収納はどうしたらいい?〜気をつけること編〜【きもの初心者必見】

新人ブログ

こんにちは。きもの初心者&たかはし新入社員の藤田です。

4月に実店舗の新装OPEN企画展がありました。
そこでついに…桐タンスを購入したのです!
今まで、母親の着物タンスに入れてもらっていたり、押し入れにそのまま置いていたり…
このままでは着物が可哀想ですし、これからも着物を増やしていきたいと考えたときに収納は必須という事で、思い切りました。

ただ、正直どう収納していいのか、今の私の収納は大丈夫なのか、知識がないので判断できません。
なので今回は収納について知識を身につけていきたいと思います!\\\\٩( ‘ω’ )و ////

そもそも何で桐タンスがいいの?

よく分からないまま、桐タンスがいいって聞くから選んだのが正直です。笑
でも、それでは宝の持ち腐れ。しっかり勉強して活かしていきたいと思います。

①吸湿性・放湿性

着物の保管をするときに天敵となるのが湿気ですよね。
桐のタンスはその湿気を放湿してくれる効果があるようで、大切な着物を湿気から守るのに適していますね!

②防虫効果

もう一つの天敵は虫喰い。。。
他の木材の多くは酸性で、虫たちは酸性を好んで住み着くのだとか。
一方、桐はアルカリ性で虫が寄せ付けにくいとのことです。

ただし、桐タンスを作る際の接着剤として米糊が使用されている場合は、そのでんぷん質を好む虫がいるので、全く寄せ付けないと言うわけではないので気をつける必要があります。

絹と〇〇は一緒にしない!

最近、知った事実で、絹の着物って基本的には虫を寄せ付けないのだとか。
調べてみたのですがこれだ!と言う理由が見つからず…
予想は、虫が作っているから寄らないのではと予想します。
ご存知の方がいらっしゃったら、ぜひ教えてください。

と、言うことで、絹の着物は湿気を主に気をつければ良さそうですね!

でも、気をつけなければ、せっかくのその効果を台無しにしてしまいます。

それは、

他の素材の着物と絹の着物を一緒にしまわない

です。

例えば、ウール素材の着物と一緒にしてしまうと、
そのウールの着物についていた虫が、ついでに絹も食べてしまうのだとか…

せっかくの防虫なのに、勿体無いですよね。

なので、普段着る着物や絹以外の着物と、大切な着物は別々に保管を心がけるのが良さそうです。

湿気・防虫対策グッズ

たとう紙

湿気対策として、たとう紙があります。
従来のたとう紙の多くは、洋紙です。
洋紙は接着剤として糊(のり)を使用しますが、それは湿気や虫を呼びやすく、 本来きものを包むには適していません。
たかはしきもの工房で販売しているたとう紙は和紙でできてます。さらに強度、調湿性を増すために「麻」を混入させる製法で作りました。

呉服安心 漢方敷

本ウコン和紙のたんす敷です。
沖縄産の本ウコンを出雲和紙に漉き込んでいます。
これ一枚で、防カビ・除湿・脱臭・抗菌・防虫と保管の悩みを解決できる嬉しい商品です。
無臭で、半永久的に使えます。

聖香

防虫・防湿効果があります。
天然の防虫グッズを使用するのがおすすめで、この聖香は天然の木香を主原料に精製された、防湿・防虫の効能を持った衣裳香です。

そうび

防虫・防カビ・調湿・除臭の効果があります。
無臭で、着物に臭いがつかないのが特徴です。
また、大切なきものを変色・変質させにくいとのこと。

折り目を防ぐ

収納するにはたたむ必要がありますよね。
そのたたみ方でシワの軽減になるので、気をつけたいポイントです。

たたむ際も、普段着ないような訪問着などはタンスにしまっている時間が長くなり折り目がつきやすくなります。
その際に役立つのが”きもの枕”です。
細長いクッションで、折り目になる部分に挟むことで防ぐことができます。

たたみ方については、別の新人が紹介する予定なので、ぜひご覧くださいませ♪

陰干しで予防とチェック

ずっとタンスに仕舞いっぱなしだと、例え桐タンスを使っていても防ぎきれない場合もあるかと思います。
そのため、年に3回ほど着物を出して、陰干しするのがおすすめだそうです!

そうすることで、虫喰いの防止はもちろん、カビ防止にもなります。
また干すときに痛んでないかなどもチェックできるので、ひどくなる前に対処が可能になります。

おすすめの時期は下記のようです。

土用干し 梅雨明け7月下旬頃~8月頃
虫干し 10月頃~11月頃
寒干し 1月下旬頃~2月頃

前提として、直射日光が当たらないようにすることと、晴れの日が続いた時が良さそうです。
時間帯としては湿気が少ないお昼くらいが良いかと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回紹介した気をつける点の全て、洋服にも言えることです。着物になると深く考えすぎているなと反省します…
確かに着物は安くないですし、お手入れが大変な部分もあるので、慎重に成らざるを得ないかと思います。

ですが、せっかく綺麗な着物を手に入れたのに、保管方法で台無しにするのは避けたいですよね。
普段から気をつけていれば防げることもたくさんあるので気をつけて行きます!

今回は保管の基本編という感じでした。
まだ小物や肌着類は桐タンスじゃなくても良さそうだけど、どうしたらいいのかなど分かっていないので、次回自分担当の時、紹介していきたいと思います!

最後までご覧いただきありがとうございました。
次回もぜひご覧くださいませ♪

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