。 情報が多いほど目標達成に近づくとという考え方がありますが、これは間違っています。特にこの考え方は完璧主義の人に多いのですが、情報を集めすぎてしまい行動ができないことが多いです。情報が多すぎると、どの情報が良いのか迷ってしまい行動できなくなります。そのため情報は目標を達成するのに必要最低限に絞り、必要のない情報はできるだけ聞かないようにしましょう。   四つ目、習慣化する。 一度習慣化してしまえば、行動のために要するエネルギーを節約することができます。 確かに入浴や歯磨きを毎日してしても苦にならないように、目標達成に向けた行動を習慣化できれば行動することが苦にならなくなります。行動を習慣化するには2、3週間が必要と言われているそうです。これまでしていなかった行動を毎日することは大変ですが、行動し続けていれば自然なことになります。   五つ目、あらかじめ予定を入れておく。 私もよくあるんですけど、時間があったらできるのにと言い訳するくらいなら、あらかじめ予定を入れておいて、ほかの予定を入れられないようにしてしまいましょう。   六つ目、一緒に頑張れる仲間を作る。 同じ目標があったり、応援し合える仲間がいると、目標達成のための行動をするようになります。つらいときに励まし合い、情報を共有できれば、行動するためのエネルギーも自然に湧いてきます。一緒に頑張れる仲間を見つけられれば、行動することが当たり前になり、目標達成が簡単になります。   私の課題の一つでもある実行に移すですが、すでに取り組んでいることがあります。それは、行動する前に、何のためにやるのかを意識して、ぶれないように心がけています。また、自分で気がついて行動することは、すぐできることはすぐする。すぐできないことは毎日コツコツするのを心がけています。他の人から頼まれたことは、まずは考えすぎないで行動するに取り組んでいます。引き続き、心がけていきたいなと思っています。 5分間スピーチシリーズは下記リンクバナーから一覧をご覧になれます。 更新情報はInstagramで発信していく予定です。 Instagramを登録されている方は、是非「たかはしきもの工房…

海の偉大さ【5分間スピーチ】

5分間スピーチとは? スピーチ者 受注 小松 ご存知の方も多いかと思いますが、地球の表面積の3分の2は海です。 海の深さは平均して約3,730mありまして、これはちょうど富士山の高さに相当するそうです。 深さの平均が富士山の高さというあたりからも海のスケールの大きさがわかりますね。   さらに、世界で一番深いマリアナ海溝があるのですが、この深さについての計測結果がいくつかあるらしいんですが、大体1万9,111mとされてます。 これを恐ろしいことに、海面を基準にして山を逆さにして考えた場合、エベレストでも山頂が海の底につかないほどの深さなのだそうです。 そのエベレストの高さは8,849mなので、全然海底にはつかないわけですが、そんなにも広くて深い海の海水を含めると、地球の水の総量は約2億8,000万立方kmです。 もうちょっと途方もなくて想像ができないですが、この水の総量自体は地球に海ができて生物が誕生した頃から、ほとんど変わっていないと考えられているそうです。 つまり地球の水というのは、雨や川、海、蒸発して雲になったりしながら、この2億8,000万立方kmの水をずっと循環させているそうです。   これらの事実で、「おお!さすが、水の惑星、地球じゃん!」と水が潤沢と思うのかもしれないですが、実はこの2億8,000万立方kmのうちの97.5%は海水なので、すぐ飲めるような我々が普段使うような水としてはわずか2.5%くらいしかないということです。   この2.5%のうちのだいたい7割くらいが、南極と北極でカッチカチに凍っているので、実際使える水はもっと少ないわけです。この凍っている水を抜いて、淡水で普段使える水を地球全体の量から考えると、だいたい0.75%という話なので、なんかもうちょっと海は途方もないなっていう感じです。   さらに、この0.75%の水のうち、ほとんどは地下水です。我々が普段目にする湖とか沼とか河川の水は、全体の0.01%ということなので、もはや淡水は貴重じゃないですかっていう気になってきます。   にもかかわらず、今もそうですが、河川を中心に水質汚染が大きな社会問題になっていますよね。 これは社会のお勉強でも学んだかと思うのですが、都市に人口が集中したり、生活排水が増えたとか、工場の産業活動がもたらす廃棄物、排出水によって水質汚染が一気に進んだということらしいです。   水質汚染が原因で水俣病とかイタイイタイ病もあるように、健康被害をもたらす公害病の原因にもなります。 我々も水がないと生きられないくせに、意外と海や河川を大事にしていないと思うので、海や河川などをもっと大事にしていかなきゃと心掛ければならんのだなと思います。   ちょっとまじめな話ばっかりだと、つまらんって思うかもしれないので、今週末開催予定の浴衣でビアガーデンに絡めて、ビールと水の飲める量が何で違うのかを調べました。   水も意外と500mlくらいならば、さらっと一気飲みできますが、1l、2lとなると途中で「ぐはっ」となって飲めないですし、一気飲みではなく、ちょこちょこ飲んで1lでも、お腹タプタプでしばらく気持ち悪くなりますよね。   一方で、ビールだと意外とそうではないですよね。 大ジョッキの2杯くらいだったら、酒豪の方だと30分くらいあれば飲めちゃうのかなと思います。   ビールの大ジョッキだと日本だとだいたい700mlくらいで、泡の分をちょっと引いても2杯も飲めば1lは超えるわけですね。 ビールは軽く1l飲めているのに、水だとお腹タプタプでオエッとなるのは理由があります。 その理由はやっぱり胃での吸収です。 水は胃では吸収されなくて、1時間くらいかかって十二指腸から小腸、大腸に出てからようやく水の吸収が始まります。   ビールはアルコールが含まれているので、胃の壁でアルコールを「ンショアーっ」と吸収する時に、水の分子も「オリャーっ」と持っていっちゃうわけです。 そのため意外と炭酸で「ゲフー」となっていてもビール自体の水分はお腹に溜まってないかと思います。   その理由がビールでトイレが近くなるので胃で吸収されたビールがすぐ尿になるからなのかなと思いそうですが、それもちょっと違います。 尿は腎臓で作られています。腎臓は血液をろ過する役割を果たしていますが、余分な水はそこで取り除かれます。 だいたい1日に170Lほどがろ過されているのですが、その95%は尿の細管で再吸収されて、残りの5%が尿として出ていきます。   この再吸収される量と尿になる量というのはホルモンで決まります。 アルコールにはこの再吸収を促進するホルモンを邪魔する働きがあるので、本来再吸収されるはずだった水分が再吸収されないでそのままトイレで尿として「バーッ」と出てしまうのです。   ビールを飲んだ後に出る尿というのは、飲んだビールそのものではなくて、ビールを飲む前に体にあった水分が出ていることになるので、脱水症状を加速させるわけです。喉が渇いたらビールで水分補給というのは自殺行為なので、水分をちゃんと飲んでください。 5分間スピーチシリーズは下記リンクバナーから一覧をご覧になれます。 更新情報はInstagramで発信していく予定です。 Instagramを登録されている方は、是非「たかはしきもの工房…