型破り【5分間スピーチ】

5分間スピーチとは? スピーチ者 縫製 佐々木(二) 今回は、オリンピックについて調べてみました。 特にオリンピックやスポーツが好きとか興味があるとかという方ではありませんが、オリンピックは4年に1度ということはもちろんですけど、今回は東京大会ということ、1年延期になったということ、コロナ禍で行われたということは、まさに型破りだったのではないでしょうか。   まず、4年に1度の理由をご存知でしょうか? 現在、一般的に使われている太陽暦の8年が、太陰暦の8年3カ月とほぼ等しく、8年という周期は古代ギリシャ人にとって重要な意味を持っていて、当初の古代オリンピックは8年に1度開催されており、後に半分の4年に1回になったと言われています。 他にも、ギリシャ神話の女神アテナを祝福するために行われた起源を根拠とする説があり、アテナが金星を司る存在と考えられることもあるため、金星と地球が同じ位置で一直線上に並ぶ4年に1回の周期に合わせたのだという説があるそうです。   2020東京大会ですが、近代オリンピックで延期になった例は過去にはなかったそうです。 中止になったことは夏冬合わせて5回あり、いずれも戦争が理由でした。 一番最初に中止になったのは、1916年のベルリン大会で、第一次世界大戦中でした。 1940年は東京大会となるはずでしたが、日中戦争のため1938年に返上。 IOCはヘルシンキ(フィンランド)を代替地に選びましたが、ソ連のフィンランド侵攻が始まり、結局中止になりました。 1944年に予定していたロンドン大会は、第二次世界大戦のため2大会連続で中止に。 ロンドンでは戦後の1948年に大会が開かれましたが、戦争の責任を問われ、日本とドイツは招待されなかったそうです。 この頃は、夏冬オリンピックが同じ年に開催されており、冬季では1940年札幌大会、1944年ダンペッツォ大会(イタリア)が中止となっています。   このコロナ禍でオリンピックが開催されることには賛否両論あったと思いますが、オリンピックが開催されるには、ある程度世界が平和でないとできないんだなと改めて思いました。それが平和の祭典と言われる所以なのだなと思いました。   今回の2020東京大会ですが、期間を覚えていますか、みなさん。 7月23日から8月4日まで、33競技339種目が行われたそうです。 参加国地域数は205、並びに難民選手団、11,092人が参加したそうです。   個人的には、メダル確実あるいは期待していた選手は早い段階で負けてしまって、ちょっと残念でしたが、逆にあまり知らない選手がメダリストになって感動したりもしました。   今回のオリンピックでは、空手、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンの4競技が初採用されました。 空手が日本発祥であることは知っていましたが、その中でも沖縄が発祥というのは知らなくて、形という種目があることを今回初めて知りました。型破りで型繋がりで形についても調べてみました。   まず、空手は沖縄古来の武術で、中国武術が加味され、さらに薩摩藩示現流や夕雲流など日本武術の影響を受け、現在の空手の基本が生まれたそうです。 拳や足を使った格闘技で、形の場合は、一人でさまざまな技を行う競技です。そのため対戦相手はいません。決められたモーションを、どれだけ綺麗にこなすことができるかということを競う競技だそうです。 特に有名なメジャーな形の流派が4つあり、102種類の中から一つ選び演武する。同一大会で同じ方を2度使うことは禁止だそうです。心身の調和を図り、健康維持へと繋がるそうです。   形で行われている動きは、格闘技の空手でも使用することができる技を使用していることから、形は空手の基本とも言われているそうです。また基本を知ることで、組み手にも生かすことができるそうです。   なんだかんだこじつけていろいろ調べてみましたが、意図せずして奇しくも「型破り」から空手の形に繋がり、今日の心がけの「基本を大切にしましょう」に繋がったかなと、無理やりこじつけてみました。 5分間スピーチシリーズは下記リンクバナーから一覧をご覧になれます。 更新情報はInstagramで発信していく予定です。 Instagramを登録されている方は、是非「たかはしきもの工房…
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和装肌着の黄ばみ・黒ずみにも「オキシ漬け」

肌着の黄ばみ・黒ずみが気になったら? 肌着のお悩みに、黄ばみや黒ずみというものがあると思います。和装肌着は特に白いものが多いですから、どうしても長く使っていたり保存状態によっては黄ばみや黒ずみなどの落ちない汚れが目立ってしまうことがあります。 たかはしきもの工房にも、そういった汚れはどうしたらいいの?というお問い合わせをいただくことがあります。当社の肌着は丈夫で長持ちが身上ですが、やはり長く使ってお洗濯を繰り返しているとスッキリ真っ白というわけにはいかなくなってきます。 汗や皮脂が特につきやすい場所は、変色しやすいと言えます。ブラジャーや肌着の脇の部分や、襟の部分、背中。楊柳は全体的にうっすらと黒ずみが出る時もあります。いくら綺麗に洗っていても、どうしても出てしまうもの。 また今はさまざまな洗剤や柔軟剤、防虫剤などがありますから、もしかするとお使いのものの成分の相性や反応などによっても、化学変化で変色がおきてくる可能性もあります。一概に「これが原因です」と言い切れないこともあるのです。黄ばみをふせぐということは本当に難しいです。 そんなときはメーカーとしてはお買い替えを、と申し上げたいところですが(笑)、今回は女将が最近ハマっている肌着を綺麗に白く洗い上げる方法をご紹介いたします。 煮洗いをしてみたり、酸素系、塩素系、酵素系……さまざまな漂白剤に漬け込んでみたり、石鹸や洗剤を試してみたり‥‥ 日常のお手入れは、「ウタマロ石鹸(蛍光増白剤入り)」をつけて、「たびすけ」で擦る、というのがよく汚れが落ちるので、洗濯機に入れる前に、ささっと汚れがひどいところだけケアしています。「たびすけ」は生地をいためずに汚れをかき出せるので、足袋はもちろん、肌着やお洋服にもお使いいただけます。 でも、どうしても汚れは積もり積もるもの。そして黄ばみ・黒ずみはなかなか頑固。決定版を見つけられないでいましたが、とうとう「これは!」というものに出会いました。 ご存知の方、もう使っていらっしゃる方も多いかと思いますが 「オキシクリーン」 という洗剤です。 これは酸素系漂白剤で、過酸化ナトリウムと炭酸ナトリウムでできています。 こちらは洗濯用に限らず、家のクリーニング全般に使えます。つけ置きしてキレイにする「オキシ漬け」でお使いになっている方も多いのでは。 肌着の漂白に使う場合は、40〜60度のお湯に適量のオキシクリーンを溶かしてつけおきます。(量については、お使いのオキシクリーンのパッケージの用法をみて確認してください) 黒ずみが特に気になる部分には、原末を少量スポンジやブラシにつけて揉み込んでください。揉み込んでいるうちに、自然に白くなってきます。 適宜つけ置いたら、すすいで、もしくはそのまま洗濯すればOKです。 自然な白さに仕上がりますよ! 普段のお洗濯に、洗剤と一緒に入れるプラスワンの使い方もできますが、しっかり漂白したいときはお湯につける方法がおすすめです。40〜60度のお湯につけることによって過酸化ナトリウムから活性酸素が発生してぶくぶくと発泡します。その発泡が長く続くのが、その温度です。 オキシクリーンにもいろいろな商品があって、界面活性剤入りのもの、香りつきのものなどがありますが、女将が使っているのは過酸化ナトリウムと炭酸ナトリウムのみの一番シンプルなタイプ。たかはしきもの工房のある気仙沼は、海辺の町です。少しでも海や自然に優しいものを使いたい、ということを心がけています。 そんな女将も太鼓判のオキシクリーン。黄ばみ黒ずみが気になる肌着にもぜひ試してみてくださいね! YouTube動画でも、ご紹介しています。 【オキシクリーンで!肌着の黒ずみ・黄ばみ落とし!】たかはしきもの工房「ズボラ女将の和装の常識を斬る!」 日常着物をもっと楽に、たのしく、かんたんに。ズボラ女将の日常着物術、これからもお楽しみに! 紹介した商品 たびすけ ¥638(税込) 更新情報はInstagramで発信していく予定です。 Instagramを登録されている方は、是非「たかはしきもの工房…