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女将が教える!こんな人は着てはいけない【満点スリップ エクストラ編】

満点スリップ エクストラは弊社がものづくりを始めた第1号商品「満点スリップ」の進化バージョンで、手塩にかけたかわいいかわいい子供のような商品です。 満点スリップは、いち京染悉皆屋だった私が一念発起して製作した悲願のスリップです。 だから、この子にデメリットなんてあるわけないでしょ! と思いたい親としての気持ちはぐっと抑えて、今日もメリット、デメリットをお伝えいたします。 メリット まずは、他社にはない大きなメリットから、鼻高でご紹介いたします(笑) 汗や血液など、体液の汚れを襦袢やきものに付けないため 汗の水分により起きる「擦れ」という生地の傷みを発生させない 変色や生地の劣化からきものを守るため ということを目的に商品作りをいたしました。 このことについて、大きな意味を見出していない皆様、私は声を大にして叫びます。 「大金をかけて求めたきものほど、満点スリップは絶対に必要です!」と。 なぜなら、体液による経年劣化は皆さんの想像をかなり超えているからです。 それと大きな問題は染色補正師、つまり腕のいいしみ抜き職人が相当減ったことです。 お金かければ直るならまだましで、どうにもならないことが増えています、とほほ… さて、気を取り直して続けます。 ですから満点スリップは、 汗ジミを通さないために、局部的に防水することを選択 滲出する時間をなくすため、吸汗速乾でなければならず、ポリエステル素材を選択 大きくこの二つは、他社とは違う選択をしたポイントです。 デメリット そのことにより、実はデメリットも生まれたのです。 それは「素材」です。 体にやさしい綿を捨て、ポリエステルを選択したことで、素材に弱いお肌の方にはNGの商品になってしまいました。 お肌の弱い方、本当にごめんなさい。 もし、どうしても着用したいということであれば、満点スリップの中に着なれたインナーシャツを着用してからにしてください。 あー、でも暑いですよね。 全てにいいものってなかなか作れないものです。 それと、お腹周りをきゅっと締めたい場合、ワンピースタイプでは難しいので、その時はセパレーツタイプをお選びくださいね。 また、身長が168㎝以上とか、148㎝以下などの方も身丈を調節する意味でセパレーツタイプがいいと思います。 まとめ 【着てはいけない人】 肌が素材(化学繊維)に弱い方 お腹周りをきゅっと締めたい方(締めたい方は裾よけがおすすめです) 身長が168㎝以上や、148㎝以下の方 【おすすめな人】 襦袢やきものを内側の汚れ(汗や体液)から守りたい方 少しでもきものを楽に着たい方(うそつき衿とうそつき袖を合わせると長襦袢としてお召しになれます) 中々自分にあったサイズが見つかっていない方(6サイズ展開のため自分にあったサイズをお選びになれます) 襦袢や肌着のぼたつきを無くしたい方(胸元を引きながら合わせることができる形状の紐と、伸縮性のある生地で、体にフィットします) 紹介した商品 満点スリップ…
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早い!待ち針も使わない!うそつき衿に自分の好きな半衿をかける方法

襦袢も同じ! 半衿つけの時間が超短縮 たかはしきもの工房オリジナルのうそつき衿。 半衿を縫わないでそのまま使えてそのまま洗える、針仕事が面倒な人間には救世主のようなうそつき衿ですが、たまには自分の好きな半衿をつけて使ってみたいなと思いませんか? 「長襦袢に半衿はつけたことがあるけど、うそつき衿はどうしたらいいの?」 とよくご質問をいただきます。 確かに、うそつき衿は当社オリジナルの形なので、他で説明しているところはないはず。 今回はズバリ、「うそつき衿への半衿つけ」のご説明をいたします。 基本は襦袢も同じですが、襦袢へのつけ方をご存知の方でもズボラ女将が生み出した「針目ざくざくの高速半衿つけ」をぜひご覧ください。 半衿つけの時間が超短縮できますよ! 半衿のつけ方 用意するもの:うそつき衿、半衿、糸と針、はさみ うそつき衿はロゴがついているほうが外側(表)。 ケアラベルがついているほうが内側(裏)になります。 ロゴがついている外側から縫って行きます。 1)糸の長さはつける半衿の長さ+15センチ。針に糸を通します。糸の片方を玉止めします。 平に巻かれている糸は「ペンペン」とはじいて糸のクセをとって使います。 2)半衿のぬいしろは2センチくらいとります。真ん中を決めて、左右均等な長さになるよう端を決めたら、まっすぐ折って縫って行きます。正座した膝の下にうそつき衿の端を挟んでピンとはって縫います(くけ台のかわりです)。 ぬいしろがまっすぐとれるか心配な方はアイロンをかけてください。 縫うときのコツは、針を布地に対して寝かせて縫っていくこと。針をたてると生地をたくさんすくってしまうので、固くて縫いにくい。糸を抜く方向も進行方向にゆっくりすーっと抜くようにしてください。反対に引き抜くと糸がダマになってこんがらがってしまいます。 3)端から5〜7ミリの内側を縫っていきます。最初は返し針をしておくとしっかりつきます。針目は大きくて大丈夫。半衿が押さえられればいいから、5〜7センチくらいのピッチでどんどん縫って行きます。 縫い進んだら、膝の下に挟む部分を送ります。このとき衿がシワになるので軽く体重をのせるようにしてください。 表側を最後まで縫ったら、返し縫いをして糸をひきぬいておくと、おせんたくのときその糸はまた使えます。 4)内側を縫う前に、自分の入れる衿芯の幅を確認します。 衣紋の衿の部分に、衿芯の幅にあわせて半衿を縫っておくと、衿芯を入れたとき、半衿の生地がシワにならずはりがでて、カーブがキレイに決まります。 5)内側を縫う糸は、半衿の長さ+30センチ。なぜなら、衿の真ん中から縫い始めるので、2回にわかれるため玉止めなどをする糸が余分に必要だからです。 糸が長過ぎて扱いづらい方は、半衿の半分の長さ+15センチにして、2回針に糸を通してください(女将は針に糸を通すのが辛いので、1回で済ませたいようです)。 6)内側は、真ん中から上前の方向を先に縫って行きます。 半衿を折り返して、先ほど決めた衿芯の幅ピッタリのところに衿幅をきめて縫い代を折り返し、折幅を決めたらしたから衿を挟むように持ちます。 7)まず一目、真ん中に針目を通します。内側の衣紋の部分は、人から見える部分なので、この範囲だけ細かく縫います。表には1ミリ出す程度。中は1〜1.5センチ程度すくって縫っていきます。 8)針を刺した段階で、針をさしたまま、半衿の生地を進行方向にピンとひっぱって張ります。 針をさしたままにするのは、待ち針の代わりです。 この内側の衣紋部分は衿のカーブの内円になりますので、外よりもひっぱってつけないと生地が余ってシワができてしまうのです。生地をピーンと張った状態で、一目ずつ丁寧に縫うのがこつです。 9)衣紋部分(えもん抜きの幅分)を細かく縫ったら、あとは衿芯が入る幅(すこし余裕があってもOK)に、まっすぐざくざくと縫って行きます。 このとき、衿幅が首側から先に向かって広くなっていますので、衿にあわせて縫って行くと半衿の縫い代が足りなくなるので、半衿の幅を変えずに縫いつけて行きます(端は少し地衿が見える状態になります)。 10)端まで縫ったら返し縫いして、糸をひきぬいておきます。 11)次は反対側。うそつき衿をひっくりかえして、下前側を縫って行きます。 このとき進行方向を縫いやすい方向にするため、衿の上下を逆にするとよいでしょう。(襦袢も同様。左手で衿を挟んで押さえるときは上から挟むことになります)。 上前側と同様に、衣紋の部分は針目を細かく、生地をひっぱりながらシワにならないよう縫いつけます。 12)衣紋の部分以外は、ざくざくと。端まで縫って返し縫い、糸をひきぬいて終わりです。 文章にすると、ながーい!(笑) 実は、実際に女将がうそつき衿に半衿を縫いつけている動画があります。 百聞は一見に如かず。なーるほど!と思う部分がいっぱいあると思います。とにかく衣紋の部分以外はざくざくと、びっくりするような針目の大きさなので、早いです。じっくり説明しながらで20分ほど。これを見てマスターすれば、うそつき衿の半衿付け時間が超短縮間違いなし!…
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【きもの初心者必見】麻に種類ってあったの?!

こんにちは。たかはし新入社員の鷹木です。 2回目となる今回ですが、ブログ事態も新人なもので・・・2回目でも全然慣れず(-_-;) 文章を作る事の難しさを痛感しております。こんな私の今回の“学び”にも是非とも良いお付き合いを(笑) よろしくお願いいたします! 近江の麻って何?麻にも種類ってあるの? 私自身、入社してから約半年になりますが、入社してからすぐにとりかかった仕事で目にした、たかはしのオリジナル商品の一つが夏用の「涼感マスク」でした。 たかはしのネットショップでのマスク紹介のページには、 「天然素材でありながら、下手な化学繊維よりもはるかに高い涼感を誇る"麻"。その中でも最高品質と言われる近江の麻を外側に使用。」 と記載されています。 そこで出会った近江の麻… ん?近江の?麻の中でも最高品質…?? たかはしの社員になるまで“麻”は知っていたけれど、その中でも更に種類があるなんて… しかも! 近江=おうみ と読むことすら知らなかったのです、恥ずかしい〜〜〜!!(//;▽;//) たかはしの先輩方に聞くより先に…とりあえず読み方を母に聞いてしまいました(笑) そこで今回は、“一種類の生地”の中にも更に様々な種類がある事、中でも“麻”の種類と品質に注目しました。 麻にはたくさんの種類がある 「麻」という名称は日本独自のもので、本来は大麻を指していましたが、現在は植物から採れる繊維を総称して「麻」と呼んでいるそうです。 国際的には、 リネン(亜麻) ラミー(苧麻) ヘンプ(大麻) ジュート(黄麻) アバカ(マニラ麻) ヘネケン(サイザル麻) など、それぞれの名称がありますが、現在、日本で「麻」と表記できるのはリネンとラミーに限られているようです。 えっ、じゃあ海外の人に「麻」って通じないんですね! 知らないって恐ろしいです…(@_@) リネン(亜麻) 人類最古の繊維と言われ、古代エジプトでミイラを包む布に使われていたといいます! ミイラ!テレビや本以外に、私は美術館でも実際にミイラを見たことがありまして、その時に使用されていた布が最古のリネンだったとは〜〜〜驚きです(゚Д゚;)! 当時は普通にミイラに夢中でしたが、たかはし入社の未来の為に、もっと布の方も見ておけば良かった…(´-ω-`) ラミー(苧麻) 苧麻(ちょま:カラムシとも言われます)を原草とし、多年生の植物で高温多湿を好みます。 寒さに弱く霜が降りると枯れることがありますが、翌春には新しい芽が出てきます。 しかし、現在は日本国内での栽培はほとんどされておらず、中国、フィリピン、ブラジルが主な産地となっているそうです。 では、"近江の麻"とは? 上記に記載した通り、麻は全般に乾燥すると織りが困難になるので、麻織物には湿潤な土地が適します。…
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11月7日(土)『【色染タイプ】絹麻町55番地』発売『うそつき袖(替え袖)【正絹・柄・半無双】』新柄

たかはしきもの工房オリジナル 『【色染タイプ】絹麻町55番地』新登場 『うそつき袖(替え袖)【正絹・柄・半無双】』新柄 をオンラインショップで販売しています。 【…