なんで”お太鼓”って言うの?【きもの初心者必見】

新人がびっくりしたこと

こんにちは!きもの初心者・たかはし2年目へと突入した渡部です。
新社屋に引っ越しをして、早いもので2カ月が経とうとしています・・
改めて目にする商品の多さにビックリしΣ(・□・;)、キチンと片付けが出来ない事を女将に怒られ(苦笑)、今まで数歩行けば手にできた商品を、少し離れた倉庫にダッシュで取りに行く!!なんて毎日を過ごしていたら、あっという間に過ぎていきました。

最近やっと少しずつ落ち着きを取り戻し、周りの木々や鳥の声に癒されながら「いい場所だなぁ~(*´ω`)」と山風に吹かれる日を送るようになりました。
皆さんにも是非!!お越しいただきたいです!
ほんっとに気持ちの良い場所ですから♪

さてさて本題に入りますと、今回の私のお題は「お太鼓」についてです。
毎度毎度、惜しみなく恥をさらしておりますが(;^ω^)
このお仕事をするまで、『お太鼓』という呼び名を知りませんでした(*ノωノ)
入社して先輩方が「今日のお太鼓はいつもより小さかったわぁ」とか「ちょっとお太鼓グズグズ・・」なんて会話を耳にすると、「・・・オタイコ・・?」「ドコ??」ってな感じでした(;^ω^)
『着物』と結びつかないような『お太鼓』なるもの。
一体いつからそう呼ばれ、なぜその呼び名なのでしょうか?

意外にも「お太鼓」の歴史は浅かった

分からない事は、とりあえず「ググる」!←どうやらこの言葉も最近あまり使わないようですが(笑)( *´艸`)
調べてみると、意外にも「お太鼓」の歴史は浅いのだなぁと思いました。

江戸時代後期に、‘亀戸天神’という太鼓橋の完成記念のお祭りの時の事だそうです。
芸者さんが帯の後ろを持ち上げて、それが落ちてこないよう紐で留め、太鼓橋を渡ったのだとか。その時の結び方が太鼓橋に似ていて「お太鼓結び」と呼ばれるようになったそうです。

芸者さんから一般の女性の間に広まったのは明治になってからとの事だったので、それを聞くとナルホド!と思う事がありました。
きもの屋さんにお勤めするようになってから、時代劇などで町娘なんかが着物を着ていると、どんな着物でどんな帯締めてるんだろう(゜o゜)と興味本位で観察していましたが、

言われてみると確かに!「お太鼓結び」はいなかった気がする~!!
そういう理由だったのか!

江戸後期に登場し、現代まで続く「お太鼓結び」は、帯締めや帯揚などを使って帯が体にフィットする事や、型崩れが比較的少なかった事などの利点から愛用する方が多いのではないかとの事でした。

“一重”と”二重”

『太鼓』について見ていると、「へぇ~」というものがありました。
留袖や訪問着など、正装用の着物に合わせられる事の多い『二重太鼓』ですが、これは“おめでたい事が重なるように”との事で、これは私も知っておりましたが、驚いたのは『一重太鼓』の方でした。

不幸があった時に「悪いことが重ならないように」

との意味があるとの事。
「なるほど~・・物事にはなんでも意味があるんだなぁ」とつくづく感心☆彡
きものの世界のこういう【意味】をいろいろ調べていくのもおもしろいかもしれませんねっ!今後のネタになるかな 笑
先のブログで申し上げておりましたが、きもの初心者・私、渡部も日々の先輩方のご指導もあり、当初の頃よりだいぶお太鼓結びもキレイに出来るようになって参りました(*^^)v
それでもまだ、お太鼓が斜めになっていたり(笑)
「たれ」までもが右肩上がりになっていたりする事があるので、満を持して!これぞ!!というお太鼓結びが出来るようになったら、このブログ上にて皆様に見て頂きたいと思っております。

最後に

そんな私でありますから、一重太鼓が精いっぱいで、まだちょっとアレンジ結びに手を出すには恐れ多いかな~とは思いつつも、いつかは女将が以前YouTubeでご紹介したような、粋さ全開の『銀座結び』なんかに挑戦できたらな~☆彡と思っております。
当店のお客様でも、女将の銀座結びをマスターしてからは、「かんたーん♪」と何度か銀座結びでご来店下さった方もいらっしゃいました。
その姿がなんとも粋で(*´ω`)
「いいなぁ~あんな感じでその日の気分とかで帯で遊べたら、きっといっぱい楽しいんだろうなぁ」
と羨望のまなざしを送ったのでした。

それよりまずは「一重太鼓」をキチっと結ぶ!!
ここからです(‘ω’)ノ
動画見て勉強します!

今回もお付き合い頂き、ありがとうございました。

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