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襦袢のえもんがキレイに決まる、オリジナル「えもん抜き」

「えもん抜き」の使い方

寒いと感じる日も増えてきて、うそつき衿もいいけれど、長襦袢のお洒落もしたくなる季節になってきました。
長襦袢や半襦袢で着るとき、えもんが詰まってきてしまうのがお悩みの方も多いのでは。
そんなとき、たかはしきもの工房オリジナルの「えもん抜き」をぜひお試しください。

一般のえもん抜きは、襦袢のえもん部分に縫い付けて、それを引いて着付けることでえもんが詰まってくるのを防ぎます。
でも、つけていてもえもんが詰まって、何度もトイレでひっぱったり、ひっぱりすぎてV字にえもんが抜けたり、そんな経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

たかはしのえもん抜きは、ちょっと変わった形です。
まず、幅が広い。そして紐がついています。使い方にもちょっとコツがいるのでそれをご紹介いたします。

たかはしきもの工房の『えもん抜き』の使い方

1)えもん抜きを長襦袢のえもんに縫い付け、えもんを自分の好みに抜いたときに紐がウエストの一番細いところの2,3センチ上にくるように調節する。

2)えもん抜きをひっぱってえもんを抜いたら、ひもを身八つ口に通して前に回し、下に少し引き下げておへそのあたりで結ぶ。

3)あとは、襦袢の衿をあわせて伊達締めなどでとめるだけでOK。

えもん抜き

こうすればえもんが固定されるので、衿をあわせても衣紋がつまってくることがありません。紐は必ずえもん抜きを下に引くという気持ちで下に向けて引いてから結ぶのがポイントです。

こちらの動画の1分15秒あたりからになります。

たかはし式えもん抜きの調整

襦袢は前身頃のほうが布の量も多いし、半衿もあるので重いのです。普通に着て動いたら、前にどんどん詰まってくるのは仕方のないこと。それをこのえもん抜きで後ろ側にえもんを下に引いて、固定してから衿をあわせることでもう衣紋はつまらないというわけです。

「えもん抜き」のつけ方・調整方法

さて使い方を見ていただいたところで、実際襦袢にどうやってとりつけたらいいのかをご説明いたしますね。

えもん抜きのつけ方

えもん抜きは半衿をつける前に、衿の土台に縫いつけます。

1)襦袢の背中心にえもん抜きの真ん中をあわせ、えもん抜きのカーブを衿にまっすぐ沿うように縫いつける。

2)最初の一目は返し縫いをし、あとはざくざくと縫い止める。

以上です。上に半衿をかけてお使いください。一度縫いつければ、そのまま外さずにつけたままでお使いいただけます。

わかりやすい動画もご覧ください。3分58秒です。

たかはし式えもん抜きのつけ方

えもん抜きがついたら、もうひとつやることがあります。それが紐の位置の調整です。えもんを抜きたいところまで抜いたときに、ついている紐がウエストより下にきていたら、それをウエストの一番細い位置より2,3センチ上にくるように調整する必要があります。

ウエストよりも紐の位置が下だと、えもんを引き下げる力がかからなくなるからです。

調整は、紐より上のえもん抜きの布をつまんで縫って短くします。ぐしぬいでOKです。

もう一度こちらの動画の最初からご覧ください。

たかはし式えもん抜きの調整

えもん抜きの幅が広いと、しっかりと引ける、摩擦で止まる、えもんがU字型にひろく自然に抜けるという利点があります。えもんが詰まるとお悩みの方に、一日きれいにえもんをキープしてくれるたかはしきもの工房の「えもん抜き」、おすすめいたします!


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